★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

炭酸水は所詮脇役

2021年07月01日 18時25分46秒 | 徒然(つれづれ)
 最近、炭酸水のCMをよく見かける。
 ちょっと前までは、ハイボールやサワーを作る際の添え物的存在だったのが、いつの間にか単体の飲料として自立した感じだ。

 レモンやライム、グレープフルーツなどの果汁や香料を添加しているものもある。
 欧米では、食事中の飲料としてポピュラーなのだろうが、日本ではまだまだキワモノ扱いだ。

 試しに果汁無添加とレモン風味を買って飲んでみた。
 正直、不味い、というか味気ない。
 レモン風味は、糖分が入っていないせいか、レモンの酸っぱさより苦さが勝っている。

 愛飲しているコーラに比べると雲泥の差だ。
 これでは喉の渇きも癒せそうにない。
 フルーツ系炭酸飲料やスポーツドリンク、もっといえば水のほうがましだ。

 ひと口、ふた口飲んだ後は、コーラの炭酸割り用として消化した次第。
 背伸びせず、脇役的な立場を、ちゃんとわきまえてもらいたいものだ。
 

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マザコンからの脱却

2021年07月01日 16時28分33秒 | 徒然(つれづれ)
 中学2年の頃から急速に視力が落ちてきた。
 所謂、仮性近視というやつだ。
 もちろん勉強のし過ぎではなく、漫画や雑誌の読み過ぎだろう。
 両親が近眼だったので、多分に遺伝もあったのかもしれない。

 学期末頃になると、近視が定着して、黒板の字が見えづらくなってきた。
 そんなわけで、眼鏡を作らざるを得なくなった。

 ある日曜日に母親とふたりで町の眼鏡屋に行くことになった。
 母親とふたりだけで外出するなど、久しぶりだったような気がする。
 家の近くのバス停から乗ったバスは満席で、僕と母親は吊革につかまって立っていた。
 
 漫然と車窓を見ていた僕が、ふと隣の母親に目をやると、母親の背は僕の肩のちょっと上くらいまでしかなかった。
 それはちょっとした衝撃だった。
 それまでは僕より大きいと思っていた母親が、いつの間にか僕より小さくなっていたのだ。
 その日以来、僕の中で、母親は僕を庇護する存在から、僕が守るべき存在へと認識が変わったような気がする。



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雑誌に似顔絵が載った

2021年07月01日 13時24分27秒 | 徒然(つれづれ)
 1967年、中学1年の頃は漫画に夢中になっていた。
 漫画を読むのは当然だが、ケント紙やGペン、墨汁やホワイトマーカーを買い、自分で漫画を描く練習もしていた。

 その一環として、漫画雑誌の読者ページに漫画のキャラクターの似顔絵コーナーがあり、僕はハガキに描いて投稿していた。
 当時「ぼくら」という月刊漫画雑誌があり、優秀作は誌面に掲載されるのだが、選外佳作は名前だけが表記される。
 当然、全国レベルなので、何度投稿しても、選外佳作にも選ばれないので、半ば諦めていた。

 そんなある日、中学校からの帰りに、貸本屋で「ぼくら」の読者ページをめくっていると、見覚えのある絵が目に入った。
 私が投稿したウルトラセブンの似顔絵が、他の優秀作と一緒に誌面に掲載されていたのだ。

 その時の僕の喜びがわかるだろうか。
 全国レベルの雑誌に、中学生の自分が描いた似顔絵が載ったのだ。
 これは奇跡的な出来事だ。
 のちに深夜放送で自分のハガキが読まれたことがあるが、感激の度合いはそれをはるかに超えていた。

 天にも昇る気持ちで、「ぼくら」を借り、途中で何度も見返しながら、家に持って帰ると、私の絵が載っているページを慎重に切り取った。
 それをクラスで自慢げに見せびらかすのもどうかと思い、クラスメートには、今月号の「ぼくら」の読者ページの似顔絵コーナーを見よ、と遠回しに触れ回った。
 翌日以降、それを見た連中から、ちょっとした羨望のまなざしで見られるようになった。

 後日、出版社から賞品の鉛筆が半ダース送られてきた。
 それは、切り取った似顔絵のページとともに、大切に保管していたが、いつのまにか行方不明になっていた。
 


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