我が高校時代はアメリカ文化は憧れの象徴で,ラジオから流れてくるアメリカの歌を必死に真似たものだ.学友あるいは楽友(特に異性の)の影響が大きかったかもしれない.
この White Christmas では
the treetops glisten and children listen
が韻を踏んでいるとか,
children listen to hear sleigh bells in the snow
が hear と listen to の違いを表しているとか(鈴の音が聞こえないかと耳をすます,というところだろうか)を話題にして,偉くなった気になった
1954年の映画「ホワイト・クリスマス」は雪が降ってくるラストシーンだけをなんとなく覚えているが,ビング・クロスビーのこの歌が映画に使われたのは1942年の Holiday Inn が最初で,Youtube にそのシーンがあった.女優さんの歌は吹き替えだそうだ.
ホワイト・クリスマスは1940年の曲だが,ザ・クリスマス・ソングも1944年と同じ時代の曲.ナット・キング・コールの録音で有名になったが,彼は
every mother's child is gonna spy to see if reindeer really know how to fly
の reindeer を reindeers と歌ってしまったので,後日録音を最初からやり直したと,メル・トーメがどこかに書いていた.deer は単複同形だから,reindeer もそうなるんです,と.