「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

コロナ.ウィルス感染拡大 気になる有識者の知見

2020-07-02 05:43:55 | 2012・1・1

”コロナコロナで半年終過ごし”後の半年は静かに寝て暮らせる”かと願っていたら、そうは行かない。後半に入った昨日7月1日も東京では新規感染者が、67人と緊急事態事態宣言解除後最多を記録。神奈川、埼玉、千葉県など首都圏を中心に125人と増え続けている。この事態の中で、政府はこれまでの`専門家会知議”に変わってノーベル賞受章の山中伸弥京都大学教授ら新メンバーで”有識者会議”を開催した。会議後西村康稔経済担当相は”第二波阻止へ向けて新しい知見を結集したい”と述べたが、気になるのは”9月のしかるべきタイミングで次の波に備えたい”と発言していることだ。推論だが、今の感染拡大は、有識者にとっては織り込み済みなのかっもしれない。

小池百合子都知事も同じような認識に立っているようだ。昨日の記者会見の中で、”今の感染者増は積極的な検査によるものだ2と西村大臣ら有識者と同じような認識に立ち、緊急事態宣言の再発の考えはないようである。たしかにここ数日の都の発表によると、感染者の中に”夜の街”の ホストクラブの関係者だけが特出している。その筋のことは素人でよくわからないが、若いホストだけがコロナに感染するとは思えない。

有識者の知見と判断で今の情勢が緊急を要さないという言うならそれでよい、しかし、一般市民にとっては毎日夕刻になると発表される感染者数の上下は心理的に気になる、出来るのなら”積極的検査”で陽性と判断されても無症者は発表しなくてもよいのではないか。それより心配なのは毎日4万人の感染者をだしている米国の動向だ、第二波が到来すれば1日10万人間違いないという。西村大臣の言う”夏休み明けの9月の第二波到来の準備が重要だ。

 

 


コタコタ.インドネシア(15)ボロブドール 世界遺産の町

2020-07-01 05:08:33 | 2012・1・1

世界遺産である8世紀の仏教遺跡のあるボロブドールへは1966年以来7回出かけているが、一度も遺跡のある地元の町に泊まったことがなかったが2012年、機会があって初めて、同じように世界遺産に指定されているパモン仏跡のある集落に一泊した。

ボロブドール仏跡はでムラピ火山の爆発によで1815年、当時の英国のジャワ総督ラッフルズよって発見されるまで土に埋まっていた。インドネシアはイスラムが到来するまで、大乗仏教、ヒンズー教徒が多く中部ジャわカラ東部ジャワにかけては今でも当時の遺跡が数多く残っている。

ボロブドールは、独立戦争などの影響を受けて保存状態が悪く、僕が初めて訪れた際は荒れ放題になっていた。その後ユネスコの呼びかけで。わが国からも多大の支援で今では世界遺産として整備された。これに比べてパモン遺跡はボロブドールから数キロしか離れていない、町の集落の一角にある感じである。

一泊したパモンのホテルは平屋建てでロスメン(宿屋)だったが、エアコンなどなく天井には大きな扇風機が回り、ベッドには昔ながらの”抱き枕”が置いてあり、ロビーでは仏衣を着た僧侶がお茶を飲んでいた。生きている世界遺産を見る思いだった。