コロナ.ウィルス騒ぎのまっただ中で昨日行われた東京都知事選挙は現職の小池百合子氏が予想通り圧勝した。横文字好きな小池氏の表現を借りさせて貰うと、今の時期に不謹慎だが"landsliding "(地すべり)的な勝利であった。得票数は300万票を超え、有力野党の全得票を越えた。昨日も東京では新規感染者数は111人、4日続けて100人台だが、あまりこの数は得票には関係なく小池氏の対応策を是認する結果となった。
要介護3、身障者の僕は残念ながら投票を棄権した。先日行われたフランスの選挙では投票に当たって、介護老人や身障者に格別な配慮したとBSテレビニュースで伝えていたが、都知事選では一切その配慮がない。その意味では小池都政を批判する資格はないが、コロナ.ウィルス対策に関する限り「東京アラート」など色々新しそうなことを言っているが新味がない。先日も政府のコロナ対策スポークスマン西村康稔経済再生担当大臣と話し合っていたが、”今の時点では緊急事態宣言を再発しない”という政府の考え方を追認するにすぎない。
90歳の老人の素人の推論だが、コロナ.ウィルスの新しい波が政局がらみで、夏休み明けの9月上旬襲来しそうだと政府はみているようである。このところの東京を中心とした新規患者の拡大について政府は新宿、池袋など東京の”夜の街”の特定業者を狙い撃ちするかのように検査している。意味がないとは言わないが、世界的な新しいコロナ局面を見ると、今のわが国の出入国管理について緩和の方向がみられる。水際作戦が重要なことは今さら言うまでもない。再選を果たした小池知事に期待したのは,迷走がちな政府の対応策に首都の立場から一言あってほしいことだ。