
プロの演奏を公民館 (ではないのかな?) で聴けるのは幸せ.
フランシス・プーランク「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」,モーリス・ラヴェル「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番ト長調」.後半は ヘンリク・ヴィエニャフスキ「華麗なるポロネーズ第1番ニ長調作品4」,セザール・フランク「ピアノとヴァイオリンのためのソナタイ長調」.アンコールはジュール・マスネ「タイスの瞑想曲」とフリッツ・クライスラーの「愛の悲しみ」の2曲.
ヴィエニャフスキだけ異質な感じはあったが,そのかわりプログラムにめりはりがついたようだ.
休憩直後にインタビューがあった.21 年前ペラシー氏の伴奏のトラを藤野さんがつとめたという「偶然」からコンビが始まったそうだ.ペラシー氏は英語ができないと言っていたが,そのくせ英語の発音は良かった.
そもそもクラシックをじっと座って聴いたのは十何年ぶりなので,演奏について云々できない.でも寝入ることもなく耳をすまして聞いたということは,自分にとっていい音楽だったんだろう.はじめのうち,ヴァイオリンとピアノの音量のバランスが悪いように感じたが,いつの間にか気にならなくなった,
配布されたプログラムに「楽章間での拍手は誠に恐縮ですがご遠慮ください」とあった.感動したらいつでも態度に表して構わないと思うが... まぁあえて拍手したくなるほどのことはなかったが.