虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

はんこの自販機

2014-07-14 08:33:42 | ビジネス
先日、近所のホームセンターで買い物してたら、写真の自販機を見かけました。
はんこまで自販機で買えるのかぁと思いました。
同時に、はんこ屋さんも大変だなぁって。

このはんこの自販機は「世界初の印鑑自販機」(当たり前か)その名は『セルフはんこBOX』。

利用は簡単。
①画面上から印鑑の種類(実印・銀行印・認印)を選択。
②彫刻する名前を入力する(最大8文字まで)。
 この際は漢字・平仮名・カタカナ・英語で入力するのだが、旧字体も可能とのこと。
③印影(現在は3種類の字体)を選び、印面が出たら文字ごとの上下左右高さ低さ太さ等を好みに調整する。
④20種類の中から印材を選んで、機械にセット。
⑤彫刻が行われる。
⑥印鑑は完成となる。
 この間、約5~10分。かなりのスピードだ。

「はんこの自動販売機」ってアイディアが斬新だと思いますね。
この自販機を作った会社は、ファストフードのようにお客さんを待たせないスピード感で、差別化をしようと考えたとか。
そこで『はんこ業界で一番早く実印を作りたい!』と思い、考えついたのが自販機だという。
そして、その場で持ち帰ることが出来るのも簡便でいい。

この自販機は、他にも工夫を凝らしている。
「はんこ(印鑑)の性質上、同じものが絶対に出来ないようにしなければなりません。そこで、ユーザーが細かく調整や文字選びが出来るようにした点に苦労した」という。
文字の大きさや位置などを自由に変えられるようにし、それを長所にした。
これらを成し遂げるために、開発には3年の月日を要したという。

ちなみに、印鑑1本作るのに必要な料金は500~5000円。
印鑑の素材(印材)に合わせ、価格は変動していくようだ。

この自販機のメリットは、珍しい苗字はもちろん、よくある苗字の人もフルネームで「自分だけのはんこ」を作れるということだ。
今後も、ホームセンターやコンビニ、スーパーマーケットなどに設置を拡大していく予定だという。