路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【兵庫県】:知事就任時にハラスメント・公益通報研修を 人事委が異例の要請

2024-10-16 18:29:30 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【兵庫県】:知事就任時にハラスメント・公益通報研修を 人事委が異例の要請

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県】:知事就任時にハラスメント・公益通報研修を 人事委が異例の要請

  兵庫県人事委員会は16日、知事や副知事らが就任する際にハラスメントや公益通報者保護法に関する研修を受講するよう県に求めた。斎藤元彦前知事らが内部告発された問題を受けた対応で、異例の要請となった。

<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">兵庫県庁</button>
                    兵庫県庁(朝日新聞)

 ■ 【画像】兵庫知事選の構図ほぼ固まる 相次ぐ立候補表明、斎藤県政の是非問う  

 県人事委は毎年、職員給与に関する勧告とともに人事行政の課題をまとめ、県に報告をしている。  

 要請では「県政の混乱が続いており、県民の信頼回復と職員が自信と誇りをもって職務に邁進(まいしん)できる環境を整える必要がある」としたうえで、ハラスメント研修などによって「法の趣旨や責務を改めて認識することが重要」と指摘した。  

 この問題をめぐっては、県幹部の元西播磨県民局長=7月に死亡=が斎藤氏らの疑惑を記した告発文書を作成し、3月に匿名で県議や報道機関に配布。斎藤氏は側近らに調査を指示し、元県民局長を告発者と特定、停職3カ月の懲戒処分とした。県人事委は公益通報制度の運用についても、「法の趣旨を踏まえ、通報者の保護に十分留意する」ことや、外部窓口の設置など「組織の自浄作用を一層発揮できる体制の構築」を求めた。  

 県は、公益通報を外部の弁護士が受け付ける窓口を年内にも開設する方針を決めている。(島脇健史)

 【関連記事】

 元稿:朝日新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治・兵庫県・人事委員会・知事や副知事らが就任する際にハラスメントや公益通報者保護法に関する研修を受講するよう県に求めた】2024年10月16日  18:29:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選公示】:自民58議席減・自公で過半数割れの衝撃!政治評論家・野上忠興氏が予想【表あり】

2024-10-16 07:15:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選公示】:自民58議席減・自公で過半数割れの衝撃!政治評論家・野上忠興氏が予想【表あり】

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選公示】:自民58議席減・自公で過半数割れの衝撃!政治評論家・野上忠興氏が予想【表あり】

 超短期決戦の“裏金隠し衆院選”は15日公示。27日の投開票に向け、選挙戦に入った。自民党派閥の裏金事件をきっかけに「政治とカネ」への不信感が渦巻く中での選挙だ。言行不一致の二枚舌政権は信任されるのか、非公認・比例重複なしの44人の裏金選挙区の当落は──。本紙連載中の「総選挙全289区当落予想」(5ページ)を担当するなど、選挙予測に定評がある政治評論家・野上忠興氏に現時点での各党の議席数を予想してもらった。自民は58議席減、自公の与党は過半数(233議席)割れの惨敗と出た。

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【野上忠興氏の衆院選議席予想】/(C)日刊ゲンダイ

 ■石破政権で“お灸票”が増える

 石破首相(自民党総裁)は13日、就任後初の街頭演説で、真っ先に公明党の石井代表の選挙区(埼玉14区)に入った。裏金事件の大逆風を受け、解散時まであった自民単独過半数を維持するのは困難な情勢。“公明頼み”で目標に掲げる「自公で過半数」をクリアしたいということだろうが、それも危うい。

 選挙は、小選挙区289、比例代表176、計465議席を争うが、野上氏の議席予想は【別表】の通りだ。自民は解散時から58減の198議席。公明は4減の28議席。自公で計226議席となり、過半数を7議席割り込んだ。裏金非公認で当選の4議席を追加公認したとしても、計230議席で過半数に達しない。石破首相の責任論や選挙後の政権の枠組みを巡って大騒ぎになりそうだ。

 「公認をめぐるゴタゴタで、自民党が裏金事件を反省していないことがあらためて露呈し、自民離れに拍車がかかった。『自民には入れたくない』という“お灸票”が増え、選挙区内で一番勝てそうな野党候補に集まるでしょう」(野上忠興氏)

真っ先に公明党・石井啓一代表(左)の応援に入った石破首相(C)共同通信社

 ◆自民の情勢調査は「最悪のケースで議席減が120超」

 裏金選挙区ついては、非公認候補の当選予想は10人中4人。萩生田光一元政調会長(東京24区)や下村博文元文科相(東京11区)は厳しい。比例重複なし34人は20勝14敗の予想。参院から鞍替え出馬の丸川珠代元五輪相(東京7区)は苦しい戦いだ。

 地域別では、自民は新潟と大阪で全滅、北海道は12区以外全滅の予想。東京も負け越しだ。

 「自民党関係者によれば、党の情勢調査で『最悪のケースでは議席減が120超』と出て、選挙担当者が大慌てしているそうです。重要閣僚の現職大臣も落選危機という驚きの結果でした」(野上忠興氏)

 14日森山幹事長は、裏金前議員が当選したら役職に登用する考えを示唆。これで自民は、さらに議席を減らすんじゃないか。

              ◇  ◇  ◇

  自民党の裏金議員の大半は公認へ。裏金事件の反省の姿勢は全く見られない。●関連記事【もっと読む】:『石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ』は必読だ。

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・2024衆院選】  2024年10月15日  15:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選】:目立ちたがり屋の西村元経産相が一転…裏金非公認でコソコソ「ステルス選挙」徹底のダサダサぶり

2024-10-16 07:15:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選】:目立ちたがり屋の西村元経産相が一転…裏金非公認でコソコソ「ステルス選挙」徹底のダサダサぶり

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選】:目立ちたがり屋の西村元経産相が一転…裏金非公認でコソコソ「ステルス選挙」徹底のダサダサぶり

 「総理になりたい男」とあだ名される自民党屈指の目立ちたがり屋が、よくぞここまで隠密に徹したものだ。15日の衆院選公示を境に、裏金事件で非公認となった旧安倍派「5人衆」の西村康稔元経産相(兵庫9区)が活動解禁。明石駅南口を皮切りに各地で出陣式を行い、支持を呼びかけた。

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 第一声に立った西村康稔元経産相=15日午前、兵庫・明石駅前(C)日刊ゲンダイ

 地元で10日に開いた会見では、8選を狙う選挙戦について「自分自身との闘い。丁寧に説明すること、今回の事案を糧として改革、改善しないといけないこと。そういったことを訴えていきたい」などとカッコイイことを言っていたが、何のことはない。旧安倍派の還流再開をめぐる謀議に加わった疑いも消えない西村氏は、裏金議員と後ろ指をさされる姿を報じられることを嫌がり、ステルス活動を徹底。今年4月に党員資格停止1年を食らって以降の豹変に「ダサい」と揶揄されている。

 「公示前の活動はすべてクローズド。地元メディアの問い合わせにも応じず、こそこそ動き回っていた。何とかして画を撮りたい社は出没しそうな場所に当たりをつけて張り込み、『ニシムラをさがせ!』状態でした」(在阪メディア記者)

 ステルス西村氏が選対本部を構えたのは、明石市役所にほど近い後援会事務所から約1キロ離れた目抜き通り。9月に完成した新築マンションの1階だ。先週末に開設したが、公示前までカーテンを下ろし、内部の様子はうかがい知れなかった。

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カーテンで閉ざされていた西村事務所(C)日刊ゲンダイ

 ◆選挙事務所には胡蝶蘭がわんさか

 「あることないこと報じられるでしょ。余裕がないから本人がナーバスになってるの」(西村陣営関係者)

 捨てる神あれば拾う神あり。近接する兵庫2区で赤羽一嘉前国交相の10選を目指す公明党が票欲しさで西村氏に推薦を出し、沽券は守られつつある。

 「選挙事務所には胡蝶蘭が次々に届けられ、入り口付近を埋め尽くしています」(与党関係者)

 3年前は次点に10万票近く差をつけた西村氏に挑むのはいずれも新人。立憲民主党が橋本慧悟前県議、日本維新の会は元国交官僚の加古貴一郎氏を擁立した。

 橋本氏は昨年、前明石市長の泉房穂氏の後押しで政界入り。泉氏の「一番弟子」と言われているが、表立った支援は期待薄だという。

 「泉さんは選挙が大好きなので血が騒いでいるはずですが、〈特定政党や特定候補の応援に入る予定はない〉と公言された。橋本と並んでマイクを握ってくれたらとは思いますが……」(橋本陣営関係者)

 有権者は都合の悪い時に逃げる男をまた選ぶのか。民意が問われる。

                  ◇  ◇  ◇

 西村氏の販売ノルマを超えたパー券収入のキックバックの額は数十万円程度とされるが、政治資金の使い方はハチャメチャだ。●関連記事【もっと読む】『安倍派「5人衆」西村康稔氏の目をむくバラマキ 2022年「土産代」「差し入れ代」830万円超』で詳報している。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・2024衆院選】  2024年10月15日  15:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選】:“裏金議員”丸川珠代氏が鞍替え出馬でナゾ釈明「自分で口座管理」→「資金の流れに気づけなかった」のいい加減

2024-10-16 07:15:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選】:“裏金議員”丸川珠代氏が鞍替え出馬でナゾ釈明「自分で口座管理」→「資金の流れに気づけなかった」のいい加減

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選】:“裏金議員”丸川珠代氏が鞍替え出馬でナゾ釈明「自分で口座管理」→「資金の流れに気づけなかった」のいい加減

 衆院選が15日公示され、27日の投開票日に向けて12日間にわたる与野党の論戦がスタートした。

 注目は何といっても、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件に関与した「裏金前議員」の動向だが、SNS上で早速、《やっぱりこの人何も反省していない》《この期に及んでもまだ嘘をついているのではないか》といった指摘が出ているのが、参議院議員から衆院東京7区に鞍替え立候補した自民党丸川珠代・元五輪担当相(53)だ。

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    この期に及んでも…(C)日刊ゲンダイ

 丸川氏は政治資金収支報告書の不記載が計822万円あり、党から戒告処分を受けた。今回の出馬にあたっては党の公認は得られたものの、比例代表への重複立候補は認められず、15日付の毎日新聞の報道によると、丸川氏はミニ集会などで裏金事件についてこう説明しているという。

 「不透明な資金の流れに気づくことができなかった。反省している」

 この“釈明”は他の裏金前議員らがそろって口にしていた言葉だ。派閥からキックバックされたカネの処理について秘書に任せていたため、自分は分からなかった、という理屈だ。

 数百万~数千万円にも上る巨額なカネの流れについて、常識的に考えれば議員本人が知らないはずがないのだが、それはともかく、丸川氏の説明には不可解な点があるのは間違いない。裏金について丸川氏は2月1日、自民党本部で記者団にこう言っていたからだ。

 「派閥からノルマ超過分は持ってこなくていいと言われた。資金は(自分の)口座で管理していた」

 カネは自分の口座で管理していた、とハッキリ言っていたわけで、「気づくことができなかった」ではつじつまが合わない。

 丸川氏の裏金は、派閥からキックバックされたカネをため込んでいた事案とは異なり、「中抜き」(売上のノルマ超過分を議員側が最初から派閥に入金せず留保)と呼ばれるケースだ。

 元検事の郷原信郎弁護士(69)は、裏金について<「収支報告書に記載しない」との前提で議員側にわたったものであり、議員個人に帰属するもの。それは、政治家個人への違法寄附(政治資金規正法21条の2第1項違反)又は個人所得>と指摘した上で、丸川氏が「資金は(自分の)口座で管理していた」と説明したことに対し、<資金が個人に帰属するものと認識していたことを認めているに等しい>と断じていた。

  丸川氏は個人所得と認識しながら納税していなかった確信犯の可能性があったわけで、「気づくことができなかった」との説明がどれほどいい加減なものかが分かる。

 丸川氏は参院議員時代、他党の議員を「愚か者」呼ばわりするなど、その汚いヤジが度々、問題視された。女性自身(光文社)が行った「絶対に当選してほしくない裏金議員」に関するアンケート調査でも、堂々の3位に選ばれたが、本当の愚か者は誰だったのかについて気づく日が迫っている。

                  ◇  ◇  ◇

 いよいよ始まった裏金総選挙●関連記事【もっと読む】《裏金議員の非公認は「差別」に当たるのか?《影の総理》自民・森山幹事長の仰天発言が大荒れ》、【さらに読む】《衆院選公、自民裏金前議員の当落めぐり改めて問われる有権者の責任と民度》を取り上げている。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・2024衆院選】  2024年10月15日  15:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選】:裏金議員の非公認は「差別」に当たるのか?《影の総理》自民・森山幹事長の仰天発言が大荒れ

2024-10-16 07:15:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選】:裏金議員の非公認は「差別」に当たるのか?《影の総理》自民・森山幹事長の仰天発言が大荒れ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選】:裏金議員の非公認は「差別」に当たるのか?《影の総理》自民・森山幹事長の仰天発言が大荒れ

 裏金議員に対する批判や総選挙で非公認とする扱いは「差別」に当たるのか。

 自民党森山裕幹事長(79)が14日に党本部で行われた報道各社のインタビューで、裏金議員が選挙で勝利した場合の役職登用について問われ、こう答えていた。

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       「影の総理」気取り?(C)日刊ゲンダイ

「選挙を経るということは国民の信任を受けたということ。ここであまり差別が続いてはいけないと思う。(石破茂)総理が言われた通りの人事をやっていくということだと思う」

 長期間に渡って組織的、常習的に違法、脱法の裏金作りに励んできた悪辣前議員は誰一人としていまだに何の動きもなく、罪も償っていない。これでは厳しい声が出るのは当たり前で、この動きが「差別」に当たるとは考えにくい。

 「差別」に対する森山氏の人権意識がそれほど高いのであれば、その考えを向けるべき相手は同僚議員だった自民党の杉田水脈・前衆院議員(57)だろう。アイヌと在日コリアンを侮辱した投稿で、2023年に札幌、大阪両法務局から人権侵犯と認定されたほか、SNSで差別的な投稿を繰り返し、識者らが国会内で開いた会見では「(杉田氏は)人権侵害の常習犯。議員になる資格はない」と断罪されていた。

 ■人権侵犯を認定された杉田水脈氏より裏金議員を糾弾する行為が深刻?

 森山氏にとって、公的機関から人権侵犯を認定された杉田氏よりも、裏金議員を糾弾する行為の方が深刻な問題と受け止めているのか。

 2017年から歴代最長となる4年の国会対策委員長を務め、菅政権下では「(当時の)二階幹事長に継ぐ実力者」と言われた森山氏。裏金議員の全員公認を言い出し、石破茂首相(67=党総裁)が当初描いていた、衆参両院で予算委員会を開いてから解散、総選挙--というシナリオを蹴飛ばし、早期解散を強く進言したのも森山氏だったと言われる。

 政治部記者の間では「温和な表情で本音をなかなか見せないが、かなりのクセ者」といった声がもっぱらだ。SNS上でもこんな声が出ている。

  《仮に当選できたからと言って裏金議員の問題が終わったわけじゃない。説明も納税もしていないのに役職云々ではない》

  《裏金議員の扱いを厳しく求めることは差別?しているのか。いけないのは国民なのか?》

 《メディアで「森山内閣」と書かれていたが、二階氏が引退した今、影の総理・森山幹事長は「次は俺の時代」と思っているのかも》

 裏金問題は、総選挙後も終わらないことは間違いないのだ。

              ◇  ◇  ◇ 

 衆院選が15日公示され、裏金前議員の扱いが注目される。●関連記事【もっと読む】《衆院選公示、自民裏金前議員の当落めぐり改めて問われる有権者の責任と民度》【さらに読む】《裏金議員ら《非公認=二重処罰》主張の呆れたご都合主義…改憲主張から一転「憲法を守れ」の身勝手》などを取り上げている。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・2024衆院選】  2024年10月15日  12:25:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選公示】:自民裏金前議員の当落めぐり改めて問われる有権者の責任と民度

2024-10-16 07:15:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選公示】:自民裏金前議員の当落めぐり改めて問われる有権者の責任と民度

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選公示】:自民裏金前議員の当落めぐり改めて問われる有権者の責任と民度

 第50回衆院選が15日公示され、27日の投開票に向けて12日間の選挙戦に入る。

 小選挙区(289議席)と比例代表(176議席)の計465議席に対し、約1300人が立候補する見通しだ。

 石破茂首相(67)が「納得と共感の政治」を掲げた今回の衆院選だが、注目はやはり、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金作りに関与していた前議員の当落だろう。

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        大半を公認に…(C)日刊ゲンダイ

 一部報道では裏金前議員らはそろって「反省している」「まさか非公認になるとは」「一から出直しだ」などと支持者らに訴えているらしいが、ネット上では批判的な意見が少なくない。

 《裏金を何に使ったか説明できない議員が、反省している訳ないだろう!》

 《一から出直し、じゃなくて重加算税を含めてきちんと納税し、政治家を辞めてください》

 長期間にわたって組織的、常習的に裏金を作り、国会はもちろん、いまだに公の場で誰一人として真相を明らかにしていない裏金事件。関与した前議員らに対する辛辣な意見はどれも真っ当だろう。

 驚くのは、こうした違法・脱法行為に手を染めた前議員らについて、「地元のために汗をかいてくれた」「何が何でも落選させることはできない」などと容認し、支える声が出ているという報道だ。

 ■裏金議員が当選すれば、必ず「禊が済んだ」と言い出す

 「地元のために汗をかく」という、いわば利益誘導とも受け取られかねない危うい言葉だが、国会議員は国家、国民のために選出されているのであり、市議や県議のような地域限定の立場ではない。さらに言えば、自分たちの懐さえ潤えば、国会議員がたとえ犯罪に等しい行為に加担したとしても目をつむるのか。これぞ「ザ・反社会的集団」の発想そのものではないか。

 裏金議員が仮に今選挙で当選すれば、必ず「禊が済んだ」と言い出すのは間違いない。そうして何事もなかったかの如く、また新たな違法・脱法手口を捻り出して悪事を働く可能性があるだろう。国民には重税を求め、自分たちはせっせと裏金作り。そんな人物を再び国会議員に選ぶのか。法を犯しても平然としている政治家に国を任せていいのか。

 《裏金議員の命運は有権者に委ねられる。私たちには、彼らを落選させる責任があるということだ。》

 元通産・経産官僚の古賀茂明氏(69)が自身のSNSにこう投稿していた通り、今選挙であらためて問われているのは有権者の責任、民度だろう。「民度」とは「国民や住民の生活程度。経済力や文明の進歩の程度」を表す(デジタル大辞泉より)。まさに一票を投じる各選挙区の有権者の「文明の程度」が分かることになる。

               ◇  ◇  ◇

 大半が公認となった自民党の裏金議員のメンメン。●関連記事【もっと読む】《石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ》【さらに読む】《公明党が裏金議員を“続々推薦”で救いの手…やっぱり自民と「同じ穴のムジナ」》を取り上げている。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・政局・選挙・自民党・2024衆院選・裏金議員】  2024年10月15日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選】:維新大ピンチ!馬場&吉村コンビでも「動員力」ガタ落ち…街頭演説は聴衆わずか10人の“激寒”

2024-10-16 07:14:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選】:維新大ピンチ!馬場&吉村コンビでも「動員力」ガタ落ち…街頭演説は聴衆わずか10人の“激寒

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選】:維新大ピンチ!馬場&吉村コンビでも「動員力」ガタ落ち…街頭演説は聴衆わずか10人の“激寒

 あの「ゆ党」の選挙現場に、一足早い冬が訪れているようだ。

 27日投開票の衆院選が15日、公示された。それに先駆け、日本維新の会の候補が14日、都内で街宣。馬場代表が応援に入ったのだが、現地の空気は“激寒”と言うしかない状況だった。

 馬場氏が駆け付けたのは、東京メトロ南千住駅近くの商業施設。候補者は東京29区から出馬した海老沢由紀・元大阪市議だ。3連休最終日の昼下がり、多くの買い物客が行きかったが、街宣車の上から馬場氏が「海老沢さんをお願い致します!」と訴えても、足を止める人はほぼ皆無。聴衆は10人程度で、陣営スタッフの方が多かった。費用膨張の大阪・関西万博、兵庫県の斎藤前知事の問題で党勢がボロボロとはいえ、あまりにお寒い。その点を馬場氏に聞くとこう言った。

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海老沢由紀候補の応援演説をする日本維新の会・馬場伸幸代表(C)日刊ゲンダイ

 「まあ、こんなもんやろ。3連休で地域に人もおらへんし、よそから来た人がいっぱいで、あんま人は集まらへん。そもそも、(維新は)動員とかもせんからね」

 「そんなバカな」と言うのはある維新関係者だ。

 「馬場さんら役員クラスが応援に入る場合、維新関係者はシャカリキに人を集めまくるのが常です。動員しないなどあり得ない。もう、維新には動員する力も気力も残っていないのでしょう」

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激寒…(C)日刊ゲンダイ

 ◆吉村氏の動員力も低下

 29区には、立憲元職の木村剛司氏、公明党の岡本三成政調会長らが立つ。海老沢氏は早くも諦めムードということか。

  「29区は捨てたのでしょう。13日に若者にも人気の吉村府知事が今回の選挙戦で初めて東京入りしたのですが、向かった先は赤羽、新宿、渋谷でした。それぞれ、阿部司前衆院議員、音喜多駿前参院議員、小野泰輔前衆院議員の選挙区です。情勢調査の結果、当選可能性があるのは3人だけと判断し、29区を重点区から外したともっぱらです」(同前)

 ところが、“客寄せパンダ”の吉村氏の動員力も低下しているようだ。

 「赤羽で集まった聴衆は約300人とまずまずでしたが、新宿は駅前にもかかわらず100人程度。渋谷も駅近くなのに約200人でした。かつて吉村さんの街宣は、聴衆1000人なんてこともザラでした。党内では『さすがにヤバい』と危機感が高まっています」(前出とは別の維新関係者)

 馬場氏の「まあ、こんなもんやろ」という言葉は、維新の現状をよく表しているのかもしれない。

                 ◇  ◇  ◇

 衆院選(10月15日公示、27日投開票)に向け、日本維新の会はCMや広告を駆使し、空中戦を展開している。しかし、SNSでは不評のようで……。●関連記事【もっと読む】『維新が「政治とカネ」争点の衆院選に金満空中戦 SNSで大炎上の全面広告&新CMに4億円投入?』で詳報している。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・政局・2024衆院選】  2024年10月15日  10:25:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日本維新の会】:「政治とカネ」争点の衆院選に金満空中戦 SNSで大炎上の全面広告&新CMに4億円投入?

2024-10-16 07:14:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【日本維新の会】:「政治とカネ」争点の衆院選に金満空中戦 SNSで大炎上の全面広告&新CMに4億円投入?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日本維新の会】:「政治とカネ」争点の衆院選に金満空中戦 SNSで大炎上の全面広告&新CMに4億円投入?

 衆院選(10月15日公示、27日投開票)に向け、日本維新の会が空中戦を大展開している。

 9日からネットや テレビで流している30秒のCMは「なぜ、政治だけが非常識なのか」といったナレーション入り。朝日、読売など大手5紙の10日付朝刊には、馬場伸幸代表(59)と吉村洋文大阪府知事(49)の写真入り全面カラー広告が掲載された。〈さあ、維新だ〉〈古い政治を打ち破れ〉というメッセージが躍る。

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        これだけで1億円超え/(C)日刊ゲンダイ

 CMも新聞広告も正論推しの妙にカッコいいつくり。パワハラやおねだり、女子中学生への不同意性交容疑で逮捕者を出すなど、不祥事連発の維新に似つかわしくないだけに SNSは大炎上中だ。〈「何故、政治は非常識なのか!」って自己紹介乙としか言いようがない〉〈自党の非常識さを棚に上げて何言ってるのか?〉〈気持ち悪いもん流すな〉と批判が殺到している。

 「金食い虫の大阪・関西万博や、袋叩きに遭っている兵庫県の斎藤前知事をめぐる問題維新党勢ボロボロ起死回生を図るため、イメージ戦略でCMや広告を打ったということです」(維新OB)

 ■政党CMに巨費も中身は“薄口”

 しかし、どうにも内容が“薄口”。党員資格停止処分を受けた末、政界引退に追い込まれた足立康史前衆院議員もX(旧ツイッター)で〈これだけ中身のない政党CMを見たことがない〉と酷評。かつての仲間もボロクソだ。

 衆院選の争点は「政治とカネ」。維新はこんなスカスカのプロモーションに巨費を投じているのだから、ますますセンスを疑われる。

 「大手紙の全面カラー広告は1本3000万~5000万円。5紙に掲載すると1.5億~1.8億円ほどです。テレビCMは本数によりますが、出稿料は1億円を下らない。ネット広告や制作費などを含めれば、総コストは3億~4億円といったところでしょう」(広告業界関係者)

 維新の政治資金収支報告書によると、前回の衆院選が実施された2021年は12月24日に「衆院選広報業務委託費」として大手広告代理店に約3億6000万円を支出。旧態依然の金満選挙を繰り広げている政党に何を打破できるのか。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・日本維新の会・2024衆院選】  2024年10月13日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選】:裏金議員ら《非公認=二重処罰》主張の呆れたご都合主義…改憲主張から一転「憲法を守れ」の身勝手

2024-10-16 07:13:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選】:裏金議員ら《非公認=二重処罰》主張の呆れたご都合主義…改憲主張から一転「憲法を守れ」の身勝手

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選】:裏金議員ら《非公認=二重処罰》主張の呆れたご都合主義…改憲主張から一転「憲法を守れ」の身勝手

 《党内処分を終えたのに非公認とするのはおかしい》

 すでに衆院選(15日公示、27日投開票)の事実上の戦いが始まっている中、連日のように報じられているのが、石破茂首相(67=自民党総裁)ら執行部から非公認とされた裏金議員や陣営などから漏れているという“恨み節”だ。

 党山口県連から公認申請のあった杉田水脈・前衆院議員(57)=比例中国=は10日までに出馬辞退の意向を党に伝えたが、この判断も執行部が裏金議員の比例重複を認めない方針が背景にあったと報じられている。

 このため、支持者らのSNSでは、《憲法に規定された二重処罰の禁止に触れる》《憲法39条の一事不再理の原則に反する》《石破首相は事後法の禁止を知らんのか》と大騒ぎになっているのだが、果たしてそうなのだろうか。

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            反省している?(C)日刊ゲンダイ

 確かに憲法39条では「事後法・遡及処罰の禁止、一事不再理」を規定している。

 「一時不再理」とは、刑事事件の裁判で判決が確定している場合、その事件を再度審理することを許さないとする刑事手続上の原則のことだ。

 ただ、それを主張するのであれば、裏金議員は全員、金額の多寡にかかわらず、政治資金規正法違反や所得税法違反(脱税)などの疑いについて、厳格な刑事事件の手続きに則った上で、裁判所の判決を待つべきだろう。党内処分など単なる内規に過ぎず、その線引きも曖昧。執行部が決めた裏金議員の公認、非公認だっていまだに基準がよく分からないのだ。

 ■裏金作りの悪質性を改めて猛省するべき

 もとが法律や明確な基準に沿った厳格な処分ではなく、「いい加減」で「適当」だったのに、「二重処罰だ」「一事不再理の原則に反する」と叫んでみたところで説得力はない。

 旧安倍派の議員や支持者らは普段、「憲法は戦後GHQの押し付け」「改憲が必要だ」などと主張し、こぶしを振り上げていた。にもかかわらず、こういう時だけ「憲法を守れ」と訴えるのは「ご都合主義」であり、身勝手な言い分ではないのか。

 それに一般社会の裁判の判例を見ても、事案の悪質さや状況によっては、社会的公正さを保つための「二重処罰」はいくらでもある。

 例えば、フィルム製造業者間のカルテル行為について、公正取引委員会が独占禁止法違反で課徴金を求めた行為が憲法39条(二重処罰)に触れるのかどうかが争われた裁判では、東京高裁は「課徴金と刑事罰を併科することは違反するものではない」(平成5年5月21日判決)と判断。「行為時の法解釈に従えば無罪となる行為について処罰することが憲法39条に違反するかどうか」が問われた裁判でも、最高裁は「違反しない」(平成8年11月18日判決)としている。

 裏金議員らは「二重処罰」「憲法を守れ」という前に、常習的、組織的な裏金作りという行為の悪質性を改めて猛省するべきではないのか。

                  ◇  ◇  ◇

 裏金選挙と言われる今回の衆院選。●関連記事【もっと読む】『公明党が裏金議員を“続々推薦”で救いの手…やっぱり自民と「同じ穴のムジナ」』【さらに読む】『石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ』などを取り上げている。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・2024衆院選・裏金議員】  2024年10月12日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【石破首相】:「政策活動費」温存→“裏金隠し”に20億円実弾投入!党首討論で「衆院選に使う」明言の二枚舌

2024-10-16 07:13:40 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【石破首相】:「政策活動費」温存→“裏金隠し”に20億円実弾投入!党首討論で「衆院選に使う」明言の二枚舌

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【石破首相】:「政策活動費」温存→“裏金隠し”に20億円実弾投入!党首討論で「衆院選に使う」明言の二枚舌

 「法律で許されている範囲内で適切に使う」──堂々たる開き直りだ。石破首相の口から仰天発言が飛び出したのは、9日の党首討論。事実上の「裏金」として批判の強い政策活動費(政活費)について、今回の衆院選でも「使う」とキッパリと明言したのだ。裏金隠し選挙に巨額の“実弾”が飛び交うことを意味し、そのために石破自民党が準備したカネは、実に20億円近くに及びそうだ。

党幹部にガッポリ(C)日刊ゲンダイ

 政活費は党から幹事長や選対委員長ら幹部に渡り、領収書不要で使途の報告義務のないブラックボックス。合法的とはいえ、実態は裏金そのものだ。通常国会の政治改革論議でも俎上に載ったが、結局は「温存」で決着。自民などが成立させた改正政治資金規正法では毎年大まかな使途を公開するが、領収書の公開は10年も先の話だ。しかも具体策は検討事項にとどまり、再来年1月1日の施行まで現状のまま。ザル法たるゆえんである。

 しかし、先の自民党総裁選で茂木前幹事長が突然、政活費の「廃止」を打ち出すと、小泉選対委員長も同調。他にも高市前経済安保相ら大半の候補者が廃止や透明化を訴え、石破首相も総裁選中は「廃止も一つの考え方」と語っていた。

 てっきり自民も政活費廃止に踏み切るかと思いきや、いざ選挙本番となると石破首相は手のひら返し。10日発表の衆院選公約には政活費に関し〈将来的な廃止も念頭に透明性を確保する〉と明記したが、その公約を掲げる選挙に党のトップが「使う」と表明したのだ。何たる二枚舌か。

 政活費の大半は選挙に浪費しているのが定説で、例えば幹事長が各候補の応援演説に行くたび、「陣中見舞い」として現金を持っていくという。その額は「1回200万円ほど」(自民党関係者)が相場とされ、重点候補には多めに渡すこともあるそうだ。

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党首討論で突っぱねて、また衆院選で公金20億円を政活費に(C)日刊ゲンダイ

 ◆選挙のたび膨らむ総額

 党首討論で国民民主の玉木代表に「政活費を衆院選で使わない」と明言するよう求められた際、石破首相は「選挙区で厳しい戦いをしている地域もある」との理由で突っぱねた。石破首相も幹事長経験者。激戦区に政活費を重点的に投入する事情を理解しているに違いない。

 実際、自民の政活費は国政選挙のある年に総額が膨らむ傾向にある。総額は例年10億円前後で推移しているが、衆院選のあった2017年には19億円を超え、前回21年も17億2870万円に達していた。今回も恐らく20億円近い政活費が用意されているのだろう。

 「これだけ『政治とカネ』の問題が表面化しているのに、まだ事実上の裏金を使い放題、裏金隠し選挙に投じるとはもってのほか。裏金に怒る国民をなめています。自民党には税金で賄う政党交付金が年間160億円強も支給されており、政活費もいわば公金です。それなのに、20億円近い公金の使い道を主権者たる国民にキチンと説明できないこと自体、民主主義のルールに反しています」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 トップが石破首相に代わっても裏金事件に自民は反省の色なし。来たる衆院選は、やはり有権者が怒りの鉄槌を下すしかない。

                  ◇  ◇  ◇

 自民党は解散当日まで裏金議員の扱いをめぐってゴタゴタした。9日に12人の非公認を発表。非公認の追加判断は「選挙の当落」であることを党幹部が明かしている。政治不信を招いたことへの「反省ゼロ」を露呈したようなものだ。●関連記事【もっと読む】『石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ』では、一覧表付きで詳報している。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・2024衆院選・裏金議員】  2024年10月12日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選】:石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ【一覧付き】

2024-10-16 07:12:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選】:石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ【一覧付き】

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選】:石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ【一覧付き】

 いよいよ総選挙(15日公示、27日投開票)。戦後最短の就任わずか8日後に衆院を解散した石破首相は9日、「日本創生解散」と銘打っていたが、どう見ても「裏金隠し解散」だ。

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【別表】非公認を免れた裏金議員34人、「反省ゼロ」を露呈したようなもの(C)日刊ゲンダイ

 自民党は解散当日まで裏金議員の扱いをめぐってゴタゴタした。9日に12人の非公認を発表。既に固まっていた萩生田元政調会長ら6人に、菅家一郎氏、細田健一氏、中根一幸氏、越智隆雄氏、小田原潔氏、今村洋史氏の6人を追加した。越智氏は不出馬を表明済みだ。

 非公認の追加判断は「地元の理解が進んでいるかどうか」とされていたが、その実態は「党で情勢調査して当選可能性を判断した。当選第一主義だ」と党幹部が明かしている。つまり、落選濃厚だから切り捨てたという話で、判断基準は選挙の当落。政治不信を招いたことへの「反省ゼロ」を露呈したようなものだ。

「非公認を追加したのは、裏金問題に対する処分ではなく、すべては選挙対策目的。選挙情勢が厳しいため、やった感を出しただけです。非公認の線引きも曖昧。本来なら、裏金議員は全員非公認だっておかしくありません」(ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

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所詮は裏金疑惑解明よりも選挙が最優先(選対本部会議後の森山幹事長と小泉選対委員長)/(C)共同通信社

 ◆有権者は野党への「戦略的投票」も選択肢

 比例重複できないとはいえ「非公認」を逃れた裏金議員34人は胸をなで下ろしている。自民党は彼らについては「勝てる見込みがある」と考えているということ。石破首相が目標に掲げた「与党で過半数」を維持するうえで、「当選しないと困る人たち」だ。

 ならば、有権者が賢明な判断を下すしかない。非公認を逃れた裏金議員と選挙区は<別表>の通り。各選挙区で一番強そうな野党候補に投票する「戦略的投票」もアリだ。

 石破首相は9日の党首討論で、「最終的な判断は主権者たる国民のみなさまにお任せする」と言っていた。裏金議員が大量当選すれば「これで禊」と言い出すのが目に浮かぶ。そもそも裏金について、誰が、何のために始め、何に使ったのかを、いまだに明らかにしていないのが自民党。「再調査」させるためにも、有権者の一票が重要だ。

               ◇  ◇  ◇

 石破首相が裏金議員に下した決断は、衆院選にどう影響するか。。●【もっと読む】『これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速』では、裏金議員50人の選挙区の一覧表と併せて詳報している。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・2024衆院選・裏金議員】  2024年10月11日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:都連も「裏金」に手を染めていたのか…選挙戦スタート直後“もうひとつの疑惑”噴出の不穏

2024-10-16 07:12:40 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【自民党】:都連も「裏金」に手を染めていたのか…選挙戦スタート直後“もうひとつの疑惑”噴出の不穏

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:都連も「裏金」に手を染めていたのか…選挙戦スタート直後“もうひとつの疑惑”噴出の不穏

 石破首相が9日、衆議院の解散に踏み切った。27日の投開票に向け、事実上選挙戦が始まったが、のっけから自民党に不穏な空気が漂っている。

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  自民党の東京都議連パーティー=2023年10月(C)日刊ゲンダイ

 10日発売の週刊新潮が〈特捜部が狙う 自民党都連“裏金疑惑”〉と報じている。自民党の派閥裏金を告発した神戸学院大教授の上脇博之氏が年始に、「自由民主党東京都支部連合会」「都議会自由民主党」の都連関係2団体を東京地検に告発。いずれも、パーティー収入の一部が不記載になっていたというものだ。これを受け、東京地検特捜部が派閥裏金に続き、都連のカネを捜査。既に都連事務局幹部が任意聴取されているという。

 「石破総理は総裁選中に『予算委員会を開き、野党との論戦後に解散する』と言っていたのに、結局、戦後最短の日程での衆院選を決めた。その背景に都連裏金疑惑があったのではないか。特捜部が都連の裏金疑惑に興味を示しているという噂は以前からあり、近々、捜査が本格化すると囁かれていた。党幹部が“事がはじける前に解散した方がいい”と総理に耳打ちしたともっぱらです」(官邸事情通)

 ■ノルマ100万円、支払いは現金ピン札のみ

 新潮によると、裏金づくりのスキームは、都連や都議会自民が開催したパーティー券の販売ノルマ超過分を議員側が中抜きし、裏金化するといったものだ。自民党派閥のみならず、都連も手を染めていたのか。ある都連OBはこう言う。

 「都連と都議会自民のパーティーは、それぞれ1年おきに開催されます。都議の販売ノルマは100万円で、役員は数十万円が上乗せされる。足がつかないようにするためでしょう、支払いは現金のみでピン札しか許されません。中には、ノルマ超過分のキックバックを受けていた都議もいたかもしれませんが、多くは中抜きだった。ただ、ノルマ以上売れるのはベテランだけで、借金してノルマ分を支払う若手もいた。中には、パー券を安売りして売り上げをそのまま懐に入れる都議もいたようです」

 別の都連OBは「区議、市議レベルにも10万円のノルマがあり、納めると夏と冬に5万円ずつ交付金が支給された」と言うから、キックバックらしき慣習があった可能性もある。

 「派閥裏金がメディアを賑わすようになった昨年秋以降、都議会では『都連裏金の話もいずれ出てくる』と噂になっていました。既に、複数の都議会自民関係者が検察の聴取を受けたともいわれている。今後、事が大きくなるのではとみられています」(都議会関係者)

 また、裏金が飛び出せば、今度こそ自民党は終わりだ。

             ◇  ◇  ◇

 今年3月には、自民党京都府連の“裏金づくり”の手口が発覚。●関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・自民党・東京都連】  2024年10月11日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【衆院選】:野党いまだ19選挙区に候補乱立…自民は裏金議員非公認で内輪モメでも“漁夫の利”を与えるのか

2024-10-16 07:11:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【衆院選】:野党いまだ19選挙区に候補乱立…自民は裏金議員非公認で内輪モメでも“漁夫の利”を与えるのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【衆院選】:野党いまだ19選挙区に候補乱立…自民は裏金議員非公認で内輪モメでも“漁夫の利”を与えるのか

 「もう選挙区で勝つしかねぇよ!」

 裏金議員は比例重複を認めない――衆院選直前、石破首相が唐突に打ち出した一大方針。福島3区から出馬予定の菅家一郎氏はその一報を聞くや、冒頭のように声を荒げたという。7日付の朝日新聞が報じていた。

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 【別表】裏金議員非公認も野党は軒並み乱立…(C)日刊ゲンダイ

 石破執行部は一部の裏金議員の非公認も決定。9日午前、党本部で選対本部会議を開き、「党員資格停止」処分の3人と「党の役職停止」処分が継続し、政治倫理審査会で弁明していなかった3人に、新たに6人を加え、計12人の非公認を発表した。

 追加で非公認になったのは▽菅家一郎氏(福島3)▽中根一幸氏(埼玉6)▽小田原潔氏(東京21)▽細田健一氏(新潟2)▽越智隆雄氏(東京6)▽今村洋史氏(東京9)――。今村氏以外は現職で、越智氏はすでに不出馬を表明していた。

 さらに、戒告以上の処分を受けた裏金議員は【別表】の通り。中でも非公認の確率が高いとみられていたのは、菅家氏だ。

「裏金1289万円で役職停止6カ月の処分をくらったうえ、裏金を含む計2615万円を自身が代表の党支部に寄付。所得税控除の税優遇をちゃっかり受けていたことも判明した。すでに返納したとはいえ、裏金原資の税還付は心証が悪い。前回は小選挙区で敗れており、今回は『勝ち目なし』と判断されても仕方ない。追加非公認の最右翼と目されていました」(自民党関係者)

 いざ自民の公認を得られず無所属出馬を強いられれば、選挙活動は大きな制限を受ける。同じ選挙区の野党候補は絶好のチャンスだが、軒並み乱立【別表】。きょう解散、15日の公示まで残り6日なのに、一本化は遅々として進まない。

 非公認とその可能性がある裏金議員と野党候補の「一騎打ち」は、たった4選挙区。逆に三つ巴の構図が目立ち、裏金2728万円の萩生田元政調会長が立つ東京24区に至っては、維新が追加公認を出す可能性もあり、野党だけで“”四つ巴となりかねない。

 ■「野党はひとつにまとまる必要がある」

 「党の役職停止6カ月」の処分を受けた裏金1408万円の宗清皇一氏は、前回選挙で比例復活。戒告処分で裏金896万円の柴山昌彦氏は次点候補と票差は約6600票、同836万円の関芳弘氏は約9400票とそれぞれ僅差での薄氷の勝利だった。野党がまとまれば勝機を見いだせる。

 「今回の騒動で改めて裏金議員に注目が集まり、有権者の『落選』気運はますます高まる。野党がバラバラで、漁夫の利を与えれば失望を買うだけです。非公認の議員は、それこそ死に物狂いで選挙に臨んでくる。だからこそ野党はひとつにまとまる必要がある。特に野党第1党の立憲民主党は身を捨ててでも他党に花を持たせた方がいい」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 一本化調整について、立憲の小沢一郎総合選挙対策本部長代行は8日、「魔法使いでもない限り、難しいんじゃないか」と語った。諦め顔にはまだ早い。公示まで夜を徹して野党各党は一本化を話し合うべきである。

                  ◇  ◇  ◇

 世間に白い目を向けられている裏金議員に追い風が吹くわけがないにもかかわらず、野党の候補者一本化は遅々として進まないのは…。●関連記事『【もっと読む】安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか』で詳報している。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・選挙・2024衆院選】  2024年10月09日  15:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【石破首相】:《また逃げた》…裏金議員の追加非公認「相当程度→6人」のブレブレに国民落胆

2024-10-16 07:11:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【石破首相】:《また逃げた》…裏金議員の追加非公認「相当程度→6人」のブレブレに国民落胆

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【石破首相】:《また逃げた》…裏金議員の追加非公認「相当程度→6人」のブレブレに国民落胆

 《また逃げた》《「石破逃げる」だな》――。

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件に関与した議員を巡る公認、非公認問題。石破茂首相(67=自民党総裁)は、9日午前に党本部で開いた選対本部会議で追加の非公認を決めたのだが、その人数がたったの6人だったことに対し、SNS上でこんな声が広がった。

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         信念はどこに?(C)日刊ゲンダイ

 自民党はこれまで、萩生田光一元政調会長(東京24区)、下村博文元文部科学相(東京11区)、西村康稔元経済産業相(兵庫9区)、高木毅元国対委員長(福井2区)、三ツ林裕巳元副内閣相(埼玉13区)、平沢勝栄元復興相(東京17区)の非公認を決定。

 さらに追加として、この日、菅家一郎(福島3区)、中根一幸(埼玉6区)、小田原潔氏(東京21区)、細田健一(新潟2区)、越智隆雄氏(東京6区)、今村洋史(東京9区)について非公認とすることが報じられた(選挙区は今衆院選で立候補予定とされる区)。

 これで非公認は計12人となったわけだが、衆院政治倫理審査会が全会一致で審査を求めた裏金議員は44人。すでに引退を決めた議員もおり、最終的に何人の裏金議員が立候補するかは流動的とはいえ、12人の非公認では3分の1にも満たないではないか。

 「相当程度の非公認が生ずることとなるが、国民の信頼を得る観点から、公認権者として責任を持って最終的に判断をしていく」

 石破氏は裏金議員の非公認についてこう説明していたはず。国語辞典によると、「相当」とは「価値や働きなどが、ある物事とほぼ等しいことを意味する」「程度がふさわしいこと」とされ、法律用語では「合理的」「妥当」といった意味でも用いられる言葉だ。

 ■裏金議員に対する党の調査自体がそもそもいい加減

 裏金議員は比例代表への重複立候補を認めない方針も決めたが、それでも小選挙区では公認される。はたして非公認12人は「相当」と言えるのか。

 そもそも裏金議員に対する自民党の調査自体がいい加減だった。

 発覚当初、裏金議員はそろって「口座で管理していたので問題ない」「机の引き出しに入れて保管していた」などと釈明していたのに、逮捕者が出た途端、一斉に口をつぐみ、自身に捜査の手が入らないと分かると、今度は「秘書に任せていた」「知らなかった」などと二転三転する有様。

 “潔白”を主張していた堀井学・元自民党衆院議員はその後、裏金を原資に地元有権者に香典などを配っていたとして、東京地検特捜部に政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪や、公選法違反罪でそれぞれ略式起訴されるなど、裏金の真相は依然として分からないままだ。

 つまり、今の自民党に「良い裏金議員」と「悪い裏金議員」の線引きなど出来るはずがないわけで、金額の多寡にかかわらず、裏金に関与した議員は全員「非公認」が当然。それが石破氏の主張した「相当程度」というものではないか。

 《小選挙区で勝てば裏金犯罪はおしまいか?冗談じゃない》

 《少なくとも政党として非公認にするのだから、刺客を立てるべきでは》

 信念ブレブレの石破氏に世論の声は届くのだろうか。

               ◇  ◇  ◇

 世論人気が高かった石破首相だが、その期待は急速にしぼんでいる。●関連記事【もっと読む】『これが裏金議員50人の選挙区だ! 焦る石破自民「非公認」「比例重複なし」に方針転換も戦況悪化は加速』【さらに読む】『石破首相の「裏金議員=非公認」に旧安倍派から“恨み節”のトンチンカン…世論は《一人残らず落選した方がいい》』を取り上げている。

 ■関連記事

  元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース マネー 【トピックスニュース・政局・選挙・自民党・2024衆院選・裏金議員】  2024年10月09日  11:46:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・10.10】:三反園訓衆議院議員の「政治とカネ」、上脇教授が検審に申立て

2024-10-16 07:05:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【HUNTER・10.10】:三反園訓衆議院議員の「政治とカネ」、上脇教授が検審に申立て

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・10.10】:三反園訓衆議院議員の「政治とカネ」、上脇教授が検審に申立て 

 10月9日、石破茂首相が衆議院を解散し、総選挙の火ぶたが切られた。公示は15日、27日に投開票が行われる。石破新政権誕生から1週間ほどでの解散は、戦後の政治史で最短。最大の争点は「政治とカネ」だ。政治決戦に向けて走れ出した候補者たちの中には、裏金を追及される人物もいれば、火種を抱えたままマイクを握らざるを得ない現職もいる。

 鹿児島2区から無所属での立候補が予定される三反園訓衆議院議員が、政治資金規正法違反容疑で刑事告発され、不起訴になったものの、告発した神戸学院大学の上脇博之教授が、鹿児島検察審査会に審査の申立てを行っていたことが分かった。

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 石破首相は、安倍派をはじめとする裏金議員について、当初は「原則公認」としていたが、世論の反発を受け一転、12人を「非公認」とした。

 調整力を見せつけたのは森山裕幹事長。ある自民党の幹部はその手腕を高く評価する。

 「党は森山氏が掌握し、人気者の小泉氏を押し出しながら、石破首相の意向を最大限に尊重して裏金議員の非公認などを決めて行った。たいしたものだ」

 そうした中、注目されていたのが森山氏の地元、鹿児島県の4つの小選挙区の行方だった。2021年の選挙で鹿児島1区は、宮路拓馬氏と保岡宏武氏が公認を争った。最後は宮路氏が公認となり、小選挙区で勝利。保岡氏は比例単独で出馬し、当選している。

 その後、保岡氏は鹿児島2区の支部長として従来の選挙区である1区を譲る形になったが、2区の現職は元鹿児島県知事で、前回総選挙では無所属で出馬し初当選した三反園訓氏。同氏は、当選後に旧二階派に入会、衆議院では自民党会派に所属していた。

 その三反園氏は解散総選挙を前にして自民党に公認申請。地元の地方議員を巻き込んで、公認争いに発展する事態となっていた。9日、2区の公認は保岡氏に決まったが、ある自民党の鹿児島県議は「現職の保岡氏はすでに2区の支部長でもあり、前回の経緯からも小選挙区の候補となって当然」と話す。

 実は、三反園氏には、以前からくすぶっていた「政治とカネ」の問題があり、それも保岡氏有利にことが動いた理由の一つだったという。

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 ハンターは昨年12月、三反園氏の「政治とカネ」について『二階派・三反園訓衆院議員、「迂回寄附」の実態』として報道。地元の南日本新聞もその問題を記事にしており、次のように報じている。

 《衆院鹿児島2区選出で元鹿児島県知事の三反園訓氏(65)=1期、無所属=は23日、資金管理団体「みたぞのさとし後援会三訓会」への貸付金計1100万円が不記載だったとして、2022年に公開した資産報告書と同補充報告書の訂正を衆院事務局に届けた。三反園氏の事務所は「事務的なミス」と説明している。初当選した21年の三訓会の政治資金収支報告書によると、三反園氏は三訓会に個人として計1850万円を寄付。しかし、同報告書作成段階で、個人の寄付上限額(1千万円)を超えていると総務省側から指摘を受け、1100万円分を三反園氏からの「借り入れ」に変更した》(2023年3月24日)

 政治資金規正法は、公職の候補者が資金管理団体への寄附の供与を「総枠制限」として1,000万円を超えてすることを禁止している。だが、三反園氏は自らの政治団体「みたぞのさとし後援会三訓会」に寄附をして、そのカネをさらに政治団体「みたぞのさとし後援会」に流しており、迂回献金とみられても仕方のない脱法的な手法で、上限を超える1,850万円を違法に寄附していたというのだ。また、2020年4月に「鹿児島県医師連盟」から「みたぞのさとし後援会三訓会」が受領した200万円の寄附金収入も不記載になっていた。

 神戸学院大学の上脇博之教授は今年2月、4つもの不透明な資金の流れがあったとして、三反園氏を鹿児島地検に政治資金規正法違反容疑で刑事告発。不起訴になったことから、9月に検察審査会に審査を申し立てていた。

 結論として、4つのカネの流れは不起訴。しかし、うち3つは「嫌疑不十分」というグレーなものだった。上脇教授が調査、告発した以下のカネの流れをみれば一目瞭然だ。

 三反園氏は、なぜ「みたぞのさとし後援会」と「みたぞのさとし後援会三訓会」という紛らわしい2つの政治団体を設立し、複雑なカネの動かし方をしているのか。その点について上脇教授は、告発状や検察審査会への申立書で《裏金として支出したのではないか》、《政治資金規正法第1条の「国民の不断の監視と批判の下に行われるようにする」ことを免れる》と指摘。それを証明するかのように、2021年の「みたぞのさとし後援会三訓会」の政治資金収支報告書には、9か所に訂正印が押されていた。

 驚くのは収入の部の「寄附」の総額が約1,900万円だったものが、いきなり半分以下の約800万円に訂正されていることだ。まさに政治とカネの問題そのもの。報道によれば、三反園氏の事務所は「意図的なものではない」「事務的なミス」と説明しているという。しかし、法で作成と備え付けが義務付けられている会計帳簿にどのような記載がなされていたのか疑問だ。三反園氏は今回の総選挙にあたり、自身の「政治とカネ」について、どう説明するのだろうか。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【疑惑・政局・政治とカネ・鹿児島2区から無所属での立候補が予定される三反園訓衆議院議員が、政治資金規正法違反容疑で刑事告発され、不起訴になった】  2024年10月10日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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