「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

コロナ騒ぎの中の東京のお盆入り

2020-07-13 06:11:54 | 2012・1・1

コロナ騒ぎでこのところ、すっかり.季節感を失ってしまったが、新暦でお盆の行事をする東京では今日からお盆入りするが、昨日が日曜日ということもあって、お寺さんが昨日からお経をあげてくれるところが多かった。わが家でも熱中症の心配もあって、娘婿が老妻を車に乗せ、娘たちと一緒に浅草の菩提寺へ墓参りに出かけてきた。

戦前昭和の東京ではお盆の入りには家ごとにおがらで迎え火を焚き、ナスとキュウリでご先祖の乗り物を用意したものだ。仏前には大きな盆提灯が飾られ、明治生まれの父親が長々と得意の「般若信教」を唱えた姿が想い出される。

正月にお寺から頂戴したカレンダーの7月の言葉は「人の輪が人の和」である。しかし、春先からのコロナ,ウィルスの流行で「三密」を守れ、ソシアル.ディスタンスを保てでは輪はつくりにくい。しかし、輪ができなくとも和はできるのではないか。限定だが、観衆を入れて再開したプロ野球の試合の応援姿をテレビ中継で見てそう感じた。

昨日も東京では206人と4日続けて200人台の感染者をだした。数だけ聞くとイヤだが、政府の説明では緊急事態宣言の再発の要はないという。九州熊本を中心に集中豪雨で大きな被害が出ていているが、こんな時期こそ、人の和が必要だ。コロナで輪ができなくとも、政府の舵取り一つで和は出来る。頑張るより仕方がない。