「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          年寄りにもっと下りのエスカレーターを!

2012-07-01 05:50:10 | Weblog
東京都営地下鉄の優先席が現在は一車両あたり二か所なのが四か所に増えるという。これによって一車両で12-20人の優先席が確保される。高齢者にとっては朗報だが、問題は若い人たちに”ゆずりあいの心”があるかどうかである。最近は僕ら年寄りは、変な”ゆずりあい”など期待せず、若者のマナーの悪さを見るのがイヤなので優先席のない扉から乗車する。

東京都内の公共交通機関は電車でもバスでもせいぜい乗っている時間は30分位だ。その程度の時間なら立っていてもそれほど苦痛にはならない。一番苦痛なのは駅構内にエレベータ―やエスカレーターがないことだ。昨年来、僕も年寄りに多い「変形型膝関節症」が悪くなり杖のお世話になることが多くなったが、外出時にはネットで駅情報をあらかじめ調べることにした。エレベーターがあるかどうか、あるいはエスカレーターがあるかどうかといった情報だ。

東京の場合、都営地下鉄は営団地下鉄に比べて後発のためか、駅が地下の深部にある。最近交通量の多い駅ではエレベーターは完備してきたが、まだ昇りのエスカレーターだけの駅が多い。年寄りにとっては登山より苦痛だ。営団地下鉄は地上から浅いためエレベーターもエスカレーターもない駅が多いが、年寄りにとっては距離に関係なく苦行である。

若い時、僕も下りのエスカレーターを見て、無駄なことをやっていると思ったことがあった。健常者にとってはエレベーターもエスカレーターも疲れないための手段だが、年寄りにとっては、なくてはならない必需手段である。高齢者にはバリアーになっていて、これが家に引籠りの原因になっているといっても過言ではない。