Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

明治銀座異変

2018-09-27 08:22:42 | 読書
滝沢 志郎,文藝春秋 (2018/9).明治も銀座も好きなので,図書館で借用した.

Amazon の内容(「BOOK」データベースより)*****
明治十六年、銀座の煉瓦街で、鉄道馬車の馭者が何者かに狙撃され、「青い眼の子…」との言葉を遺して逝った。この意味するところは何なのか? 敏腕記者・片桐が幼い“相棒”と、事件の深淵に迫る―。*****

著者は昨年『明治乙女物語』で松本清張賞を受賞したそうだが,この作品に社会性は希薄.エンタメとしては水準作.ミステリとしては微妙.
有名人,山川(大山)捨松も登場.その兄で,後の物理学者で東大総長の山川健次郎もちょっと顔を出す.彼は 17 歳まで掛け算もできなかったんだそうだ.
ときどき珈琲.敏腕記者と,幼い相棒・男装少女ナオちゃんと捨松が,誰それが淹れたほうが美味いとか,湯が熱すぎたとか.

以下ネタバレ
狙撃犯がナオちゃんの父親でなくてよかった.
動機が DV だったとは !
☆☆★
コメント
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reading

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