その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

アテネ博物館シリーズ (新アクロポリス博物館)

2011-11-26 17:13:17 | 旅行 海外
アテネは街自体は大して魅力的ではなかったのですが、遺跡に加えてもう一つ大きく感動したのが、博物館でした。限られた時間だったので、訪れたかった博物館/美術館の全てには行けませんでしたが、幾つかを2回に分けて簡単に紹介します。

【新アクロポリス博物館】
2009年に新しくオープンした美術館。私の持っている「地球の歩き方 ヨーロッパ」は2008年版なのでこの博物館の存在すら紹介されていません。守屋さんから事前に「あそこは評判いいですよ」と教えていただき、初めて知りました。そして、行って大正解でした。守屋さん、この場を借りてお礼申し上げます。



アクロポリスの発掘現場から出土した文化財を中心に収蔵・展示している考古博物館ですが、博物館の建物と言い、展示作品と言い、素晴らしいです。

博物館はアクロポリスの丘の下に位置し、ローマ時代の遺跡の上に建てられています。床がガラス張りになっていて、ローマの遺構を見下ろせるようになっています。そして、大きなガラス張りで建てられているため、広い余裕の展示スペースの中で展示物を見学しながら、アクロポリスの丘を見上げることができるという素晴らしい環境の中で時間を過ごすことができます。



館内の写真撮影は厳禁なので、中の写真は下記の観光サイトを参考にしてください。(こちら→

青銅器時代から古代ギリシア・ローマ時代を中心に、彫像や工芸品が展示されていますが、そのスケールと工芸品の美しさは息を飲みます。特に3Fのパルテノン神殿の大理石の彫像は素晴らしい。現物と同じ大きさで再現されています。大英博物館所蔵のものと合わせたらどうなるのか見てみたいと思うのは、きっと私だけではないでしょう。

夕方、夕暮れ頃に入ったのですが、思わぬ収穫は中2階にあるカフェ&レストラン。窓越しにパルテノン神殿を見ながら食事やお茶をすることができます。ライトアップされた神殿は神秘的でロマンチックなものでした。





退館する際には、真っ暗でした。


アテネに行く時は、必ず立ち寄られることをお勧めいたします。

 2011年11月11日訪問
コメント (2)
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