ダヴィド フェンキノス 著, 中島 さおり 訳.早川書房(2012/06).
図書館の青少年向け新着の棚にあったが,中身は大人向き.フランスでは 2011 年ポケット版ベストセラー no.1 だそうだ.
きれいで仕事もできるヒロインの,やはりかっこいい夫が交通事故で突如他界.彼女が部屋に入ってきた さえない部下に刹那的にキスしてしまう.さて成り行きは... というストーリー.
とても軽い.フランスの小説ってこういうのか,というのが感想.ベートーベンはきらいだがサティは好き,という人向き.
ところどころに本筋と関係ありそうもないデータが挟み込まれている.
上司がヒロインを口説いて相手に指摘され,やっと自分にオクさんがいることを思い出すくだりがよい.
原題 La delicatesse (デリカシー).
訳者によるあとがきがよく書けていて,あまりここに書くことがない.日本語の訳文もいい.きっと原文も良いんだろう.
図書館の青少年向け新着の棚にあったが,中身は大人向き.フランスでは 2011 年ポケット版ベストセラー no.1 だそうだ.
きれいで仕事もできるヒロインの,やはりかっこいい夫が交通事故で突如他界.彼女が部屋に入ってきた さえない部下に刹那的にキスしてしまう.さて成り行きは... というストーリー.
とても軽い.フランスの小説ってこういうのか,というのが感想.ベートーベンはきらいだがサティは好き,という人向き.
ところどころに本筋と関係ありそうもないデータが挟み込まれている.
上司がヒロインを口説いて相手に指摘され,やっと自分にオクさんがいることを思い出すくだりがよい.
原題 La delicatesse (デリカシー).
訳者によるあとがきがよく書けていて,あまりここに書くことがない.日本語の訳文もいい.きっと原文も良いんだろう.