「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

豊洲市場の取扱い量の減少と小池知事の「兵法」

2019-05-20 06:34:18 | 2012・1・1

東京の台所として定着していた築地市場が豊洲へ移転してから半年、最近あまりマスメデイアの話題にならないが、久しぶりにネットで毎日新聞の記事を見た。豊洲市場の昨年10月開場してから半年間の取扱量が19万トンという予想に反して17.7トンと6.9%以下だったという記事だ。原因は全国的な不漁によるものだしているが、果たしてそれだけであろうか。

豊洲市場の移転というと、小池百合子都知事の都政と切り離せない。石原慎太郎元知事から”中年女の厚化粧”と悪口を言われながらも豊洲移転問題を上手に"コマ”として使い、結果として移転の元のサヤにおさめた。産経新聞のコラム「女子の兵法」(首都圏版5月20日付)の中で、都知事は孫子の兵法を使い”まず勝つべからざるを為して、もって敵に勝つべきをしる”と書かれているが、知事の市場地下汚染から始まった一連の”兵法はやはり評価できるかもしれない。i

取扱量は予想に反しているようだが、ネット情報によると、市場への見学客や観光客は”門前市をなす”とまではいかないが、順調のようだ。2780円支払えばイヤホーンつきの見学コースもあり、市場内には飲食店も整備され、中には行列までできているとのこと。東京生まれ東京育ちの僕だが、豊洲など行ったことがない。しかし、「ゆりかごめ」(モノレール)に乗れば、新橋からすぐ、市場は駅前だそうだ。しかし、バリアフリーアどうかわからない。年寄りはテレビの画面で楽しむだけだが。