今日、7月21日は土用の丑の日だが、東京ではいまだに梅雨明け宣言がなく”丑の日”の季節感がない。”丑の日”というと夏夏日の太陽がギラギラと照りつける日を連想するが、今年は奄美地方が20日、平年より、21日遅く梅雨明けした。が,東京地方では依然として連日ムシムシした日が続く。
戦前から東京ではいつ頃までであろうか夏休みは7月21日ら8月31日と決まっていた。僕の記憶では夏休みが始まった頃に は、梅雨は明けていたが、寒暖計が30℃を越える日は少なく、今のように熱中症が強く注意いわれることはなかった。エアコンのある家はなく、扇風機のある家も少なく、わが家にもなかった。
子供だったこともあるが、丑の日にウナギを食べた記憶はない。僕が初めてウナギを食べたのは戦後も昭和30年代になってからだ。冷凍技術が進んで安く庶民の口にも入るようになってからだ。が、今でも高価品である。今年は知り合いから頂戴物が早々と届いた。折角だからと冷蔵庫の奥にしまい、今日丑の日に熱中症に負けず、コロナ.ウィルス退治に有難く頂戴する。