路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

《社説①・01.01》:戦後80年 混迷する世界と日本 「人道第一」の秩序構築を

2025-01-01 02:08:50 | 【第二次世界大戦・敗戦・旧日本軍・広島、長崎原爆投下・国策犠牲・戦後補償

《社説①・01.01》:戦後80年 混迷する世界と日本 「人道第一」の秩序構築を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①・01.01》:戦後80年 混迷する世界と日本 「人道第一」の秩序構築を

 第二次世界大戦の終結から80年となる2025年を迎えた。戦火は広がり、国際社会の分断が深まる。強者が弱者を力でねじ伏せる「ジャングルの掟(おきて)」の時代に、時計の針を巻き戻してはならない。

 「私たちが求めるのは戦争の終結だけでなく、すべての戦争の始まりを終わらせることだ」。1945年、国連の名付け親であるルーズベルト元米大統領が死去直前、演説草稿に記した言葉だ。

 惨禍への反省を踏まえて二つの柱から成る戦後秩序が生まれた。世界平和のために創設された国連と、ドル基軸と自由貿易を両輪とする国際経済の枠組みである。

 だが、80年を経て眼前に広がるのは暗たんたる状況だ。ロシアのウクライナ侵攻は3年近くに及び、中東では戦火が拡大する。トランプ次期米大統領は中国に「貿易戦争」を仕掛ける構えだ。

 ◆脅かされる「法の支配」

 グローバル化の流れにあらがい、国際秩序に背を向ける大国の振る舞いによって、「法の支配」は崩壊の危機にある。

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ウクライナ南部の前線近くで営まれたクリスマスのミサに参列するウクライナ軍兵士たち=ウクライナ軍提供・AP

 「米国第一」のトランプ氏は高関税と移民規制を武器に、国境を越えて流入するモノやヒトに歯止めをかけようとする。自由貿易のルールは風前のともしびだ。

 元稿:毎日新聞社 東京朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2025年01月01日  02:08:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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