私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

今日も明日も日中、2,3℃。これは寒い。早く暖かくなってほしいですね。写真は1月11日の伊豆沼。

2016年3月20日(日)蒲生海岸

2016年03月20日 | 蒲生海岸
■2016/3/20(日)13:20-13:42【天気】晴れ時々曇り
【場所】蒲生海岸七北田川河口
【種名】カワウ,エリマキシギ♂,ユリカモメ,ウミネコ,カモメ,オオセグロカモメ(3科5種)
【メモ】あまりシギチは期待していなかったが,その期待通りに双眼鏡で見る限りは,どこにもシギチの群れは見えなかったが,河口の導流堤に続く砂州の先端にカモメ類が集まっていて,その中にエリマキシギが見えたので,500mmを担ぎ,長靴に履き替えて歩いて行った。サーファーの人たちも,散歩の人たちも全然おらず,お彼岸とはいえ珍しい日だった。若い頃は今のEF500mmⅡよりずっと重いFD600mmに,スリックの今とほぼ同じ三脚を担いで,金華山の船着き場から大箱崎,小函崎まで往復したのだが,今ではとても考えられないことだ。三脚の脚を一番短くして低位置から渚にいるエリマキシギを観察しながら,撮影したが,近くのカモメやユリカモメ,ウミネコがやたら大きく見える。これがオオセグロカモメがそばにいたら,サイズの違いは圧倒的だ。よく,ひと冬ハヤブサに食べられもせず,傷一つなく生きているというのは立派なものだ。越冬しているミヤコドリなんかはよく,ハヤブサの餌食になったり,死なないまでも傷を作っている個体を多く見てきたから,きっと動きが速いのと,痩せすぎていてあまりおいしく感じられないのかもしれないが,これはこちらの思い過ごしだ。何とか夏羽の飾り羽根をちょっとでもいいから見せてもらいたいものである。4月中旬までいれば,きっと見られると思うが。
【写真】
  
■渚でしきりに頭を砂地に突っ込んで,嘴を上にあげて飲み込んでいる行動を繰り返していたが,餌を採っているというよりは,汽水の川の水を飲んでいる幼にも見えた。
  
■エリマキシギとかアオアシシギはスタイル抜群。
  
■カモメ類と比べるとかなり小さい。


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