昨日、オバマ米大統領が昔少年時代暮らしたジャカルタの当時の模様をあるインドネシア関係の会合で話をした。そのさい、大統領のケニアの出自についてもwikipedia から得た情報を披露したところ、ケニア在住5年という参加者の一人から“わが意を得た”という意味の発言があった。僕は話の中で、オバマの実父は1948年、対英独立闘争の際イスラムに転向したとのwikipedia情報を明らかにした。これに対し、参加者はオバマの先祖のルオ族の住むビクトリア湖周辺は伝統宗教やキリスト教徒が多いのに何故回教徒なのかと前から疑問に持っていたという。
オバマ大統領は2009年6月、カイロ大学での演説で”私の父は代々続くイスラムの家系である。また少年時代を送ったジャカルタでは、モスク(回教寺院)のアザ―ン(参加呼びかけ)の声を聞きながら育った、とイスラムへの理解を示した。9.11 のテロ事件以降、米国とイスラム世界との関係が悪化していただけに、この演説は関係改善を呼びかけたものとして注目された。
オバマ大統領が誕生した当時、米国では初のアフリカ系大統領として一つのオバマ像を描いたようだ。その一つはオバマ家の先祖は羊飼いだといものもあった。僕もその牧歌的イメージを信じた一人だが、最近のネットにはオバマの実父が幼時、祖母と一緒に映っている”近代的な”写真まである。羊飼いとこの写真はどうみても結びつかない。
昨年、米国では「dream from real father」(実父への夢)という映画が公開され,DVDでも発売された。これはオバマ大統領の半生を描いたもので大胆にもオバマ大統領の実父はケニア人ではなく、米国共産党員の黒人詩人、フランク.マーシャル.デ―ビスではないかと断定しているそうだ。米国でどの程度話題になったのか寡聞にして知らないが、米国とはおかしな一面もある国である。
オバマ大統領は2009年6月、カイロ大学での演説で”私の父は代々続くイスラムの家系である。また少年時代を送ったジャカルタでは、モスク(回教寺院)のアザ―ン(参加呼びかけ)の声を聞きながら育った、とイスラムへの理解を示した。9.11 のテロ事件以降、米国とイスラム世界との関係が悪化していただけに、この演説は関係改善を呼びかけたものとして注目された。
オバマ大統領が誕生した当時、米国では初のアフリカ系大統領として一つのオバマ像を描いたようだ。その一つはオバマ家の先祖は羊飼いだといものもあった。僕もその牧歌的イメージを信じた一人だが、最近のネットにはオバマの実父が幼時、祖母と一緒に映っている”近代的な”写真まである。羊飼いとこの写真はどうみても結びつかない。
昨年、米国では「dream from real father」(実父への夢)という映画が公開され,DVDでも発売された。これはオバマ大統領の半生を描いたもので大胆にもオバマ大統領の実父はケニア人ではなく、米国共産党員の黒人詩人、フランク.マーシャル.デ―ビスではないかと断定しているそうだ。米国でどの程度話題になったのか寡聞にして知らないが、米国とはおかしな一面もある国である。