「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

            小沢一郎 消灯ラッパを吹いたら!

2012-07-03 06:06:59 | Weblog
実現出来る当てもないくせに大きなことをいうのを”ラッパを吹く”という。(三省堂慣用句辞典)昨日、郎党48人を引き連れて小沢一郎氏が民主党を離脱した。その後の記者会見を聞いたが、彼の論理は相変わらず支離滅裂、政権交替の原点に戻って国民との約束(マニフェスト?)をを守るべきだという。彼一流のラッパである。民主党は、この3年間何をやってきたのか。財源もないのに彼のラッパに踊らされて迷走を続けてきたではないか。

小ブログは終始小沢氏を批判し続けてきた。政権交代時からでも数えたら28本もあった。タイトルを拾ってみると”諸悪の元凶””辞めて下さい一兵卒””傲慢無礼な政治家””小沢の横やりと(ヒットラー)ユーゲント””そろそろ老兵は消えてくれ“民主党は小沢を離党させろ””小沢のわがまま”などなど。わが国の政治は”小沢に引っ張りまわされた3年間”であった。週刊誌の見出しに「疫病神」とあったがまさにその通りであった。

民主党は政党の体をなしているように見えて政党ではない。小沢グループとともに先の消費増税と社会福祉一体化法案に反対した鳩山由紀夫元総理が他人事のように”党の執行部は反省すべきである”と言っている。造反派の処分を任されている野田総理と輿石幹事長は、鳩山元総理は除籍にしないのだろうか。鳩山氏は”小沢氏とは政策的には非常に近い、協力関係を模索したいと”とまで言っている。離脱予備軍はまだまだいそうだ。しかし、一方では小沢グル―プから3人の脱落者も出てきている。小沢さん、国民はこれ以上政治の混乱を望んでいない。自ら消灯ラッパを吹いて政界から眠りについては如何が。国民はあなたの一日も早い引退を望んでいる。