「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

コロナ拡大阻止 国会参考人児玉教授の深刻な分析と貴重な提言

2020-07-17 05:34:58 | 2012・1・1

コロナ.ウィルス感染拡大対策についての参院予算委審査の模様を昨日、NHkテレビ中継で見たが参考人の一人として呼ばれた東大児玉龍彦名誉教授の現状分析と提言に耳を傾けたが、わが家で講読している産経新聞は一行も報道していない。大変貴重なご意見だと思うのだがー。まさか野党議員の質問に対する答弁だからではあるまい。

児玉教授(東大先端技術研究所所長)は立憲民主党杉尾秀哉議員の質問に対して要旨次のように答弁していた。「今や新宿はコロナ.ウィルスのエピセンター(集積中心地)を形成している。政府が総力を挙げてPCRセンター検査所を設けるなどしなければ、東京は第二のN.Y化してしまう。政府は前向きにトップダウン方式で拡大防止策を進めるべきだ。今すぐの対応は来週の二倍の価値がある」

昨日の東京での新規感染は286人と過去最多記録を更新した。東京だけでなく首都圏でも129人、国内全体も600人、東京だけの問題ではなくなってきている。なのに産経新聞1面トップ記事は、「go toキャンペン」から東京が除外されたが、予定通り22日から実施されるという政府発表である。政府は依然として緊急事態宣言の再発令を考えていないようだが、児玉教授の現状分析は参考人の単なる参考意見に過ぎないのか。しかし、前向きのトップダウンの政策だけはお願いしたい。