スラバヤに次ぐ東部ジャワ第二の都会である。30年ほど前「インドネシア観光年」に訪れた。周辺のヒンズー寺院(candi Hindu)を訪れるのが目的だった。スラバヤから90キロほど。高原のすがすがしい町だ。町の中心部には和蘭植民地時代に造られたたロータリー(arun arun )があり僕はそれに面するペランギ(虹)ホテルに泊まったが、雨上がりの遠くの空にかかる虹印象的だった。
マランの名物は長いパサールだ。土産物を探しながら歩くとゆうに半日は過ごせる。僕もさんざん冷やかしたあげく、蛙の実物を置き物にした玩具を一つ買った。それにマラン名物という,Nasi rawunを食べたが、見た目は悪いが、伝統の味がして美味しかった。
マラン周辺はヒンズー遺跡の宝庫である。マランから15キロのシンゴサリだけでも1日かかる。こんな聖跡の地にも先の戦争中、第70独立飛行中隊が駐屯、緒戦にはオーストラリアを爆撃、そのまま未帰還の勇士もいた。勇士たちを祀る慰霊碑が市民墓地に戦友たちによって建てられている。毎年、関係者が参拝している。
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