蘇生拒否宣言

テレビが蘇生拒否について喋っていた．
心肺停止になったら，そのまま死なせてほしいと思っていても，コトは簡単に運ばない．当人に口なしだ．
そこで自分の意志をいやでも目にしてもらえる方法として思いついたのが刺青・タトゥーある．

しかし「蘇生拒否」をググったら，すでにアメリカに先達があった．
この記事を抜粋すると「医師は道徳的にも法的にも、蘇生措置を行うかどうかについて患者の意思を尊重する義務がある。ただしその意思は、公的な文書に署名することで表明するのが一般的だ。しかしタトゥーに法的な拘束力はなく、普通は意思表示手段としてはあいまい過ぎる。」ということらしい．
しかし「この男性のケースでは、タトゥーは本人の真の意思を表していると倫理コンサルタントが推察し、タトゥーの言葉を尊重すべきと判断した。フロリダ州衛生局の記録から、男性の意思を裏付ける書面も見つかった。」とのこと．
タトゥーがなかったら，まず蘇生措置，次に衛生局の書類探しということになっただろう．そのころ彼は植物人間になっていたかもしれない．

日本の刺青となると，いかにも痛そうで，どこで入れてもらえるのかもわからない．こうしたタトゥーをしかるべき病院で，保険でいれてくれないかな...