Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘

2012-06-07 08:34:09 | 読書
水木 悦子 赤塚 りえ子 手塚 るみ子著 文春文庫 (2012/05/10)

マンガ家の娘たちの鼎談.単行本は朝ドラ「ゲゲゲの女房」放映当時に出版されたと思う.立ち読みしたとき面白かったので,文庫化を機に購入.

著者たちによる まえがき・あとがきに加え,なかがきもある構成.編集の3人の顔を立てる苦労がしのばれる.
いちばんよくしゃべるのがるみ子さんで,赤塚富士夫にホテルにナンパされそうになった話もばらしている.このなかでは手塚治虫がいちばん常識的に思えるが,それでも 倒産直後の 7 人の家族旅行のために大型バスをチャーターしたりして,かなり変である.赤塚家の日常は赤塚マンガそのものにはちゃめちゃで,りえ子さんはどこの家庭も同じようなものと思っていたらしい.水木家は,朝ドラで見ていたせいか,あまり違和感がない.でも水木しげる氏は3人の中ではいちばんつかみどころがない感じ.

家庭での父親像もさることながら,著者 3 人ともが経営者的な立場で携わっているらしい 父親関連企業の話に興味があった.水木プロだけが家内工業的で,水木しげる氏が人見知りをするためなんだそうだ.
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