本来であれば、昨日急逝されたノムさん(野村克也氏)の話題にしたいのだが、テレビをはじめ、いろんなメディアが取り上げるでしょうから、別の日に書きたいと思います。
なので、全く違う話題を。
まずは北海道新聞の記事より。
道内で除雪を担う人材の高齢化が進む。
道道の除雪を請け負うオペレーター(運転手)は約半数が50歳以上で、30歳以下は1割に満たない。
道路の除雪には障害物を避けるなどの技術が必要で、人材の育成に時間がかかる。
道や国などは、衛星利用測位システム(GPS)などを活用し、経験の少ない人でも作業を担える技術の開発を急ぐ。
大雪に見舞われた6日の札幌市内。
市から道路の除雪を受託する業者の一つ、北陽工業はロータリー車やタイヤショベルなどを同日夜から7日未明までフル稼働させた。
作業員6人のうち2人が60~70代。現場責任者の木下聖さん(52)は「60代以上に頼らざるを得ない。若い人が入らなければ、今後、同じ作業をするのは難しくなる」と話す。
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道によると、2018年度に道道の除雪を請け負ったオペレーター(札幌市を除く)は3730人。
このうち51歳以上が52%を占め、30歳以下は7%だった。
札幌市の調査では17年度のオペレーター2056人のうち50代以上は46%、29歳以下は7%だった。
冬期間に除雪を請け負う建設業者は、技術継承に悩む。
建設業只石組(旭川市)社長で上川管内国道維持除雪協議会会長の飯野雅司さん(60)は「新人は駐車場で練習したり、先輩の隣で助手を務めたり、公道で作業できるまで5~10年かかる。その前に辞める人も多く、慢性的に人手不足だ」と言う。
現場に出ても消火栓などの障害物の位置や、除雪する道路の順序など、地域によって事情が異なり、スムーズな除雪には経験が必要となる。札幌市豊平区西地区除雪センターの岩見宏センター長(51)は「ベテランが若手にマンツーマンで教えたいが人手不足でその時間がない」と語る。<了>
折からの人手不足に加え、地方における現役世代の流出が止まらなくなっているのも背景にはあると思う。
また現代の若者たちは、汗をかきながら働くのはあまり好まない傾向がある。
だったら、外国人でも何でもやる気のある人なら、積極的に育てる必要に迫られるだろう。
このままでは成り手がいなくなり、社会生活に影響を及ぼす可能性がある。
だからといって、GPSやAIなどの先端技術で、ここ直近でどうにかなる問題でもないはずだ。
また業者側からすれば、そんなにオイシイビジネスではないんだとか?
オイシイビジネスってどこにあるのか?って話はともかく…。
無責任を承知で言わせてもらうと、除雪作業が稼げる仕事であるならば、労働条件が厳しくても、人は集まってくる。
たとえば、冬季(4~5か月)の除雪作業(昼夜問わず)で、500~600万円稼げるなら、結構優秀な人材が集まりそうな気がする。
あとの半年くらいは、ボチボチやっていれば、どうにか生活はできる。
その点で、採算性は高くないようです。
何しろ、春になればなくなる雪が相手ですからね。何とももどかしいジレンマ。
話を寄り道させると…
首都圏では、多くの外国人が働く場所として、大挙押し寄せ、日々懸命に働いている。
事実、大規模な物流倉庫(ロジスティクスセンター=続々と建設中!)などでは多くの外国人が業務に従事し、中にはリーダーとして現場を仕切っている人も増えてきています。
偶然、彼らに話しを聞く機会があったのだが「たくさん働いて、美味しいご飯を食べ、故郷にも毎月お金を送れる。日本に来て、働く楽しさやうれしさを知りました。また友達もたくさんできたし、休みの日に遊ぶところもたくさんある。だから東京(首都圏)は最高!」という。
余談ながら、日本語能力を問う検定試験には、ものすごい数の外国人が受験するようになり、主催者側は会場の確保も大変なんだとか。
話を本題に戻すが、要は働きに見合った報酬(収入)が得られるか否かじゃないだろうか?
最も分かりやすい魅力の訴求は、そこ(カネ)だと思う。
GPSやAIなどを積極的に導入しても、そのコストを償却するのにどれだけかかるのか?
もしかしたら、気が遠くなる話(永遠に無理?)になるのではないか?
危機感を感じている人たちが率先して考え、実行に移さなきゃ、手遅れになるんじゃないかなぁ?
首都圏では、民間(企業や団体、組織など)が主体となって、いろんな仕掛けをしてますよ!
やはり人なんですよね?中央(東京)と地方の違いはそこにあると実感しています。
このことは、またの機会にしようと思いますね。
なので、全く違う話題を。
まずは北海道新聞の記事より。
道内で除雪を担う人材の高齢化が進む。
道道の除雪を請け負うオペレーター(運転手)は約半数が50歳以上で、30歳以下は1割に満たない。
道路の除雪には障害物を避けるなどの技術が必要で、人材の育成に時間がかかる。
道や国などは、衛星利用測位システム(GPS)などを活用し、経験の少ない人でも作業を担える技術の開発を急ぐ。
大雪に見舞われた6日の札幌市内。
市から道路の除雪を受託する業者の一つ、北陽工業はロータリー車やタイヤショベルなどを同日夜から7日未明までフル稼働させた。
作業員6人のうち2人が60~70代。現場責任者の木下聖さん(52)は「60代以上に頼らざるを得ない。若い人が入らなければ、今後、同じ作業をするのは難しくなる」と話す。
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道によると、2018年度に道道の除雪を請け負ったオペレーター(札幌市を除く)は3730人。
このうち51歳以上が52%を占め、30歳以下は7%だった。
札幌市の調査では17年度のオペレーター2056人のうち50代以上は46%、29歳以下は7%だった。
冬期間に除雪を請け負う建設業者は、技術継承に悩む。
建設業只石組(旭川市)社長で上川管内国道維持除雪協議会会長の飯野雅司さん(60)は「新人は駐車場で練習したり、先輩の隣で助手を務めたり、公道で作業できるまで5~10年かかる。その前に辞める人も多く、慢性的に人手不足だ」と言う。
現場に出ても消火栓などの障害物の位置や、除雪する道路の順序など、地域によって事情が異なり、スムーズな除雪には経験が必要となる。札幌市豊平区西地区除雪センターの岩見宏センター長(51)は「ベテランが若手にマンツーマンで教えたいが人手不足でその時間がない」と語る。<了>
折からの人手不足に加え、地方における現役世代の流出が止まらなくなっているのも背景にはあると思う。
また現代の若者たちは、汗をかきながら働くのはあまり好まない傾向がある。
だったら、外国人でも何でもやる気のある人なら、積極的に育てる必要に迫られるだろう。
このままでは成り手がいなくなり、社会生活に影響を及ぼす可能性がある。
だからといって、GPSやAIなどの先端技術で、ここ直近でどうにかなる問題でもないはずだ。
また業者側からすれば、そんなにオイシイビジネスではないんだとか?
オイシイビジネスってどこにあるのか?って話はともかく…。
無責任を承知で言わせてもらうと、除雪作業が稼げる仕事であるならば、労働条件が厳しくても、人は集まってくる。
たとえば、冬季(4~5か月)の除雪作業(昼夜問わず)で、500~600万円稼げるなら、結構優秀な人材が集まりそうな気がする。
あとの半年くらいは、ボチボチやっていれば、どうにか生活はできる。
その点で、採算性は高くないようです。
何しろ、春になればなくなる雪が相手ですからね。何とももどかしいジレンマ。
話を寄り道させると…
首都圏では、多くの外国人が働く場所として、大挙押し寄せ、日々懸命に働いている。
事実、大規模な物流倉庫(ロジスティクスセンター=続々と建設中!)などでは多くの外国人が業務に従事し、中にはリーダーとして現場を仕切っている人も増えてきています。
偶然、彼らに話しを聞く機会があったのだが「たくさん働いて、美味しいご飯を食べ、故郷にも毎月お金を送れる。日本に来て、働く楽しさやうれしさを知りました。また友達もたくさんできたし、休みの日に遊ぶところもたくさんある。だから東京(首都圏)は最高!」という。
余談ながら、日本語能力を問う検定試験には、ものすごい数の外国人が受験するようになり、主催者側は会場の確保も大変なんだとか。
話を本題に戻すが、要は働きに見合った報酬(収入)が得られるか否かじゃないだろうか?
最も分かりやすい魅力の訴求は、そこ(カネ)だと思う。
GPSやAIなどを積極的に導入しても、そのコストを償却するのにどれだけかかるのか?
もしかしたら、気が遠くなる話(永遠に無理?)になるのではないか?
危機感を感じている人たちが率先して考え、実行に移さなきゃ、手遅れになるんじゃないかなぁ?
首都圏では、民間(企業や団体、組織など)が主体となって、いろんな仕掛けをしてますよ!
やはり人なんですよね?中央(東京)と地方の違いはそこにあると実感しています。
このことは、またの機会にしようと思いますね。