その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

セント・オールバンズ(セント・オルバンズ?)街歩き

2011-08-27 00:44:38 | 旅行 海外
 いろんな人から勧められたロンドン近郊の町セント・オールバンズ(St Albans)を訪ねました。今年1月に10マイルロードレース参加の際に(こちら→)、行ってはみたものの、散策する時間は取れなかったので、もう一度行きたいと思っていたところです。ロンドンの真北に位置し、ロンドン中心部から40キロ程度、電車ならセント・パンクラス駅から20-30分で着きます。私は自宅から車で30分弱かけて行きました。

【Verulamium Park(ヴェルラミアム公園)】
 セント・オールバンズの市民の憩いの場ヴェルラミアム公園の駐車場に車を停めたのでそこから観光スタート。日曜日の朝だったこともあり、犬の散歩に来た市民の人をちらほらと見かけるだけで、広大な緑の敷地を池に沿って歩くのは、なんとも贅沢かつ爽快な気分です。人の少ない緑が一杯の大きな公園を歩く時というのは、イギリスを一杯感じる一ときです。



セント・オールバンズは、ローマ支配の時はローマ人の町であったのですが、この公園内には、わずかにその際の市壁が残っています。さすがに、ハドリアヌスの壁(→こちら)と比べるとおもちゃのようですが、それでもローマ時代の壁が残っているのを見るのは、想像力を刺激してくれます。



【公園〜街の中心部へ】
公園から街の中心部に向けた街並みが雰囲気があって、素敵です。

例えば、公園の出入り口付近にひっそりと佇むパブ。気をつけていないと取り過ぎてしまいそうな古家ですが、イングランドの中でも一番古いパブの一つだそうです。なんてたって、あのオリバー・クロムエルが1泊したパブですから。

(表から見るとそれなりに大きいのですが・・・)


(パブの云われ)


町に向かう路地には、こじんまりとしているものの、綺麗に手入れがしていある家が立ち並び、コッツウオルズと言われれば、そのまま通りそうな道があります。連れが、高く伸びたひまわりに可愛い飾りを見つけました。

 

そして、その先には街一番の教会、セント・オルバンズ・カセドラル。日曜日の午前中でミサ中でしたので、中には入ってませが、外観だけでも壮観です。





(教会沿いの道)


【街中心部】
公園から街の中心部の入り口にはクロックタワーがそびえています。上まで上れるそうです。そして、メインストリートには、おしゃれなCafeやパブ、お店が軒を並べています。まだ開店前の店が多かったですが、歩いているだけでも楽しいです。喫茶店で、朝刊を広げる地元の老夫婦や若い人に交じって、紅茶を一杯頂きました。



【ワッフル・ハウス】
そして、最後は名物ワッフル・ハウスで。これは、公園の西側の外れにあります。何故か、ここだけ人で一杯でした。日曜日のお昼時ということもあってか、教会帰りの家族連れや観光客風の人たちが、席に着くのに行列を作っている程です。天気もよかったので、ガーデンテラスでの食事が楽しそう。ただ、我々は、早く着席できる屋内のテーブルに着きました。ワッフルはデザートしても、食事としてのメニューがあります。私は、その日のお薦めメニューである、スモークサーモンにワッフルという品を頂きました。食感の軽い、食べやすいワッフルでした。







多くの人が、「ちょっと手軽にイングランドの街を楽しみたいならセント・アルバンズがお勧め」というのが、よく分かりました。落ち着いていて、ちょっとお洒落で、雰囲気いい街です。まだの方は、是非、一度訪ねてみてください。


ワッフルハウスのHP→
2011年8月14日 訪問
コメント
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