【兵庫県議会百条委】:今後は「世論頼みに」、切り札なし・最終報告書
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【兵庫県議会百条委】:今後は「世論頼みに」、切り札なし・最終報告書
「知事は(2024年)3月27日の記者会見で元(県西播磨)県民局長の(告発)文書を『事実無根』『うそ八百』と評したが、約9カ月に及ぶ本委員会の調査により、文書には一定の事実が含まれていたことが認められた」。兵庫県議会調査特別委員会(百条委)は、4日に公表した最終報告書で、こう指摘した。
兵庫県議会の浜田知昭議長(左)に最終報告書を手渡す調査特別委員会の奥谷謙一委員長=神戸市中央区で2025年3月4日午後3時32分、久保玲撮影
文末では一連の文書告発問題を振り返り、斎藤元彦知事らの初動対応や元局長の処分過程など「全体を通して、客観性、公平性を欠いており、行政機関の行うべき対応としては大きな問題があった」と一刀両断。斎藤氏に対し、「兵庫県のリーダーとして厳正に身を処していかれることを期待する」と求めた。
だが、いまの県議会で斎藤氏の責任追及に言及する会派は一部にとどまり、24年9月に全会一致で可決した不信任決議案の再提出や辞職勧告決議案の可決はハードルが高そうだ。
斎藤氏に近い日本維新の会の県議団幹部は「公益通報者保護とパワハラの問題は(24年11月の)知事選前から指摘されていた。それを前提に、有権者は斎藤知事を再選させた」とし…、
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元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【疑惑・地方自治体・兵庫県・斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委)】 2025年03月04日 20:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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