ご先祖への義理立てと外国人参政権

永住外国人への地方参政権付与に反対する集会で石原慎太郎・東京都知事が”与党
を形成する党首や大幹部には、帰化したご先祖への義理だてからか付与に賛成してい
る者がいる”と発言したそうである。誰のことを指すのか、と思ったら、福島瑞穂・社民党
党首が”私も私の両親も帰化した者ではない。事実誤認で、私の政治信条をゆがめ、踏
みにじるものだ”と石原知事に発言の撤回を求めた。

福島党首一族が”帰化人”であるかどうか、また”帰化人”であるのがなぜ悪いのか、僕
には解らないが、一家に”帰化人”みたいな行動があったのは事実だ。それは昨年父親
の行人さん(一昨年逝去）が出征した際の級友たちの寄せ書きの日の丸が、元米兵から
返還されたことをめぐる一家の行動だ。普通、この種の日の丸の返還は、戦地からのもの
だが、福島家の国旗は戦後、熊本に進駐してきた米兵が、福島家から貰い受けたものの
ようだ。いくら戦後の混乱期といえ、国旗の日の丸。それも級友が寄せ書きしたものを簡単
に日本人なら手離さない。

わが家には、昔から伝わる系図がある。それによると第三十代の敏達天皇から出ており、僕
はその第五十三代目であるから,帰化人ではない。だからご先祖に義理立てする必要はない
から、それだけでも外国人への参政権付与には反対である。

鳩山政権発足時、あんなに”よいしょ”と民主党を担いだ朝日新聞の最近の世論調査でも内閣
支持率は２５％に急落している。「普天間」の期限の５月になれば、さらに支持率は落ちる。外
国人参政権付与などといったくだらない問題にうつつをぬかす民主党内閣は打倒すべきである。