《今日の視角・11.16》:独立と安全のはざま(姜尚中)
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《今日の視角・11.16》:独立と安全のはざま(姜尚中)
韓国の京畿道広州市、河南市、城南市に広がる南漢山には、1636年から翌年にかけて清が李氏朝鮮に侵攻し、服属させた戦争「丙子の乱」の際、清の大軍を避けて李氏朝鮮の第16代国王、仁祖(インジョ)と臣民たちが身を隠した城山がある。南漢山城である。その城の名前をタイトルにした名優イ・ビョンホン主演の時代劇映画『南漢山城』(邦題・天命の城)は、現代の国際関係における「安全」と「独立」の関係を考えるとき、深い示唆に富んでいる。
映画は強大な大国、清の暴圧による屈辱に…、(残り707文字/全文939文字)
■続きを読む、会員登録で!
元稿:信濃毎日新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【今日の視角】 2024年11月16日 14:05:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます