虹色仮面 通信

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スポーツボランティア

2013-07-18 10:21:31 | スポーツ
私が理事(事務局)を務めるNPO法人北海道スポーツコンシェルジュ主催の「市民のためのスポーツボランティア入門セミナーVOL.2」が7月13日(土)の夜に開催しました。

5月11日の1回目に続く2回目で、前回より少し中身を深め「スポーツボランティア」に対する意識を高めることが目的でした。
初めてご参加された方もおられ、立場に関わらず自由闊達に「スポーツボランティア」を考え、話す1時間半でした。

まずは東海大学(国際文化学部 地域創造学科)新出教授から『スポーツボランティアの現状』について、お話しいただきました。

現状(課題や可能性を含む)
・ボランティアとアルバイトの線引きが曖昧。
※ボランティアといいながら交通費5,000円を支払うのは是か非か?
・運営ノウハウに関する共通フォーマットがない。
※各大会でバラバラ。
・市民が参加しやすい環境づくり。
※普及や振興について、再考の余地あり。
 メジャースポーツとマイナースポーツでの関心度の違い。
 ボランティア活動における人気の高低。
・ボランティアリーダーの養成。
※リーダーの力量によるところが大きい。
 笹川スポーツ財団のリーダー研修制度、スポーツボランティアサミットについて。

上記の現状から見えてくる課題から、スポーツボランティアのマッチング(コーディネート)や研修・教育、そしてノウハウの蓄積(共通フォーマット作り)に関しては、中間法人などが音頭を取っていくのが理想的ということが見えてきました。
その点で近い将来、我々(NPO法人北海道スポーツコンシェルジュ)がその役割が担えるように、人員も含めた体制作りをしていく必要があると(個人的に)再認識しましたし、このセミナーがその中核を担えるようにしていきたいと思いました。

続いて、主催者を代表し、私から「スポーツボランティアへの誘い」ということで、札幌マラソンや女子プロゴルフツアーでのボランティア募集について、話題提供をしました。
※スポーツボランティアといっても様々。
 選手と接するような場所での仕事から、完全に裏方に徹する人まで。
 いずれも大会(イベント)を一緒に作っていくという意気込みが必要なのは確かだろう。

まとめ
・運営サイドから「感謝」の気持ちを示すことが重要。
※「やってよかった。また次回もやりたい。」と思わせられるか否か。それが次回につながってくる。
 その点で、運営サイドの手腕(器量)が問われる。
・機会があれば、是非「スポーツボランティア」を体験してみてはいかがですか?
※私は次回セミナー(9~10月頃を予定)までに最低1つは体験し、その様子を紹介したいと思っています。
・前回、ボランティアに代わるネーミングは何かないのか?という問い。
※助ける、支える、手伝うなどいろんな考え方が…。新出先生は手伝うが最も相応しいのではないかとお話しされました。なかなか適当なネーミングは見当たらず。

次回は9~10月頃に予定しています。
決して人数は多くなかった(写真:会場の様子)ですが、その分濃密な話し合いができ、とても充実した時間を過ごすことができました。