Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

AI 政府

2021-08-28 09:08:35 | エトセト等
半世紀も前に書かれた,SF 西遊記の「悪役人の星の巻」だが,マイナンバーカードが管理する AI 政府を思わせる.負荷が大きすぎて政府役を担う情報処理装置が自壊していく.しかし星の住民はそれを認識できない.この章は著者・石川英輔の創作だろう.

コロナ禍のもとで菅政権が自壊しつつある.負荷が大きすぎるというより,自分達に都合の良いように状況を判断して政策を決めてきたのが原因だ.AI行政なら,こんなことはありえない...と思ってググったら,日経新聞サイトに「AI政治がやって来る 論説フェロー 芹川 洋一 - 改革の手段となるか」という記事があったが,有料だった.

無料記事では MONEY VOICE に「地球から政治家が消える?欧州で「人工知能」に政治を任せる動きが拡大中=浜田和幸」.サブタイトルは「スペインで「近い将来なくなる職業」首位は政治家。日本も不要?」.見出しをひろうと,「もう政治家はいらない」「人間の政治家は役立たず?」「ノルウェーで「AI政治」がスタートしている」「いつまで政治家稼業が存続するのか」と,威勢が良い.
著者は国際政治経済学者,前参議院議員だそうだ.

トップ画像は 2019/6/12 の朝日新聞デジタル「AIが予想する長野の未来2万通り 最善のシナリオは?」より.比較的真面目な記事らしいが,有料.

コロナ対応のようにある程度目的をクリアに設定できるときの政策決定は AI 向きだ.しかし多くの場合は,だれが「評価関数」を AI に与えるかが問題だろう.
16 トンもこのテーマで2年前にブログに書いている
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