「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

旭日旗を何故FIFAは許さないのか

2013-07-30 11:42:00 | Weblog
韓国のメディアが先日の日韓サッカー試合で、日本のサポーターが旭日旗を持ち込んんだのはFIFA規約違反だと騒いでいる。旭日旗は”日本帝国主義による侵略の象徴である”という理由からだそうだ。旭日旗は旧日本陸軍の軍旗であり、同じく旧海軍の軍艦旗であった。古くローマ時代から、国には国旗とは別に軍旗はあり、今でも自衛隊は軍旗として旭日旗を使っている。これが何故植民地主義の象徴なのか。そして初めて知ったことだが、何故FIFAは、応援に旭日旗の持ち込みを許可しないのだろうか。

僕ら昭和1ケタ世代は、あまり旭日旗という言葉を使った記憶はない。旭日というと愛国行進曲の一節”見よ東海の空明けて旭日高く”を思い出すぐらいだ。国旗は”日の丸”であり”日章旗”であったが、軍旗である旭日旗は一般社会ではそれほど、なじみがなかった。旭日旗は海軍の軍艦旗だと思っていたほどだ。しかし、陸軍内部においては天皇陛下から奉戴されたものとして尊ばれ、軍旗記念日があり、玉砕の際には、奉焼したものだ。た。旭日旗を先頭にして戦ったが、戦闘は植民地主義のためではなかった。

たまたま僕の幼稚園時代(昭和11年)の自由画帖があったが、これをみると、旭日旗が描かれている。大洋を行く軍艦が、勇ましく軍艦旗を掲げている。そして空には大きな太陽がある。当時の子供はどんな絵にも”お日さま”を描いたものだ。今の子供はどうなのだろうか。旭日旗を植民地主義の象徴と見る韓国のメディアは、よほどひねくれた根性の持ち主だが、日本のサポーターも他人に誤解を呼ぶような行為は敢えてしないほうがよい。旧軍服を着て靖国神社参拝のたぐいである。

韓国人のヘイト.スピーチは民主党のおもねり外交のつけ

2013-07-30 05:48:21 | Weblog
韓国人の対日ヘイト.スピーチがネット上でとびかっているそうだ。YOUTUBEには”日本人は皆地震で死ね”といった類のものまであるという。ヘイト.スピーチとは、ウイキぺディアによると「憎悪表現」の一つだそうだが見苦しいし聞き苦しい。そんな中28日ソウルで行われた日韓サッカー戦の会場に”歴史を忘れた民族に未来はない”という横断幕が張り巡りされていた。国民あげてのヘイト.スピーチの観さえ感じる。27日の女子サッカー戦の会場にも、東京の国立博物館所蔵の韓国王朝時代のよろいと兜の写真が印刷された懸垂幕が持ち込まれたが、試合直前に禁止されたという報道もある。

昨年来の日韓関係悪化の発端は、昨年8月、李明博前大統領が竹島に強行上陸したのが始まりであるが、その背景には3年3か月の民主党政権のおもねり外交がある。2010年、当時の菅直人首相は、日韓合邦百年の記念として、宮内庁の所蔵であった「韓国王室儀」を返還した。「韓国王室儀」は李王朝時代の儀式一般を記した本だが、1965年の日韓基本条約の付属文書によって法的には一切返還する必要はない。どうも、これが”呼び水”になってしまった。今や韓国は日本国内にある4425の文化財全部の返還を求めている。

”歴史を忘れた民族には未来がない”とは、自分の事を言っているように思える。1910年(明治44年)、わが国が諸外国承認の下に大韓民国を併合したのは歴史的事実である。それから1945年8月15日まで、朝鮮半島の人が日本人であったことも歴史的事実である。この間朝鮮民族にとっては屈辱であったかもしれない。しかし、一方では亡国寸前だった国土のインフラが整備され、教育制度が整備されたことも事実である。その歴史を忘れた民族には、それこそ未来がない。