上原ひろみとの共演とか,「ユリイカ」の特集とかで話題だが,これは 1976 年 21 歳の第2作目のアルバムだと思う.
声が若いし,ピアノも跳ねている.それ以外は今と変わらない.百になってもこの調子だろう.
当時は「まちぼうけ」「あわてどこや」などを喜んで聴いていた.
「君が代」は,純粋に皆んなが知っているこの曲をどう料理しようという,興味の対象だったのだろう.(動画ではこれに続く)「達者でナ」と (1枚目の LP の)「丘を越えて」が彼女を有名にしたのだが,この2曲は君が代と違って,ほとんど忘れられてしまった.
君が代は,否も応も無くスタンダード化しているが,ふつうは演る気にはならないだろうな.