「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

団塊ジュニア世代との対話

2013-07-13 05:46:19 | Weblog
今月になってまったく偶然なのだが、インターネットを通じて知り合った、いわゆる団塊ジュニア世代二人と直接話し合う機会があった。小ブログにコメントを寄せてくれたお二人だが、一人は昭和49年(1974年)、もう一人は52年生まれで、僕の末子(40年生まれ)より若い人たちだ。老人になると、それでなくとも社会との接点が少ないだけに、こういった若い人との対話は新鮮で、脳の刺激になった。

団塊ジュニア世代とはwikepediaの定義によると、両親が団塊世代で、年間の出産数が200万人を越えた、第二次ベビー.ブームの時代に生まれた世代である。時代的にみると、1973年の石油危機で、いちおう高度成長期が終わり経済安定期に入った時代に幼少期をを迎え。、高校大学時代はバブルを体験している。そして、その後バブルがはじけて就職氷河期の最中に社会に出ている。

僕の周囲には一人も団塊ジュニアがいないが、なんとはなく”団塊”という言葉から、団塊世代の”自分勝手”という悪いイメージが先行し、そのジュニア世代も同じような印象があった。しかし、先日来会った二人は全く違っていた。二人の共通点は、いわゆるサリーマンではなく、自分で独立した生活を営んでいる事もあってしっかりしている。それに何より感心したのは礼儀正しいことであった。

先の民主党政権のリーダーの多くが、時代的な遭遇もあって鳩山、菅両総理が代表する団塊世代であった。小沢一郎氏も戦中生れだが、団塊世代に近い全共闘世代であった。この世代が日本の中枢にいる時が、日本の国難だといった先輩がいたが、まさにその通りであった。団塊は団塊でも、ジュニアは大丈夫である。これが二人とあった僕の印象だ。