滋賀県大津市の保育園児の事故は痛ましい限りだ。きちんと保育士3人に引率されて、歩道で信号待ちしていたところへ、衝突事故を起こした車の一台が飛び込んできた。まだ、おしめも取れないいたいけな幼児たちだ。二人が死亡,さらに重傷者もいるとのことだ。園児たちは、保育士にに連れられて、琵琶湖へ散歩に出かけた帰り道だったという。
この事故を知り、僕は東京のわが家の近くにある認証保育所を想起した。東京都では正式認可保育園の不足から、私鉄沿線の駅近くに都独自の認証保育所を認可している。駅に近く送迎に便利だが、ビルなどの一室にあったりして施設面積が狭く園内に遊ぶスペースがない。このため、園児たちは保育士に連れられてて近くの公園へ行ったり、鉄道の跨線橋の上から電車を見に行く。散歩の途中、僕はこの園児たちの列と出会うが痛ましい(写真)
わが町は都心に比べれば、郊外で比較的交通量は少ないがバスも走っている。危険だと思っていたら、先日、新聞に認証保育所を対象に大きな公園へ遊びに連れて行く巡回バス制度ができたという。よい制度である。大津の事故のようなことがある。子供だから一日中園内の保育では飽きてしまうのだろう。しかし、幼稚園には散歩の時間はあまり聞いたことがない。安全第一である。交通量の多い都会での散歩は一考を要するのではないだろうか。大津の事故は警鐘である。