「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”腰くだけ”でも観客入りの大相撲がよい

2020-07-20 06:28:04 | 2012・1・1

大相撲7月場所が昨日から両国の国技館で始まった。7月に東京でしかも千秋楽が8月に食い込む場所は前代未聞のことだ。コロナ騒ぎで5月場所は中止、3月場所は無観客場所だっただけに半年ぶりに見る観客入りお茶の間桟敷だ。しかし、観客数に制限があって土俵下の桟敷席は一マス一人、やはり閑散感は免れないが,観客のあるなしでは土俵上の相撲の熱の入れ方も違う。

そんな初日の相撲中で西の横綱鶴竜が”腰くだけ””という負け方で土俵にはった。他の横綱大関上位陣は全員勝っているのにnなんとも”腰くだけ”の話だ。鶴竜自身が自分から好んで”腰くだけ”したわけではないと思うが,この横綱は過去4場所の成績を調べてみると、1勝2敗1休みの不成績だ。横綱を維持する成績ではない。

しかし、相撲ファンは有難いことだ。NHK.BSの幕下以下の相撲を見ていると、早くから桟敷席が埋まっている。十両の土俵になると、いつものきれいどころの姿も散見できた。コロナで気持ちが沈んでいるだけに観客の入った土俵をテレビ桟敷でみれるのは有難い。”腰くだけ”の横綱相撲は困るが、ノーマスクの横綱土俵入りはやはり絵になる。