★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

膵のう胞CT検査

2021年07月05日 16時25分36秒 | 徒然(つれづれ)
 膵のう胞のCT検査で病院に行ってきた。
 混んでいたので、検査室の前で1時間ほど待たされた。

 目の前を移動式ベッドに載せられた入院患者がひっきりなしに検査室に入っていく。
 あの人々は再起できるのだろうか。
 入院患者だけではなく、老妻を乗せた車椅子を押す年老いた旦那や、ギプスをしてビッコを引きながら歩く若者、いかにも無職風の中高年など、身体に病を持った人々は心もなんとなく荒んだ感じだ。

 思えば15年前の今頃は、私も股関節の置換手術で入院していた。
 15年という時間の流れによって、当時20代だったナースも今や30代から40代、生まれたばかりの赤ん坊が今や高校生だ。

 そう考えると、自分の老化はなかなかピンとこないが、当時52歳だった私も、今や67歳になろうとしている。
 傍から見れば、まごう事なき老人、前期高齢者だ。
 なんと時の流れの残酷なことか。

 CT検査は異常なし。
 2009年の初診以来、10年以上になるが、数ミリほど拡大しただけで、悪性化の兆候も見られない。
 一応、半年後のMRI検査の予約はしたが、年金生活者の身、家内も無駄な出費と口うるさいし、もう検査はやめておこうと思う。
 万が一、ガン化したら、それはその時のことだ。
 運がなかったと諦めよう。


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