JR北海道のトラブルが絶えない。
よくもいろんなところが燃えるもんだ。
まるで「かちかち山」じゃないか!
ここ数日は毎日のように、トラブルの報道があり「またJR(北海道)かぁ」という印象が強い。
鉄道ファンでもあり、1人の道民として、ホントに情けない限りだ。
やはり競合する鉄道会社がない(=独占)状態が長く、JR北海道として分社されてから26年。
企業の体質として、かなり緩んでしまったのは否めないだろう。
ただ、全く競合がないともいえない。
都市間高速バスや自家用車(とくに高速移動)は、充分に競合としてカウントできるだろう。
それに伴い、JR北海道の特急車両は、ディーゼルエンジンとしては異例の最高時速130kmで駆け抜けるようになってしまった。
電車なら、そんなに負荷がかかるスピードではないが、ディーゼルだと結構な負荷だろう。
北海道の場合、電化区間が短いため、まだまだ気動(ディーゼル)車が主流だ。
背景には、寒冷地ゆえの問題も介在する。
とくに寒冷時の電気の伝導性能は完全にクリアされているわけではない。
クルマでも、電気自動車(EV)が北海道で普及しにくい理由はこんなところにもある。
余談ながら、首都圏などから来られたお客様が、札幌駅のホームにいて、列車を待っていると、走行車両の「(排ガスで)臭い」という印象をもたれるという。
関東や関西ではありえない。
話しを戻すと、広大な北海道内を特急らしくスピーディに走るには、これくらい(時速130km)のスピードを出さないと厳しいのはわかる。
だって、主要地方都市間の距離は、大抵が100~150kmなのだから。
ただ、高速運転に向かないディーゼルエンジンで、これだけの高速運転を3~4時間も続けているのだから、自ずとエンジンの金属疲労や消耗も激しくなる。
まして、財政的に更新が難しいJR北海道だから、車体更新もそんなにできない。
だから部品交換で済まそうとしたが、そうすると全体のバランスが狂い、別の箇所がトラブルを起こす。
機械工学の基礎中の基礎の話しである。
今回のトラブルで特徴的なのは特急車両である点だ。
あくまでも想像だが、ディーゼルエンジンのガバナー(燃料噴射量を調整するもの)をパワーが出るように調整していたのではないだろうか?
それも特急車両に関しては、恒常的に。
ディーゼル車で、それをするとトルク(=低速の粘り強さ)は落ちるが、噴け上がりが鋭くなり、パワフルに「変身」する。
文字通り「変身」するのだ。
ちなみに、かつて一世を風靡したパジェロのディーゼルターボ(2500ccも2800ccも)は、その効果が覿面で、高速道路ではリミッターに当たるほど加速した。
反面、黒煙(=煤)が増えるし、エンジンまわり(とくに燃焼系や燃料ポンプ系)のトラブルも出やすくなり、結果的にライフスパン(耐用年数)も短くなる。
いろんな要因が重なって、このようなトラブルが続出しているのは間違いない。
しかし、防ごうと思えば防げた気もする。
この点はヒューマンエラーだろう。
夏休みを控えた繁忙期にこの「ザマ」では、運輸事業者として話にならない。
何らかの行政指導や改善勧告も出ることが予想される。
早急の対応と危機意識の徹底は、旅客を行っている運輸事業者としては急務である。
このままだと、被害者(死者)が出るような事態が起きても、何らおかしくはないのだ。
1ヵ月後に「鉄分補給の旅」と称して、道内&北東北をローカル列車(鈍行)で旅するのですが、大丈夫でしょうかね?
少しだけ心配しています。
よくもいろんなところが燃えるもんだ。
まるで「かちかち山」じゃないか!
ここ数日は毎日のように、トラブルの報道があり「またJR(北海道)かぁ」という印象が強い。
鉄道ファンでもあり、1人の道民として、ホントに情けない限りだ。
やはり競合する鉄道会社がない(=独占)状態が長く、JR北海道として分社されてから26年。
企業の体質として、かなり緩んでしまったのは否めないだろう。
ただ、全く競合がないともいえない。
都市間高速バスや自家用車(とくに高速移動)は、充分に競合としてカウントできるだろう。
それに伴い、JR北海道の特急車両は、ディーゼルエンジンとしては異例の最高時速130kmで駆け抜けるようになってしまった。
電車なら、そんなに負荷がかかるスピードではないが、ディーゼルだと結構な負荷だろう。
北海道の場合、電化区間が短いため、まだまだ気動(ディーゼル)車が主流だ。
背景には、寒冷地ゆえの問題も介在する。
とくに寒冷時の電気の伝導性能は完全にクリアされているわけではない。
クルマでも、電気自動車(EV)が北海道で普及しにくい理由はこんなところにもある。
余談ながら、首都圏などから来られたお客様が、札幌駅のホームにいて、列車を待っていると、走行車両の「(排ガスで)臭い」という印象をもたれるという。
関東や関西ではありえない。
話しを戻すと、広大な北海道内を特急らしくスピーディに走るには、これくらい(時速130km)のスピードを出さないと厳しいのはわかる。
だって、主要地方都市間の距離は、大抵が100~150kmなのだから。
ただ、高速運転に向かないディーゼルエンジンで、これだけの高速運転を3~4時間も続けているのだから、自ずとエンジンの金属疲労や消耗も激しくなる。
まして、財政的に更新が難しいJR北海道だから、車体更新もそんなにできない。
だから部品交換で済まそうとしたが、そうすると全体のバランスが狂い、別の箇所がトラブルを起こす。
機械工学の基礎中の基礎の話しである。
今回のトラブルで特徴的なのは特急車両である点だ。
あくまでも想像だが、ディーゼルエンジンのガバナー(燃料噴射量を調整するもの)をパワーが出るように調整していたのではないだろうか?
それも特急車両に関しては、恒常的に。
ディーゼル車で、それをするとトルク(=低速の粘り強さ)は落ちるが、噴け上がりが鋭くなり、パワフルに「変身」する。
文字通り「変身」するのだ。
ちなみに、かつて一世を風靡したパジェロのディーゼルターボ(2500ccも2800ccも)は、その効果が覿面で、高速道路ではリミッターに当たるほど加速した。
反面、黒煙(=煤)が増えるし、エンジンまわり(とくに燃焼系や燃料ポンプ系)のトラブルも出やすくなり、結果的にライフスパン(耐用年数)も短くなる。
いろんな要因が重なって、このようなトラブルが続出しているのは間違いない。
しかし、防ごうと思えば防げた気もする。
この点はヒューマンエラーだろう。
夏休みを控えた繁忙期にこの「ザマ」では、運輸事業者として話にならない。
何らかの行政指導や改善勧告も出ることが予想される。
早急の対応と危機意識の徹底は、旅客を行っている運輸事業者としては急務である。
このままだと、被害者(死者)が出るような事態が起きても、何らおかしくはないのだ。
1ヵ月後に「鉄分補給の旅」と称して、道内&北東北をローカル列車(鈍行)で旅するのですが、大丈夫でしょうかね?
少しだけ心配しています。