私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

蕪栗沼の月にハイチュウを狙ったが、天気予報が変わり、曇りで断念。鳥の海以外の在庫アップ完了。明日から鳥の海。

2019年12月24日(火)南三陸コース

2019年12月24日 | 南三陸漁港

■2019年12月24日(火)7:14-10:23【天気】晴れ【機材】EOS7DⅡ+EF500Ⅱ,EOSR+RF24-105
【場所】北上川河口,大室・小室漁港,相川漁港
【種名】キジ,コクガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ,マガモ,カルガモ,コガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,シロカモメ,カナダカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,オオワシ,ノスリ,カワセミ,ハヤブサ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,タヒバリ,カワラヒワ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(24科57種)
【メモ】久々に夜明け前に家を出て,大型カモメ類とオオワシを見に行った。最初に一番遠い相川漁港に行き,大室・小室漁港に戻りカモメ類を観察し,最後にオオワシを見て帰るコースにした。それで,いつもは波伝谷漁港まで行くのだが,最近は波伝谷漁港のカモメ類がいまいちなので,そこまでは行かず,カモメとオオワシに集中することにした。日が昇る頃の北上川河口はとても美しく,大津波があったことなど忘れてしまいそうだが,逆に忘れないために震災前と同じようにコースを巡っている。
 相川漁港に着くと,コクガンが前回同様の羽数がいたが,前回カウントしているので今回はざっと見て写真を撮り,次回はコクガンを中心に見ることにして,大室・小室漁港に戻ることにした。
 小室漁港には,離れたところに沖防波堤があって,そこにカモメ類が群れているが,時間や天候によって全くいないときがあるので,ほとんど運という感じだ。しかも,この防波堤は遠いので,肉眼での識別はまず無理で,双眼鏡,撮影画像でやっと確認できる程度だ。銚子漁港でも遠いと感じているがまだ,銚子漁港の岸壁のほうが近い。大室漁港の岸壁にも群れていることもあるが,こちらはあまりいないことの方が多い。今回は遠い岸壁に運良くカモメ類が群れていた。ほとんどがウミネコだが,オオセグロカモメやセグロカモメも多い。タイミルセグロカモメはいなかったが,シロカモメの第1回冬羽が1羽,それにカナダカモメの成鳥冬羽が2羽いた。もう1羽くらい怪しいのがいたが,確認できたのは2羽だった。参考に,銚子で撮影したカナダカモメを掲載した。以前波伝谷漁港の水戸部河河口でカナダカモメの幼羽1羽を観察したことがあった。波伝谷漁港や鳥の海に来てくれると近接撮影ができるのだが。
 漁港を後にして,春日神社前の浜でカモ類を見ていると,その中にアメリカヒドリの成鳥♂がいた。あとはオオワシを見ればよいわけだが,これも運良く行った時間に飛んでくれたので見ることができたが,何しろよい写真は撮れなかった。とりあえず1年に1回はどこか県内でオオワシを見るということでやっているので,感謝したい。やはり,早く行って,見るものを見て早く帰ってくるのが一番だ。
【写真】

朝明けの北上川河口 漁港のコクガン

ワシカモメAdWの飛翔。初列風切の先端の灰色が他の部分により少し濃い

何しろ遠いが何とか識別はできる/銚子漁港のカナダカモメとセグロカモメAdW

ヒドリガモ。目の後ろが緑っぽい個体もいる/スズガモ・アメヒ・オカヨシガモ/クロガモ

オオワシ成鳥          モズ♂


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2018年12月26日(水)南三陸コース

2018年12月26日 | 南三陸漁港

■2018/12/26(水)10:47-11:42【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】大室漁港,相川漁港
【種名】コクガン,オカヨシガモ,ヒドリガモ,クロガモ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,カワウ,ウミウ,イソシギ1,イカルチドリ2,イソヒヨドリ(6科11種)
【メモ】オオワシとコクガンとカモメを探しにいつものコースを走った。オオワシは到着する30分ほど前にいたらしく,大勢の人たちがレンズを向けていたということだった。残念と思いつつも,大室漁港に行くと前回は数羽しかいなかったが,今日はいつものように船揚場で採餌していた。最初にファイミリ-分けして,成鳥と幼鳥の数をカウントした。一番奥から,①成鳥2幼鳥2,②成鳥2幼鳥1,③成鳥2幼鳥4,④成鳥2幼鳥1,⑤成鳥2幼鳥2で,見事に分かれて行動していた。計成鳥10幼鳥10の20羽だった。2番目の群れの親はずっと見張りをしていた(写真)。コクガンの嘴はマガンとは違っていて,いかにもいつも海藻を食べているようにぬめっとした感じで,海のガンにふさわしい。首の白い羽毛の模様も当然だが個体差がある。いつもはファミリー間で親も子どもも一緒になって場所(餌場)争いをしているのだが,今日は見ている限りでは争うことなく採餌していた。餌となる海藻が豊富だったということか。コクガンが来る11月ころから餌場の海藻の様子も最初は藻の色が緑だがだんだん茶色になっていく様子も見られる。相川漁港ではイカルチドリ・イソシギとイソヒヨドリくらいしかいなかった。一応波伝谷まで行ったが,こちらはまったく収穫なしで大型カモメもあまりいなかった。
【写真】
  
  
  
  
■コクガンのファミリー/イカルチドリ
  
■イソヒヨドリ♂



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2017年2月19日(日)26日(日)南三陸漁港巡り

2017年02月26日 | 南三陸漁港
■2017/2/19,26(土)【天気】晴れ 【レンズ】100-400mmⅡ
【場所】十三浜~戸倉海岸
【種名】コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,ウミアイサ,カイツブリ,アカエリカイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,アビSP,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,オオワシ成鳥3,トビ,ノスリ,コチョウゲンボウ♂,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ミソサザイ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,タヒバリ,カワラヒワ,ベニマシコ,シメ,ホオジロ,カシラダカ(23科58種)
【メモ】カモメ類は,シロカモメやカナダカモメ,タイミルセグロカモメなどこの辺りでは個体数が少ない種類は今回も観察できなかった。波伝谷漁港にはカモメの各世代の群れが大群でいて,それがカモメだけなのでなかなか見応えがあった。カモメはこの時期には成鳥夏羽は数は少ないが3月になると多く見られるようになる。コクガンは相川の手前の漁港でいつものように船揚場で採餌していた。オオワシは十三浜で1羽,波伝谷で2羽見たが,いずれも写真にはならなかった。
【写真】
  
■船揚場のイカルチドリ/同じくコクガンの群れ/十三浜のオオワシ成鳥,波伝谷の2羽とは別個体
  
■ミミカイツブリとハジロカイツブリの混群,夏羽もいる。/ワシカモメ成鳥夏羽/ワシカモメ第1回冬羽
  
■ワシカモメ夏羽とオオセグロカモメ夏羽/カモメ第3回冬羽/カモメ幼羽から第1回夏羽移行中/オオセグロカモメ第2回冬羽/ワシカモメ第1回冬羽
  
■ワシカモメ成鳥夏羽/カモメ幼羽/カモメ成鳥夏羽


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2017年1月3日(火)南三陸コース

2017年01月10日 | 南三陸漁港
■2017/1/3(火)11:51-15:11【天気】曇り 【レンズ】100-400Ⅱ 500Ⅱ
【場所】大川地区,長面浦,小室漁港,大室漁港,相川漁港,小指漁港,大指漁港,長清水漁港,波伝谷漁港往復
【種名】コクガン39(23+4+12),コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,ビロードキンクロ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,ウミアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,オオハム4斃死鳥,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,コチョウゲンボウ♂,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ミソサザイ,ムクドリ,ツグミ,スズメ,ハクセキレイ,カワラヒワ,ホオジロ(23科55種)
【メモ】カモメを求めて南三陸に行った。まず,北上川の葦原だが,チュウヒの姿が震災以後全く(いるとは思うが)見られなくなった。ノスリさえいない。以前なら,葦原の川岸の灌木によくノスリが何羽も止まっており,チュウヒも最低2,3羽は見られたが,これが全然いない。いないのは餌になる小動物がいないからなのか。津波が北上川の河口を遡り,あの辺りにいたヤチネズミとかもいなくなったとは思うが,その後戻ってきても良さそうなものだが。そう言えば,亘理・山元町でハイチュウ以外のチュウヒは最近見ていない。以前は中浜小近辺で,ハイチュウとチュウヒがよく観察できた。長瀞にもチュウヒがいない。もちろん見る人が見ればいるのだろうが。
さて,大川小前で黙祷し,長面浦に行ってみた。だいぶ耕地が復興しているが,まだまだのようだ。完全復旧した(真すぐつながった)新北上大橋を渡り,北上川河口に行くと,まず対岸の復旧中の富士川堤防下にウミネコやカモメを中心にカモメ類の大群がいた。一応全部見たが,変わったカモメはいなかった。それより,目の前の川面にビロードキンクロの群れがいたが,♂♀でも若い個体のようだった。模様がはっきりせず,何がなにやらよく分からなかったので,帰ってから『日本のカモ識別図鑑』を見ることになったが,一年目冬羽がほとんどだったようだ。
小室,大室漁港でコクガンの群れ23羽をごく近くでしばらく観察した。23羽といっても,いくつかのファミリーで構成されているようで,餌場のうち,堤防に一番近いところがおいしいというかアオサがいっぱいあるらしく,そこを巡ってグループ対抗の争いが起きていた。その間をヒドリガモやほとんどヒドリガモに近いハイブリッドやイソシギ,ハクセキレイがたくましく採餌していた。
相川漁港はほとんどめぼしいものがいなかった。小指漁港では,エイ1匹とまだ姿がはっきりしているオオハムの斃死鳥4羽が打ち上げられており,それをカモメ類が食べていた。おそらく漁網にかかったものと思われた。
波伝谷漁港はワシカモメのきれいな第1回冬羽がいたくらいで,空を見ても飛ぶワシはいなかった。
【写真】
  
■ノスリもチュウヒも姿が見えないが広大な葦原/ハクチョウ類が採餌する風景,これが本来の風景。/長面浦漁港前の被災地,かつては立派な家々が立ち並んでいた。アオサギやイソシギが採餌している。
  
■大室漁港と小室漁港のカモメ/大川地区で見たコチョウゲンボウ♂/新北上大橋から少し下流の水門付近のハジロ・ミミカイツブリの群れ
  
■ハジロカイツブリがやや多かったが,ミミカイツブリもかなりいた/北上川河口のクロガモの群れ/波伝谷漁港のワシカモメ第1回冬羽
  
■ビロードキンクロ♂1年目W?/ビロードキンクロ♀1年目W?/ホオジロガモ♂
  
■コクガンとイソシギ


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2016年12月10日(土)南三陸コース

2016年12月14日 | 南三陸漁港
■2016/12/10(土)9:53-11:06【天気】曇り時々晴れr 【レンズ】500mmⅡ
【場所】南三陸コース
【種名】コクガン55+,コハクチョウ,オオハクチョウ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,ウミアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イカルチドリ,ハマシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,モズ,ハシブトガラス,ハシボソガラス,ヒヨドリ,ムクドリ,ミソサザイ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ(20科46種)
【メモ】今シーズン最初の南三陸漁港巡り。河北ICが下り通行止めのため,志津川ICまで行った。最初に波伝谷漁港に行ったが,ワシカモメの第4回冬羽やオオセグロカモメしかいなかった。ショックだったのはオオワシの止まり木が根元から倒れていたことだった。強風で自然に倒れた感じだ。もともと急斜面に立っている枯木なので致し方ない。ここは至近距離で撮影できたので何とも残念だ。養殖ブイの辺りにはコクガンの群れがいた(27+)。
相川漁港に行くと船揚場にコクガンの群れがいた。最初に総数を数え,それから成幼の識別に写真撮影をしようと思ったところ,距離もけっこう遠いのになぜか飛ばれてしまった。このフィールドでこれまでコクガンの撮影に失敗したことはなかったので,不思議な感じだった。相川地区は,現在落橋したところへ頑丈そうな橋が架かっており,まだ付帯工事が終わっていないので開通はしていないが,そのうち以前のように通ることができるのだろう。船揚場と漁港自体はほぼ復興していて,現在は新しい相川大橋と対岸の漁港の工事が進行しているところだ。ただし,旧相川小や相川中があったあたりは,これからというところのようだ。
そこから,大室漁港に行って,やっと6羽のファミリーを間近に観察することができた。成鳥2羽に幼鳥4羽のファミリーだった。船揚場にあがって休んだり,倒立してさかんにアオサを食べていた。白浜海岸には大型カモメの群れがいたが足の色が違うものやめぼしいのはいなかった。何ともカモメ不足である。今日は時間がなかったので,いつも最初に行く長面浦には寄らなかった。
【写真】
  
■志津川湾のスズガモの群飛。♂♀の違いがよくわかる。
  
■ハジロカイツブリ冬羽
  
■ハジロカイツブリ冬羽/ハマシギ冬羽
  
■波伝谷と大室のワシカモメ第4回冬羽
  
  
■コクガンのファミリーとアオサを食べる様子


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2016年12月10日(土)南三陸漁港コース

2016年12月12日 | 南三陸漁港
■2016/12/10(土)10:57-11:05【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】EF500mmLISⅡ
【場所】南三陸漁港
【種名】コクガン(1科1種)
【メモ】2つめの漁港で船揚場にいるのを見つけ車から余裕でカウント(22羽)していたら,撮影前に船が入ってきて飛ばれてしまい,次があるからと行ってみたら,6羽しかおらず,ちょっとがっかりしたが,いつものように待っていると近づいてきたので撮影した。船揚場のアオサをしきりに潜っては食べていた。
【動画】

■コクガンの採餌


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2016年2月7日(日)南三陸コース

2016年03月30日 | 南三陸漁港
■2016/2/7(日)9:46-11:56【天気】晴れ
【場所】南三陸漁港
【種名】コクガン幼羽1,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,ウミアイサ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ムクドリ,ジョウビタキ,スズメ,ハクセキレイ,カシラダカ(15科39種)
【メモ】アメリカヒドリを探しに行ったが,ハイブリッドしかいなかった。カモメ類はこれもまたカナダカモメ狙いだが,これもいなかった。波伝谷漁港は工事中でカモメ類はほとんどいなかったが,漁港手前の破壊された防波堤付近にはコクガン1羽とワシカモメなどの大型カモメ類がいた。ほとんどオオセグロカモメ第1回冬羽だった。狙いのオオワシもおらず,ちょっと残念だった。
【写真】
  
■白浜海岸のセグロカモメ4W/富士川の復旧工事現場
  
■カワウの群れ,遠景は新北上大橋/クロガモの群れ,遠景は富士川堤防復旧現場/波伝谷の防波堤と大型カモメ
  
■ワシカモメ4W,オオセグロカモメ1W,2W
  
■オオセグロカモメ1W/オオセグロカモメads,ワシカモメ4W他/コクガン幼羽
  
■オオセグロカモメAdS,オオセグロカモメ1W/ミコアイサ♂♀/カンムリカイツブリ冬羽
  
■カンムリカイツブリ,相川漁港のハイブリッドヒドリ


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2016年2月28日(日)南三陸コース

2016年02月28日 | 南三陸漁港
■2016/2/28(日)10:39-12:58【天気】晴れ
【場所】十三浜,相川漁港,波伝谷漁港
【種名】コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメヒハイブリッド,マガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,ヒメウ,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,オオバン,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,オオワシ成鳥,ノスリ,モズ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,スズメ,ホオジロ,カシラダカ(16科39種)
【メモ】そろそろ今日あたり決めたいと大沼から南三陸へ行った。師匠のSさんと行くといつもいいことがあるので,同行をお願いした。十三浜,白浜,相川と全部カモメもカモも空振りで(アメヒハイブリッドはいたが),波伝谷に向かう。漁港に行く前にオオワシを探したがいなかった。がっかりして,ワカメが大量に打ち上げられている浜に降りてカモメでも探すかと思い,先ほどとは違うところから見たら,肩が白いでっかい鳥がいる。さっきいなかったのにどうした?と思い,急いで車で戻って現場に駆けつけた。今日は500mmも三脚も持ってきている。例によって全然,人が来ても知らん顔で時々,睨まれたりはするが,じっと海を注視して,状況を監視しているようだった。そのうちSさんも来て,一緒に写真を撮った。昨年のように飛ぶのを待ったがちっとも飛ぶ気配がないので,時間切れとなり,Sさんにおいとまをして波伝谷漁港に向かった。震災以来,最大羽数ともいえるカモメ類の群れが河口にいて,新しい堤防にもいっぱいいたが,残念ながらワシカモメさえいなかった。オオセグロとウミネコだけだったが,おもしろいのはほとんど第1回と第2回冬羽だったことで,成鳥冬羽や夏羽もけっこういるが,大型,小型,♀型,最小型含め,いろいろ観察できたのはよかった。今日は,トラフズクときれいなオオワシが見られてラッキーだった。
【写真】
  
■カンムリカイツブリ,ミコアイサ,ウミアイサ♂♀/北上川河口というよりは湾という感じだ/改修が進む富士川堤防
  
■オオセグロカモメ第2回冬羽2羽/オオセグロカモメ成鳥夏羽になりかけ/オオワシ成鳥
  
■オオワシ成鳥。真下に行っても睨まれるばかりで全く動ぜず。学生の頃,根室半島で真上からオオワシが飛びながら睥睨していたのを思い出した。
 
■セグロカモメっぽいのもいるが,基本的に全部オオセグロカモメ第1回冬羽:ここまで100-400mm
  
■ここから500mm:ミコアイサ♂/ウミアイサ♂♀/ハジロカイツブリの群れ
  
  
  
■いくら近寄っても海を見ていたり,こっちを睨んだりでまったく動ぜず!という美しいオオワシであった。また,来シーズン。


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2015年2月28日(土)南三陸コース

2015年03月28日 | 南三陸漁港
■2015/2/28(土)9:18-12:48【天気】晴れ、風強し
【場所】追波川~十三浜~大室漁港~相川漁港~波伝谷漁港
【写真】オオワシがいるところまで走って疲れたが、とても良い日だった。
【参考URL】http://fsjp1810.blog.fc2.com/page-1.htmlと関連しています。
  
  
■何で怒っていたのかはわからないが、とにかく食べていた木の下を見て怒っていた。
  
  
  
■このへんの行動は意味不明。
  
  
  
  
  
  
 
■この体勢から魚を掴むまで2秒、体勢を整えるのに1秒ほどかかっていた。


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2015年2月28日(土)南三陸コース

2015年03月27日 | 南三陸漁港
■2015/2/28(土)9:18-12:48【天気】晴れ、風強し
【場所】追波川~十三浜~大室漁港~相川漁港~波伝谷漁港
【種名】オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、ヒメウ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ、オオセグロカモメ、タイミルセグロカモメ、ミサゴ、トビ、オオワシ、タカSP、ノスリ、チョウゲンボウ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン(20科58種)
【メモ】今日は晴天+強風というワシ日和、シーズンも終わりに近づき、そろそろ決めたいと思い、ンターを降り、上品の郷を通過して、追波川沿いの探鳥に入った。新北上大橋に近付くにつれ、河岸にはウミアイサやカモ類が多くなる。震災後、工事をしているせいか、チュウヒがあまり見られなくなっている。一方、護岸工事が終わるにつれ、カワウやカモ類は復活してきた。対岸にカワウの大群はいたが、コクガンの群れは全く見られなかった。コクガンに関しては、残りの観察場所でも全く観察できなかった。クロガモは数は減っているが河口付近(と言ってもやたら広いが)にはまだ小群が残っている。タイミルセグロカモメの成鳥夏羽がいたが、露出がオーバー側に回っていて、写真はシロカモメ風になってしまっていた。
 大室漁港に行くと、船揚場にはヒドリガモが少々とイソシギが1羽いるだけだった。カモメ類は多かったが、めぼしいものは皆無でワシカモメの成鳥夏羽が1羽いるだけだった。相川漁港はさらに悲惨で、船揚場が工事で掘り起こされており、何もいなかった。波伝谷漁港手前のコクガンがいつもいるところに行くと、Sさんがワシを探しているところだった。伊豆沼のオジロワシの話などした後、まずはコクガンを探しに破壊された堤防の方に行ってみたが、何もいなかった。ハジロカイツブリがエビの類をくわえて食べようとしているのを見ることができた。
 戻っていったん漁港の方に行き、何かめぼしいカモメはいないかと探したが、ワシカモメ成鳥夏羽しかいなかった。ハジロカイツブリがやたら近くにいて、羽繕いをしていた。2,3mの距離だが、風に流されてこちらに近づいてくるが、特に逃げるわけでもなく、自分のやりたいことをやっているという感じだった。それから風もちょうど強いし、ワシが飛ぶのを見つけようとしばらく粘ったがいなかったので、Sさんたちが観察している所へ戻った。こういう時は目が多い方が見つけやすいし、何といってもSさんがいるので、頼りになる。と、しばらく雑談をしていると、ついにワシをSさんが見つけた。遠かったがいけすではなく、何もない海面上で、方向転換し、海面上で減速し、おそらく1mくらいの高さから狙いをつけて、これもおそらく片足の鋭い爪で海面近くまで降りて魚を掴んだ感じだ。この間写真を見ると3秒以内だった。オスプレイのようにジャボーンと入らず、海面近くを泳いでいる魚をすくうような感じだった。北海道にはけっこう行っているが、オオワシやオジロワシがサケを獲っているのは見るのは川岸がほとんどだったので、海で獲っているのを見たのは意外にも初めてだった。これがミサゴのように上空から突っ込んだら、浮いてはきても海面から飛び上がることはできないだろう。以前、海で溺れていたのを漁師さんに助けられた不名誉なオオワシ(どちらだったか記憶にないが)がいたが、まさかミサゴを真似たわけではあるまい。
 オオワシはその後、いけす外銀ジャケを掴んで帰還し、お気に入りの場所で、工事のものすごい騒音や人がいても気にせず、獲物を食べていた。ミサゴなら満足だろうが、オオワシはこれでは足りないだろう。
 今回、八木山動物公園で展示されているワシ並みの距離で20分弱観察することができた。こんなことはめったにないことで良い日だった。本場羅臼でさえ、こんなに近くで観察できるということはない。志津川湾のオオワシは、南三陸町のHP(南三陸町バーチャルミュージアム)にもあるように、人の様々な営みと接することで生きている。「鳥も人も」といういい例だ。
【写真】
  
■ウミアイサ♀/カワウの群れ/ウミウ・ウミネコ・オオセグロカモメ
  
■ワシカモメ成鳥夏羽移行中/オオセグロカモメ第4回冬羽から夏羽/オオセグロカモメ、ウミネコ、ワシカモメ
  
  
■ハジロカイツブリ/クロガモ


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2014年12月28日(日)南三陸コース

2014年12月28日 | 南三陸漁港
■2014/12/28(日)8:24-10:54【天気】晴れ時々曇り
【場所】長面浦・十三浜・大室漁港・相川漁港・波伝谷漁港
【種名】コクガン87+、コハクチョウ、アメリカコハクチョウ・コハクチョウ交雑個体2、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、ヒドリガモ・アメリカヒドリ交雑個体1、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カワアイサ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、シロチドリ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、カモメ、ワシカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン(20科60種)
【メモ】今年最後の南三陸コース。長面浦は堤防工事と水没した耕地の復旧作業が少しづつだが確実に進んでいる。長面浦の水産施設も小規模ながらできていた。大川小学校は行くたびに必ず団体が訪れていたが、時間が早かったせいもあるが今回と前回は誰もいなかった。十三浜の堤防工事も前回よりかなり進んでいて、堤防沿いの併せて4車線分の幅がある堤防上の道路は、前回とは違う2車線を通行させている。以前から堤防沿いにはヨシガモやタヒバリが多く観察できたが、今回初めてあまり探すこともなく両種を観察することができたのは何よりであった。工事が進んでいる対岸の富士川沿いの岸に、今シーズンはじめてコクガンの大群を見つけた。ワシタカか何かで一斉にカモメ類と飛び立ち、東へ飛んでいったのを撮影し、後で「写真カウント」(これが一番楽)したところ67羽だった。白浜海岸に向かう途中で今シーズン初めて例年いる場所にクロガモの小群がいるのを観察した。それから大室、相川漁港へ行ったが、期待に反してコクガンも、カモメ類も、アメリカヒドリもいなかった。波伝谷漁港の手前のコクガンがいつもいる浜と内湾に20羽+がいた。波伝谷漁港は期待のワシもカモメもいなかった。コハクチョウ・アメリカコハクチョウ雑種は桃生IC付近の田んぼでオオハクチョウとコハクチョウの群れにいたが、もっとよく見ればもっといたかもしれない。この後、石巻に向かった。今日は時期的には1ヶ月以上遅れていたが、いつもいる場所にいるべき鳥がいたので安心した。次回以降、アメリカヒドリの♂を見れば、全部OKということになる。次回は1月下旬になる予定だ。
【写真】
  
■工事が進む水没した耕地の復旧工事/例年この付近にいるヒドリガモ寄りのハイブリッド。/対岸のコクガン、カワウ、カモメ類
  
■一斉に飛び立ったコクガンとカモメ類の群れ/いつもの場所のイソヒヨドリペアのうち♀/いつもの場所のクロガモの小群。まだ少ないが例年は200羽以上の群れになる。
  
■ワシカモメ第4回冬羽♀型/ホオジロ♂/アオサを食べるコクガン幼鳥
  
■コクガン幼鳥/成鳥と若鳥?/成鳥
  
 
■コクガンの小群。全部で12羽ほどいた。帰ろうとすると、それまではおとなしく餌を食べたり休息したりしていたが、急に例によって休憩する場所や餌場を巡ってグループの争いが始まり、また始まったね!という感じ。何となく毎度喧嘩をしてグループ間の秩序を保っている感じがする。


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2014年11月23日(日)南三陸漁港めぐり

2014年11月23日 | 南三陸漁港
■2014/11/23(日)8:16-10:45【天気】曇りのち時々晴れ
【場所】北上川~長面浦~十三浜~小室・大室漁港~相川漁港~波伝谷漁港~戸倉海岸
【種名】コハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、ワシカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、チョウゲンボウ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ベニマシコ、ホオジロ、カシラダカ(20科50種)
【メモ】連休中日の日曜日、今シーズン冬季最初の南三陸漁港めぐりに出かけた。三陸道河北ICで降り、道の駅上品の郷の前を通って北上川沿いの県道30号にでるところから探鳥がスタートする。水門近くの灌木にトビが1羽止まっていた。広大なヨシ原を見ながら大川方面へ向かう。時々ポイントで車を止めて観察し、長面浦へ行く。津波の前はこのコースを行っても、時間に余裕がある時や、対岸から見て長面海水浴場周辺の浜にカモメ類の大群が見える時に戻って見るというのがせいぜいだったが、津波後は行くようにしている。農地復興工事はだいぶ進んでいるように見えたが、鳥屋場を中心とした約1.2平方Kmほどの農地は地盤沈下で今も水底にある。ただ、今年の3月16日に行った時よりも工事が進捗していて、決壊した富士川沿いの堤防工事のために大型トラックがすれ違えるほどの道ができ、大型のテトラポッドを積載した大型トラックが往復していた。この広い内水面にはカイツブリ類やカモ類が多く飛来している。特に道路近くの岸付近にカイツブリ類が集まっていて、しきりに潜水しているのをみると、餌になる小魚が多くいるのかもしれない。
 また、津波以前は海跡湖である長面浦から尾崎地区への橋の下を通り、稲荷神社の先端を回って蛇行し、干潮時には干潟を形成し、長面海水浴場の南端で外海へ続いていた水路は、津波によって、浜の半分が削られたことによって、内湾状態になっている。ここにも同じようにカイツブリ類やカモ類が群れている。
 さて、クロガモがそろそろ来ているはずだと思い探したが、ここも十三浜もスズガモの群れしかいなかった。大室・小室漁港は沖の巨大防波堤にはいつものようにカモメ類が多数いたが、港内には思いの外おらず、船揚場にもカモメ・カモ類はまったくいなかった。相川漁港に行くと、ワシカモメとセグロカモメの幼羽がいたくらいで、波伝谷漁港は全くいなかった。戸倉海岸も同じような状態だった。
 今回はコクガンもクロガモも観察できなかったが、例年だとすでに観察できるの頃なのでよく見ればいたかもしれない。これから最低月2回のペースでこのコースを周る予定である。
【写真】
  
■ヨシ原とトビ/ユリカモメ成鳥冬羽/津波で破壊された長面漁港のカワウ、マガモ
  
■同じくマガモ/田畑や集落が沈む内水面のハジロカイツブリとカンムリカイツブリ。大型トラックが行き来する岸近くでしきりに採餌していた。
  
■オオハクチョウとコハクチョウ。コハクチョウは3羽とも嘴の黄色い部分の色が違うので年齢差があるのかもしれない。/ワシカモメ第4回冬羽/セグロカモメ幼羽
  
■ワシカモメとセグロカモメ/セグロカモメ幼羽の初列内側は色が薄い。/セグロカモメ同一個体
  
■オオセグロカモメ第1回冬羽♀タイプ/オオセグロカモメ第4回冬羽/相川を遡上してきたサケ


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2014年3月16日(日)南三陸コース

2014年03月16日 | 南三陸漁港
■2014/3/16(日)8:43-11:58【天気】晴れ
【場所】長面浦,南三陸コース
【種名】コクガン,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ,マガモ,カルガモ,オナガガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,ウミアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,モズ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ウグイス,メジロ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ,スズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,タヒバリ,カワラヒワ,ベニマシコ,シメ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(23科61種)
【メモ】長面海水浴場があった砂浜が大津波で喪失し,かつて稲荷神社と堤防に囲まれた干潟約12万㎡が完全に海とつながり,富士川堤防沿いの広大な耕地のほぼ半分が深くえぐられ海といっていい状態になっている。現在は堤防沿いに柵を立て,その脇に砕石を積み上げて道を作って,外浜とつなげていて,一応外海とは区切られているが,高潮が低いところを乗り越え,かつての耕地の大部分は深い海になっている。その堤防の内側と外側に,クロガモの大群や,カイツブリ類がいる。風はややあったが晴れた日だったので,それほど,外浜へ続く埋め立て道を歩くのは怖くはなかったが,荒天時は歩くどころではないだろう。長面浦の橋のそばに蛎殻を捨てているところがあって,そこに大型カモメ類が群れていた。白浜海岸にはカモメ類はいなかったが,クロガモの群れは100羽以上はいたが,前述した被災エリアの海の方が個体数は多い。大室・小室漁港の船揚場にアメリカヒドリの成鳥♂がヒドリガモの群れに交じって採餌していた。相川漁港に行くとコクガンの10羽前後の群れがいた。波伝谷と折立川,戸倉海岸は特に珍しい種類はいなかったが,特に折立川は年々鳥の数・種類が少なくなっている。ペアの一方が危なく溺れるところを助けられたオオワシとかも探したが,飛んでいるのを見つけることはできなかった。
【写真】
  
■ワシカモメ第2回冬羽
  
■オオセグロカモメ第4回冬羽から夏羽へ移行中/外浜へ続く砕石による埋め立て道
  
■クロガモの群れ
  
■カンムリカイツブリ
  
■ミコアイサ♂/アメリカヒドリとヒドリガモ/コクガン
  
■コクガン幼羽/争うコクガンと我関せずのコクガン幼羽
  
■コクガン幼羽
  
■コクガン成鳥/コクガン幼羽


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2014年2月24日(月)南三陸コース

2014年02月24日 | 南三陸漁港
■2014/2/24(月)8:18-11:38【天気】晴れ時々曇り
【場所】南三陸コース
【種名】コクガン3,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,アメリカヒドリ♂・ハイブリッド♂1,マガモ,カルガモ,ハシビロガモ,オナガガモ,コガモ,アメリカコガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カイツブリ,カンムリカイツブリ,ミミカイツブリ,ハジロカイツブリ,キジバト,カワウ,ウミウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,オオバン,イカルチドリ,イソシギ,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ,ミサゴ,トビ,ノスリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ヒヨドリ,ミソサザイ,ムクドリ,ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ♀,スズメ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,カワラヒワ,ベニマシコ,ホオジロ,カシラダカ,オオジュリン(21科56種)
【メモ】新北上大橋付近は,富士川の改修工事が本格化していた。アメリカヒドリ♂は今日は白浜海岸にいた。白浜海岸と大室漁港は海上経由で約2km,大室漁港と相川漁港は同じく約2.5kmで,カモ類の移動にはかなり近い距離になるだろう。かなり以前からいつもこの3地点で観察することが多い。一方,アメヒのハイブリッドの方は,十三浜の追波川堤防で観察できるが,以前大室漁港でも見たことがあった。ただし同一個体かどうかはわからない。コクガンは今日はかなり個体数が少なく,相川で1羽,戸倉海岸で4羽ほどしか見なかった。アメリカコガモは,波伝谷の壊れた堤防の上にコガモやオナガガモの群れに交じって♂が1羽いた。以前,自然の家のボート置き場になっていた場所の防波堤付近にも小群の大型カモメがいつもいるが,今日はシロカモメとセグロカモメのハイブリッドがいた。嘴や全体の感じはシロカモメ幼羽だが,羽衣がシロカモメとは違う。『カモメ識別ハンドブック改訂版』P17の第1回冬羽Bに該当する個体と思われる。波伝谷漁港の防波堤にもセグロカモメの第1回,第2回冬羽がいた。今回アップするまで時間がかかったのは,これらのカモメの識別に時間がかかってしまったからだ。カモメは本当におもしろい。
【写真】
  
■富士川改修工事 新北上大橋から/カワウ/富士川改修工事
  
■クロガモ 白浜海岸/アメリカヒドリ♂ 白浜海岸
  
■ワシカモメ成鳥冬羽から夏羽 大室漁港/コクガン幼羽 相川漁港/ヒドリガモ 相川漁港
  
■ヒドリガモ♀/オオセグロカモメ成鳥夏羽/ワシカモメ第1回冬羽
  
■セグロカモメ×シロカモメ第1回冬羽/セグロカモメ第1回冬羽後期/同じ個体
  
■セグロカモメ第1回冬羽。前と同じ個体/セグロカモメ第1回冬羽/同じ個体
  
■オオセグロカモメ第4回夏羽/セグロカモメ第2回冬羽/オカヨシガモ
  
■アメリカコガモ 波伝谷/アメリカヒドリハイブリッド 十三浜
  
■セグロカモメ第1回冬羽と後ろ第2回冬羽/同前第1回冬羽飛翔。/セグロ・シロの雑種の隣にいたセグロカモメ第1回冬羽の飛翔


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2014年1月3日(金)南三陸コース

2014年01月03日 | 南三陸漁港
■2014/1/3(金)10:22-14:32【天気】曇り
【場所】追波川-長面浦-十三浜-大室・小室漁港-相川漁港-波伝谷漁港-戸倉海岸
【種名】コクガン52,コハクチョウ,オオハクチョウ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,マガモ,カルガモ,コガモ,ホシハジロ,キンクロハジロ,スズガモ,シノリガモ,クロガモ,ホオジロガモ,ミコアイサ,カワアイサ,ウミアイサ/カイツブリ,カンムリカイツブリ,ハジロカイツブリ/キジバト/ヒメウ,カワウ,ウミウ/アオサギ,ダイサギ,コサギ/オオバン/イカルチドリ冬羽3/イソシギ冬羽1/ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,ワシカモメ,セグロカモメ,オオセグロカモメ/ミサゴ,トビ,ノスリ/モズ/カケス,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス/ヒバリ/ヒヨドリ/ミソサザイ/ムクドリ/ツグミ,ジョウビタキ,イソヒヨドリ♀/スズメ/ハクセキレイ,タヒバリ/カワラヒワ,ベニマシコ/ホオジロ,カシラダカ,アオジ,オオジュリン(21科59種)
【メモ】天気はよくなかったが,時間をかけて震災・津波復興の様子を見ながら南三陸コースを探鳥した。追波川(北上川)沿いの堤防兼道路は4車線の南側2車線が通行可となっている。その分,広大なアシワラや川岸が見づらくなっている。以前はよく見られたチュウヒの出現回数が震災後は確実に減っており,今日は往復で1羽も見ることができなかった。ノスリも少なく,ハヤブサ類は0だった。大川小学校付近の杉林付近に1000羽以上のカシラダカの群れがいた。長面浦に行くと,津波で破壊されしばらくそのまま残されていた家々があったところは整地されていたが,稲荷神社の方は以前のままだった。引き返す道々でカモの小群を見,大川小学校の前を通り,新北上大橋を渡って十三浜の方を見ていくことにした。
堤防工事がこの辺はだいぶ進んでいるが,仙台湾と比べれば進捗状況は遅い。対岸の堤防工事も以前から進んでいて,川岸にカワウとカモメ類の大群がいた。以前から長面浜はカモメ類の大群やコクガン,カワウがいたが,今日のカモメ類の個体数は4kmほどある堤防沿いで今まで見た中でも最大級だった。立神地区から長塩谷地区前面海面(直線約400mの範囲)には,前回は見られなかったクロガモの群れが300羽ほど観察できた。スズガモとキンクロハジロの小群も混じっていた。白浜のカモメ類を期待したが1羽もいなかった。大室小室漁港ではコクガンが4羽程度しかおらず,釣り人も比較的多くでていたのでカモメ類を間近で観察することはできなかった。
相川漁港に移動すると,いつもより数は少ないが例によってコクガンが船揚場で採餌していた。アメヒ♂は大室,小室,相川とも観察できなかった。相川漁港の崖にはいつもミソサザイがいるが,日陰なのでまともに撮影したことはない。漁港の防波堤工事がかなり進んでいて,ウミネコ,オオセグロカモメ,カモメがたくさん止まっていた。港内にはハジロカイツブリの夏羽に移行中の個体が潜水を繰り返していた。イソシギとイカルチドリもいつもの場所でせわしなく動いている。
波伝谷漁港付近にはまたコクガンがいたが,カモメ類はワシカモメくらいだった。この漁港はオオセグロカモメの♀型や極小型などちょっと変わった個体が見られる頻度が高い。途中の長清水漁港にもコクガンが例年いるが今日は観察できなかった。戸倉海岸に行くと,コクガンやウミアイサ,カモ類が多かったが,折立川は最近環境が変わったのか,震災後も多く見られたカモ類やカモメ類は全然見られなくなってしまっている。いつもいるカワセミも今日はいなかった。
※メモ中に出てくる距離はアスカカンパニーE-Studentマップサイトで計測したものです。そのうち面積計測も実装される予定ですので,ぜひ活用してください。
【写真】
  
■北上川(追波川)の対岸/排水が行われたが再び冠水している。ユリカモメとカモメ/ヒドリガモ(長面浦)
  
■カシラダカ♀/ほぼ被災後の姿の稲荷神社付近/洞ヶ崎・沼下付近
  
■スズガモとホオジロガモ♀/ダイサギ/ホシハジロ
  
■富士川の堤防の工事とカモメ類の群れ/八景島?とコクガン/相川漁港の船揚場で採餌するコクガンの群れ
  
■ワシカモメ成鳥冬羽/オオセグロカモメ第1回冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽(波伝谷漁港)
  
■オオセグロカモメ/ワシカモメ成鳥冬羽/ウミアイサ♂
  
■コクガン幼羽/夏羽になりかけのハジロカイツブリ/スズガモとクロガモの群れ


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