「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        見苦しい自民党の”親子ケンカ”

2010-04-14 06:08:11 | Weblog
森喜朗・元首相(72)が”自民党(内)にもお年寄りをバカにする風汐がでている。
お年寄りは頭にきて自民党に票を入れない”と世代交代論を唱える河野太郎・幹
事長代理(47)を名指しで批判した、と新聞に出ていた。

その通りである。先日、河野議員が幹事長代理に指名された時に”古い人は
引き下がれ”と、彼の持論である年配議員のベンチ入り、腐ったリンゴ反対論を聞
いて僕はあまりよい感情は持たなかった。こういった老人を蔑視する男が要職にい
る党には投票したくないと思った。

でも考えてみると、民主党がこんなに不人気で支持率が30㌫を割ってきたのに自
民党の人気が上がらないのは、たしかに森喜朗・元総理で代表されそうな古顔議
員が今だに陰で糸を引いているのではないか、という疑惑があるからだ。森氏が小
淵恵三氏の突然の死を受けて当時の自民党の実力者、青木幹雄、村上正邦,野中
広務、亀井静香との密室会議で総理になったのは、2000年4月、もう10年も前の
ことなのだ。

河野太郎・幹事長代理にすれば、総理になれなかった父親洋平氏(73)がすでに引
退しているのに、今だに同年輩の森、青木氏らが”のさばっている”のは面白くないし
頭にくるのは理解できる。ただ、それを口に出していってはいけない。まるで”親子ケ
ンカ”であって見苦しい。これでは自民党の再生はおぼつかない。