Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

本がバラバラに分解

2019-01-20 10:44:33 | 読書
Saki の短編集.1976 年,イギリスの Pan Books, PICADOR fiction の一冊.

高校時代に英語の先生が,小説くらい原語で読みなさいとのたまったのを覚えているが,実際に読むことを覚えたのはアメリカから帰ってからだった.根気がないので,短編集に手が出た.結末の意外性という共通点はあるが,O. Henry はセンチメンタル,Saki はシニカル.かって買った洋書でまだ本棚に残っていたのは Saki だった.

引越し以来初めて手にとって開いてみたら,バリッと音がしてペーパーバックの糊がはがれてしまった.パラパラしようとしたらバラバラになりそう.紙は見事に黄色に変色.
自己流に修理することも考えないでもなかったが,もはや明らかに原語で読む根気はないので,断捨離の対象とした.

短編そのものを楽しむべく

 河田 智雄 訳「サキ傑作集」岩波文庫 (1981/11)

を購入.ここのぼく的ベストは「人形の一生」だが,PICADOR 版には入っていない.

しかしどの短編も同工異曲と感じるようになってしまった.歳を重ねると小説を読んでもハラハラドキドキできなくなり,一日が短い (...というようなことを,チコちゃんが言っていた).
コメント
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