横山裕道「3.11学 - 地震と原発そして温暖化」古今書院( 2012/03)
著者とは大学時代に同じ「放射化学」という研究室に在籍した.修士課程修了後毎日新聞記者.現在は淑徳大学客員教授だそうだが,実は何十年もお会いしていない.
地震・原発・温暖化という科学よりのタイトルだが,科学者が狭い視野で書いた本と異なり,津波が日本社会に与えた影響から始まって,いろいろな話題が網羅的に,しかもバランスよく記述されている.スタンスは原発反対だが,声高という印象はない.
特に新しいことが書いてあるとは思わないが,3.11 に対する考えを整理するには良い本.
自分で本を書いて初めて関心が向いたらしいこと 2 点.
1 記述の順序がよく,文章がうまい.
2 でも,あまり売れそうもない,
著者とは大学時代に同じ「放射化学」という研究室に在籍した.修士課程修了後毎日新聞記者.現在は淑徳大学客員教授だそうだが,実は何十年もお会いしていない.
地震・原発・温暖化という科学よりのタイトルだが,科学者が狭い視野で書いた本と異なり,津波が日本社会に与えた影響から始まって,いろいろな話題が網羅的に,しかもバランスよく記述されている.スタンスは原発反対だが,声高という印象はない.
特に新しいことが書いてあるとは思わないが,3.11 に対する考えを整理するには良い本.
自分で本を書いて初めて関心が向いたらしいこと 2 点.
1 記述の順序がよく,文章がうまい.
2 でも,あまり売れそうもない,