先日の季節はずれの大雪の朝、旅行先の郡山駅前の信号を渡ろうとしたら、若い茶髪
の女性が”気をつけて”と、僕の手をとってくれた。初めての経験だ。自分では若いつも
りなのだが、よほど、よぼよぼに見えたのだろう。有難いことだ。遠慮なく,すなおにご好
意に甘んじた。
同じ日の夜、東京の新宿から山手線に乗った。車内は立っている人がポツポツ程度の混
雑だった。僕は長距離バスの疲れと重い荷物があって座りたかったが、誰も席を譲ってく
れない。若い屈強の大男はケータイに夢中でしらん顔。そして降りる駅がきて立ちあがった
が、出口に向かわず、僕が座るのを邪魔している。さすがに僕もむっとして注意をしたら恐い
顔でにらみかえされた。
いつも思うのだが、車内マナーの最低なのは東京の山手線だ。一周しても、せいぜい一時
間なのだが、まず席を譲られたことがない。老人仲間の会ではよく、この話がでる。友人の
中には逆説的だが、いっそうのこと、優先席を廃止すべきだと主張している。僕らが若い時
には、老人や子どもが前に立てば、座ってなんかいられなかったものだが。
私鉄の中には”シルバーシートの周りではケータイの電源を切って下さい”と車内放送をして
いるが、先日若者が”ケータイの電波が健康に悪いなんて科学的ではないそうだ”と会話して
いた。なんでも新聞に書いてあったそうである。事実かどうかは知らないが、そんなことより、
他人への配慮なのだが、いつから日本人はこんな人種になってしまったのだろうか。
の女性が”気をつけて”と、僕の手をとってくれた。初めての経験だ。自分では若いつも
りなのだが、よほど、よぼよぼに見えたのだろう。有難いことだ。遠慮なく,すなおにご好
意に甘んじた。
同じ日の夜、東京の新宿から山手線に乗った。車内は立っている人がポツポツ程度の混
雑だった。僕は長距離バスの疲れと重い荷物があって座りたかったが、誰も席を譲ってく
れない。若い屈強の大男はケータイに夢中でしらん顔。そして降りる駅がきて立ちあがった
が、出口に向かわず、僕が座るのを邪魔している。さすがに僕もむっとして注意をしたら恐い
顔でにらみかえされた。
いつも思うのだが、車内マナーの最低なのは東京の山手線だ。一周しても、せいぜい一時
間なのだが、まず席を譲られたことがない。老人仲間の会ではよく、この話がでる。友人の
中には逆説的だが、いっそうのこと、優先席を廃止すべきだと主張している。僕らが若い時
には、老人や子どもが前に立てば、座ってなんかいられなかったものだが。
私鉄の中には”シルバーシートの周りではケータイの電源を切って下さい”と車内放送をして
いるが、先日若者が”ケータイの電波が健康に悪いなんて科学的ではないそうだ”と会話して
いた。なんでも新聞に書いてあったそうである。事実かどうかは知らないが、そんなことより、
他人への配慮なのだが、いつから日本人はこんな人種になってしまったのだろうか。