Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

時をかける少女

2020-06-09 08:53:33 | エトセト等
1983 年の映画を BS で.大林宣彦作品は初めてかもしれないのに,あちこちのシーンに既視感があった.

Wikipedia によれば,筒井康隆のヤングアダルト向け原作は,学習研究社の学年誌『中学三年コース』1965年11月号から『高1コース』1966年5月号に7回にかけて連載されたと言う.ふたつの雑誌を股にかけての連載というのは,出版社の戦略としても,すごい.当時 SF に入れ込んでいたので,この小説もあらすじくらいは知っていた.「時をかける...」と言っても,1日だけのことだし,SF 的種明かしもありふれていると,馬鹿にした.

映像化されること,今まで9回だそうだ.
ここでは 30 年前の尾道が,今の尾道の「あそこ」とわかる場所もあって,なぜか懐かしい.公開時のポスターではほとんど魅力を感じなかった原田知世が,とても可愛い.こういうことが,歳をとるということなんだろうか.

映画では岸部一徳先生も根岸季枝先生も,理科の先生ではないらしいのが,ちょっとへん.当時 74 歳の上原健は今の加山雄三よりずっと上品.入江たか子は当時すでに植え付けられていた化け猫のイメージとあまりかけ離れなかった.

公開時に映画を見たいとは思わなかったが,主題歌はじゅうぶん意識した.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg