ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

「尖閣」海外の2つの反応、アメリカとシンガポール

2013年08月23日 | 政治

アメリカは「事なかれ主義」になってきたのか、マケイン氏が「尖閣は日本の領土」との発言にクレーム。


「尖閣は日本領」マケイン氏発言に米国務省報道官が反論―香港メディア
Record China 8月23日(金)12時20分配信

2013年8月21日、来日したジョン・マケイン米上院議員が安倍晋三首相らと会談した際、「尖閣諸島は日本の領土」との主旨の発言をしたことについて、米国務省が「米政府の立場は変わっていない」として、日中いずれの肩入れもしないことを強調した。香港の衛星テレビ局・フェニックステレビ(電子版)の報道。

尖閣諸島は日本領であり、それは議論する余地のないこと」と何度も強調したマケイン上院議員は、これを「米国議会および政府の見解」と主張した。さらに、尖閣周辺における中国の挑発活動を批判し、この後に予定される訪中時に「中国側には対話と交渉で臨むよう説得したい」と語っている。

これについて22日(現地時間)、米国務省のサキ報道官は「マケイン氏の発言について特に言及するつもりはないが、ただし、尖閣問題における米国の政策には変化がないことだけ強調したい。尖閣諸島の最終的な主権がどこに帰属するか、米国はいかなる立場もとっておらず、これが依然として政府の見解である」と反論している。 (翻訳・編集/愛玉)

☆ マケイン氏といえばオバマ大統領と選挙で争った人、あの時日本の小浜市は「おばま」というだけでフラダンスなどで勝手にオバマを
応援していたっけ。まさかこうなるとは、って思っていることでしょう。
マケインさんはもう老齢だけれど筋の通った人物、頼もしい言葉だった。
しかしオバマ政権は財政的な問題もあり、また中国に「配慮」しているのか、あやふやな発言ばかり、それに韓国人に「慰安婦像」など
立てられたりして。
日本からアメリカに働きかけをもっとしないと。
この前「アンカー」で、青山さんが言っていたようにTPPは防衛には何の関係もないって。
だから言うべきことはしっかり伝えないと。東大阪市の抗議に対してグレンデール市から何の音沙汰もないそうで、無礼だ。
外務省、動いて下さいよ。在日邦人は少ない人数なのにせいいっぱい動いたのですよ。日本国民も。



一方シンガポールは、シナに警告。


シンガポールのリー首相が中国に警告、「尖閣を勝ち取っても、国際的地位は失う」―台湾メディア
XINHUA.JP 8月22日(木)6時23分配信

台湾・中央社は、シンガポールのリー・シェンロン首相が東京都内で行われた国際会議での演説の際、釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題について、「中国が勝ち取ったとしても、国際社会における名誉や地位を失うことになる」と警告したと報じた。21日付で海外網が伝えた。

記事によると、リー首相は、中国が日本との東シナ海問題や東南アジア諸国との南シナ海問題をどう処理するかが国際社会の中国に対する見方につながると指摘。「中国が勝ち取ったとしても、国際社会における名誉や地位を失うことになる。よく考えた方がよい」と警告し、「中国は自制的な行動をとることで、他国の疑念を打ち消すべき」と呼びかけた。

リー首相はまた、「欧州は和解したが、アジアはまだ和解していない。各国が前を向いていかなければならない」とした上で、「慰安婦問題や侵略問題を持ち出して謝罪を要求するのはその国の特権だが、いつまでも昔のことを持ち出していても、アジアにとってよいことがあるだろうか」と指摘した。

(編集翻訳 小豆沢紀子)

☆ シンガポールは移民問題のことで日本に「もっと移民を」などと言うが、この「尖閣」の件はうれしい意見だ。
  日本はアジアで孤立、なんて左派は言うがとんでもない。
  孤立しているのはシナであり韓国・北朝鮮である。
  安倍総理が東南アジアを回り、シナや韓国を訪問していない姿勢が支持されている。
  日本国内の反日はまだ変なこと言っていますが・・・。
  ああ、今日の「アンカー」森田実氏か・・・サブはサニーさんだったらいいけれど、あのおバカな「わかぎえふ」だったら・・・。

  イスラエルは原爆のことで日本に謝罪した。麻生さんのことも正しい報道ではないと知っているから、謝罪もしているのだろう。
  ナチス支持発言などしていたら、このような謝罪はない。
  日本の「反日」勢力、もう捏造はやめましょうよ。






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昨夜、聴いたヴェルディ「トロヴァトーレ」三重唱、メータ指揮 イタリアのパルマにてコンサートより

2013年08月23日 | オペラ



昨夜は東宮夫妻の宮城県ご訪問のことで、困惑していた。
パソコンでこのコンサートを聴きながら、「これでいいのかな、ズビン・メータのオペラの指揮!」と思いながら。
メータは指揮者として巨匠のひとりであるが、若いころから偉大なソリストとの共演に恵まれ(スターンにかわいがられた)、
大きなコンサートはほとんど仕切ってきたと言って過言ではない。
スターンとの共演の時は、まだ若く、好ましかったが、だんだん年齢と共にショー化してきたような危惧を感じていた。

大きな目立つコンサートはほとんどが、インド人指揮者メータ登場。
1、ベルリンフイルとイスラエルフィルによる共演(メータは頭を後ろから撃たれるかもしれないと覚悟していたそうだ)
2、イスラエルでワーグナー演奏(聴衆は帰る人もいたが、メータは音楽を聴け、とワーグナー・プログラムを組む)
3、3テノーレ共演のローマライヴ(第一回指揮者)パヴァロッティ・ドミンゴ・カレーラス夢の共演

などなど・・・。
イスラエルでワーグナーを演奏したり、戦後不可能と思われたことができるのは自分がインド人だから、と言っていた。
夫人はイタリア人で、イタリア語は堪能。だけどイタリアオペラの指揮では、イージーゴーイングというか、
「イケイケ」指揮、この演奏もそうだけれど、なんでこんなに速いの?

この速さで歌えるのは、バリトンのレオ・ヌッチが若いころ、ロッシーニを得意にしていたからできると思う!
ソプラノのダニエラ・デッシはこの役には少し軽い声だけれど、見事だ。
テノーレのホセ・クーラは指揮者でもあり、メータの指揮を面白くとらえている・・・

これはヌッチがうまく歌っている、この速度で、言葉を鮮明に浮かび上がらせ、しかも的確な表現、称賛されるべき、と思った。

これが1950年代の歌手、たとえばステッラやカラスだったら・・・特にステッラだったらスコア投げるでしょうよ。
バスティアニーニやグエルフィ、カップッチッリだって文句言って「ヴェルディの表現は」とたしなめるでしょう。

1950年代のフイルム、マリオ・デル・モナコ、エットレ・バスティアニーニ、そしてトルコの名ソプラノ、レイラ・ジェンチェル、
マエストロ(デル・モナコ先生)、目が血走って見えますが・・・。ともかく素晴らしい演奏。



ところで私がはじめて聴いた「トロヴァトーレ」の録音はこれだった!!
ラジオから流れてくるカラヤン指揮の「トロヴァトーレ」(場面は違いますが)
コレッリ、バスティアニーニ、プライスという名歌手たち、
そしてカラヤンの指揮は美しく、また歌い手にとってブレス(息)の余裕のある自然な芸術だった。




コメント (2)
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