バービカン・ホールにロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とマリス・ヤンソンスが来てくれました。
今日のメインのブラームスの交響曲第4番は大好きな交響曲の一つなのですが、生で聴くのは今回が確か3回目で、もっぱら大学生時代に買った音楽テープを何度も聴いていました。今日のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とマリス・ヤンソンスの4番は、生演奏の素晴らしさを存分に味あわせてくれました。
今日のヤンソンスはゆっくりとしたテンポで、この曲の持つ抒情性を最大限引き出していました。wikiによると、この交響曲4番とバッハ等のバロック音楽との関連が指摘してありますが、ボヘミアとかの民族音楽の影響もあるのでしょう。聴いていて、「この音楽は民族音楽なのか?」と思ったぐらいです。ドボルザークの交響曲に似た雰囲気を感じました。ブラームスもハンガリー舞曲とかを書いているぐらいですから、きっと関係はあるに違いありません。また今日のプログラムも、スメタナ、マルティヌとチェコの大作曲家を取り上げてますから、ヤンソンスはその関連性を示しているのですね。
コンセルトヘボウの音色は、個々の楽器の一つ一つの音が独立していながら、かつ全体として調和が取れているという、まさにオーケストラの妙味を味わせてくれます。聴いていて本当に上手いなあ~とため息が出ます。ヤンソンスは脂が乗り切っているという感じで、全身を使って、自分の音楽を作り出していきます。テンポ、強弱、アンサンブル全てが完璧だなあと思いました。特に、弦のアンサンブルが綺麗ですね。管では第4楽章中ほどのフルートのソロが美しい。演奏者もとっても綺麗な女性でつい見とれてしまうほどです。第3楽章のトライアングルの若いアンチャンもがんばっていました。
この曲のスケール、奥深さ、アンサンブルの美しさは生の演奏でなければわからないに違いないと心底思いました。
会場は拍手の嵐。ヤンソンスはサービス精神も旺盛でアンコールも2曲もやってくれました。アンコールは嬉しいんですが、もう少しブラームスの余韻に浸っていたかったなあという思いもありました。明日のマーラーの2番も聴きに行きます。楽しみです。
Royal Concertgebouw Orchestra of Amsterdam / Jansons
Brahms Symphony No 4 in E Minor
12 December 2009 / 19:30
Barbican Hall
Smetana Overture: The Bartered Bride
Martinu Double Concerto for Two String Orchestras, Piano and Timpani
Brahms Symphony No 4 in E Minor
Royal Concertgebouw Orchestra of Amsterdam
Mariss Jansons Conductor
今日のメインのブラームスの交響曲第4番は大好きな交響曲の一つなのですが、生で聴くのは今回が確か3回目で、もっぱら大学生時代に買った音楽テープを何度も聴いていました。今日のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とマリス・ヤンソンスの4番は、生演奏の素晴らしさを存分に味あわせてくれました。
今日のヤンソンスはゆっくりとしたテンポで、この曲の持つ抒情性を最大限引き出していました。wikiによると、この交響曲4番とバッハ等のバロック音楽との関連が指摘してありますが、ボヘミアとかの民族音楽の影響もあるのでしょう。聴いていて、「この音楽は民族音楽なのか?」と思ったぐらいです。ドボルザークの交響曲に似た雰囲気を感じました。ブラームスもハンガリー舞曲とかを書いているぐらいですから、きっと関係はあるに違いありません。また今日のプログラムも、スメタナ、マルティヌとチェコの大作曲家を取り上げてますから、ヤンソンスはその関連性を示しているのですね。
コンセルトヘボウの音色は、個々の楽器の一つ一つの音が独立していながら、かつ全体として調和が取れているという、まさにオーケストラの妙味を味わせてくれます。聴いていて本当に上手いなあ~とため息が出ます。ヤンソンスは脂が乗り切っているという感じで、全身を使って、自分の音楽を作り出していきます。テンポ、強弱、アンサンブル全てが完璧だなあと思いました。特に、弦のアンサンブルが綺麗ですね。管では第4楽章中ほどのフルートのソロが美しい。演奏者もとっても綺麗な女性でつい見とれてしまうほどです。第3楽章のトライアングルの若いアンチャンもがんばっていました。
この曲のスケール、奥深さ、アンサンブルの美しさは生の演奏でなければわからないに違いないと心底思いました。
会場は拍手の嵐。ヤンソンスはサービス精神も旺盛でアンコールも2曲もやってくれました。アンコールは嬉しいんですが、もう少しブラームスの余韻に浸っていたかったなあという思いもありました。明日のマーラーの2番も聴きに行きます。楽しみです。
Royal Concertgebouw Orchestra of Amsterdam / Jansons
Brahms Symphony No 4 in E Minor
12 December 2009 / 19:30
Barbican Hall
Smetana Overture: The Bartered Bride
Martinu Double Concerto for Two String Orchestras, Piano and Timpani
Brahms Symphony No 4 in E Minor
Royal Concertgebouw Orchestra of Amsterdam
Mariss Jansons Conductor