Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ビートルズとは何だったのか

2014-07-30 07:34:39 | 読書
佐藤良明、みすず書房 (2006/02).

最初に
「これから3回の授業でビートルズを扱っていはます.今日が世界史、次回が音楽、最終回が、たぶん英語の授業となります」
とある (じつは最終回の後半は総集編的).
シリーズ「理想の教室」の一冊.対象は高校生らしい.授業は DVD が随時挿入されたようだ.
良い授業だ.しかし (大学の場合だと) 何でこんな授業に出なければイケナイんだ !? という学生がいるものだが,どうだったんだろう.

著者は 1950 年生まれ.東京大学教授.専門はアメリカ文学.
ビートルズで自分は変わったと言い「この歳にして、この場で、こういうお話をしているのも、66 年のビートルズに吸引されたからです」と続く.1966年のビートルズといえば「リボルバー」である.
「それからあんまり変わってないともいえる」ともおっしゃる.あのとき高校生だった著者は大学教授になり,ビートルズはクラシックになっ (てしまっ) たという見方もできそう.

英語もコード譜も挿入されているのに、文章が縦組みで読みづらい.装幀は無愛想.こうした点を改めて文庫化されては如何?

図書館で借用.
本棚をかき回したら,ウィルフリッド・メラーズ, 柳生 すみまろ訳「ビートルズ音楽学」晶文社 (1984/12) を発掘.読み直してみようか.

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