Sixteen Tones

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癌手術後もうすぐ6年

2021-04-15 09:43:23 | エトセト等
前立腺癌手術後の6年弱を PSA (前立腺特異抗原, prostate-specific antigen) の変化で見ると図のようになる.PSA は癌の活性度の指標であり,横軸は癌摘出手術後の月数.図も以下の文章も3年半前のブログと重複する部分が多いが,この間の変化を要約すると

1 手術後は一挙に PSA が減少.
- しかしその後 PSA が漸増.
2 手術した痕に癌細胞が残っていると想定し,その場所に放射線を照射した.
- しかし PSA は放射線と関係なく順調 !? に増加.
3 ホルモン療法を開始.
- 3ヶ月で PSA は 4.5 から 0.004 に減少.
4 転移は一箇所と思われるので,そこに放射線を集中的に照射.28 ヶ月目からの治療で,骨シンチでみつかった第7胸椎の骨硬化像箇所に放射線を集中的に照射した.あまり経験がない局所照射らしい.
- PSA はグラフでは横ばいだが,実は検出限界 (0.003) 以下に下がった.

癌はおとなしくしているが,これは4の放射線の効果か/3のホルモン療法の成果かはわからない.とにかく生存して術後5年を超えた.

癌再発率については,これもすでにブログに上げたグラフによれば,自分の癌は中間リスクないし高リスクに分類され,術後2年以内のの再発率は10-30%であったが,ここにヒットした.この対策としての2の放射線照射は,いま思えば全くの無駄であった.このためにいまだに排泄が快適ではなく,死ぬまで続きそう.局所照射でもこうなのだから,原爆症は...

2年ほど前に担当医が代わった.前の先生は様子を見てホルモン療法をやめようと言っていたが,今度の先生はずっと続けたいらしい.ホットフラッシュという副作用はずっと続きそうだ.

その後老化は着実に進んでいるが,たぶん癌とは無関係だろう.前立腺癌を経験済みだからと言って別な癌から免れうるわけではない.でもどうなっても,もう積極的な治療はしないつもり.

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