参院選の結果は自民公の地すべり的勝利に終わった。これで今後最低3年間、参院でもねじりが解消されて安定が確保され、長期政権が担保された。万々歳である。しかし、大変気になるのは投票率が前回の57.9%をはるかに下回り52.6%と、史上最低だった1995年の44.5%に迫る低さであった。この投票率の低さが、選挙にどう影響しているのか判らないが、有権者のほぼ二人に一人が、選挙権を放棄しているのは忌忌しい問題である。
投票率の低さは2010年までの直近5年間をみても50%後半で、国民は”なれっこ”現象になってしまったのであろうか。僕が最初に選挙権を行使した昭和26年10月の総選挙の投票率は76.43%で、昭和30-40年代は投票率が60%を下回ることなどなかった。”なれっこ”現象とはおそろしい。昨夕7時のNHKテレビのニュースを見ていたら、まだ投票まで1時間もあるのに、投票率の低さを伝えながら”投票しよう”という呼びかけは一言もなかった。
投票率の低さは、やはり政党の無責任さにあるのではないか。とくに民主党が口から出まかせともとれる”マニュアル”で国民を騙した責任は大きいのではないか。民主党がマニュアルによって、これまで政治に無関心だった無党派層の政治への関心を喚起した功績はあったが、その反動も大きかった。多分、民主党に”騙された”無党派層は、投票に行かなかったに違いない。
自民公与党の勝利で政治基盤が安定した。安倍政権はこれをバックに強力なリーダーシップで政治を推進してもらいたい。憲法改正もその一つだ。政治に無関心な層も、必然的についてこよう。
投票率の低さは2010年までの直近5年間をみても50%後半で、国民は”なれっこ”現象になってしまったのであろうか。僕が最初に選挙権を行使した昭和26年10月の総選挙の投票率は76.43%で、昭和30-40年代は投票率が60%を下回ることなどなかった。”なれっこ”現象とはおそろしい。昨夕7時のNHKテレビのニュースを見ていたら、まだ投票まで1時間もあるのに、投票率の低さを伝えながら”投票しよう”という呼びかけは一言もなかった。
投票率の低さは、やはり政党の無責任さにあるのではないか。とくに民主党が口から出まかせともとれる”マニュアル”で国民を騙した責任は大きいのではないか。民主党がマニュアルによって、これまで政治に無関心だった無党派層の政治への関心を喚起した功績はあったが、その反動も大きかった。多分、民主党に”騙された”無党派層は、投票に行かなかったに違いない。
自民公与党の勝利で政治基盤が安定した。安倍政権はこれをバックに強力なリーダーシップで政治を推進してもらいたい。憲法改正もその一つだ。政治に無関心な層も、必然的についてこよう。