私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

阿武隈川河口のカモメたち。カモメ成鳥冬羽も増えてきた。

2014年5月4日・17日、6月14日蒲生サギのコロニー

2014年05月04日 | 蒲生海岸
■2014/5/4(日)5/17(日)6/14(土)
【場所】蒲生サギのコロニー
【種名】ゴイサギ、アマサギ、チュウダイサギ、チュウサギ、コサギ(1科5種)
【メモ】2014年のサギのコロニーの繁殖写真。高校生物部の時は、田尻町沼部のサギのコロニーや同大貫の2箇所のコロニーの観察が中心だった。この3つのコロニーは手入れのされていない杉林と低い灌木が生えている山で、中に入ると阿鼻叫喚と言っていい光景が繰り広げられ、さらにはすさまじい匂いがした。死んでいるゴイサギやシラサギの数は相当なもので、そのうちのいくつかを取ってきて、土中に埋め、あとで煮て、接着剤で止めて骨格標本にした。ここでわかったのは、ヒナの相当数は巣から落ちたりして死んでいるという事実だ。大学野鳥の会からは、このフィールドと蒲生近くの和田新田のコロニーによく行っていたが、このコロニーがビール工場に移り、さらに津波被害で正門付近から、現在の場所に移っているということだ。
この場所は風向きや光線の加減がよくて、匂いや虫もあまり気にしなくてすむので、以前より写真が大きく撮れるようになった。すると、遠くからでは今までよくわからなかった繁殖期の生殖羽の嘴、目先の色、虹彩、足の色の変化が観察できるようになった。4月ころから5月初旬の巣作りや抱卵期の色が最も美しく、ヒナが生まれ給餌をする頃になると、もう、どんどん色が褪せていくというか、そういう感じだ。その他にも、じっくり観察しているといろいろなことがわかってとても興味深いのがサギのコロニーである。
【写真】
  
■ゴイサギ/チュウダイサギ
  
■ゴイサギ/抱卵するゴイサギペア/チュウサギ
  
■チュウダイサギ/チュウサギ
  
■巣材を持ってきたチュウダイサギ/チュウダイサギ
  
■チュウサギ/ゴイサギ
  
■枝ごとの巣・ゴイサギが給餌をしている。/チュウサギ
  
■一方の親が餌を運んでくるのを待つチュウサギ/ゴイサギ/アマサギ
  
■チュウダイサギ/チュウサギ
  
■チュウサギ/ゴイサギのヒナ
  
■アマサギ/チュウダイサギ/ゴイサギ
  
■ゴイサギヒナの擬態(にはなっていない)/ゴイサギの給餌


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