「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

88歳元インドネシア義勇軍兵士からのメールの猛暑見舞

2013-07-14 07:55:19 | Weblog
インドネシアの友人バンバン.プルノモさん(88)からメールで猛暑見舞が届いた。プルノモさんは中部ジャワのテマングンという人口20万人たらずの山間の町に住んでいるが、日本のこのところの猛暑は、こんな遠隔地にまで伝わっているのだ。ジャワは常夏の地だが、気温が連日35℃を超すことなどないのではないかー。

小ブログは何回かプルノモさんを紹介したが、彼の実兄はバンバン.スゲンさんといい、インドネシアの参謀総長から駐日大使までした有名人だ。プルノモさん自身も、日本統治下での義勇軍兵士だっ人だ。プルノモさんは現在自宅で「Yuko Teragoya」(友好寺子屋)=写真=という私塾を開き、若い人に日本語を教えている。プルノモさんは10年ほど前から本格的に日本語を勉強しなおし、この塾を開いたが、お世辞にも日本画は上手とは言えない。しかし、彼が義勇軍時代に叩き込まれた”大和魂”を徹底的に今のインドネシアの若い人たちに教えている。彼の持論は日本の軍政がなかったら、今のインドネシアはなかった、というものだ。

テマングン市内のコデクの丘には、敗戦時この町に駐屯していた第48師団磨(みがき)大隊が復員のさい「萬邦大結」という石碑を記念に残してきた。独立戦争の混乱でこの碑は一時不明になっていたが、その後川の中から発見されて、今は日イ関係者の募金でガラス張りの小屋に収められコデクの丘に建っている。

残念ながら、最近は月日の経過で「萬邦大結」を訪れる日本人の数も減ってきたようだ。関心のある方は、Bambang.Purnomoさんに英語かインドネシア語で激励と感謝のメールを送ってください
bambang.terakoya@gmail.com