先日、東洋経済オンラインに、下記のような記事が掲載されていた。
「20代独身の若者たちが東京に集まり続ける理由」https://toyokeizai.net/articles/-/362149
この記事の是非について、ここで語るつもりはない。
自分自身とオーバーラップさせて考えて(振り返って)みた。
札幌の某大学を卒業後、就職したある会社の人事(配属)で、人生初の東京で(社会人)生活をスタートさせた。
今から27年前のことです。
とはいえ、福利厚生で埼玉県内に独身寮があったから、そこで暮らし、平日は都内の勤務先に通う日々でした。
その後、その会社を一身上の都合で退社し、生まれ故郷の札幌へ戻ります。
いくつかの職を転々としながら、それぞれのフィールドでいろんな経験をさせてもらいました。
結果的ではあるが、その経験が活かされ、その後の指針に大きな役割を果たしていくことに。
30代半ばで自営の道へ進み、試行錯誤の連続と(綱渡り的な)試練の連続に悪戦苦闘しながら、どうにか生活をしていた。
そんなこんなで、自営生活が10年になる頃、半ば偶然に首都圏の仕事にも携わるようになり、それまで以上に充実した生活(仕事に対する意欲など)をしている実感がありました。
年齢も40代半ばに差し掛かり、将来(とくに晩年や老後)を考えると「このままでいいのか?」と幾分の不安を持っていたのも事実。
また首都圏での仕事を通じて、仕事に対するやりがいを強く感じていたし、ビジネスパートナー達から「こっち(首都圏、東京)へ来たら?」と促されて(唆されて)もいた。
年々、東京へ出張する機会も増え、その度に心身が充実していたのもあって「こっちに来ようかなぁ…」と日増しに気持ちが傾いていった。
やはり自営業者は仕事が安定しないと、どうにもならない。
そして、先ほど紹介した記事ではないが、多くの人たちとの出会い、またそこで生まれるチャンスの大きさが、北海道(札幌)とは明らかに違うこと(あくまでも自分の場合ですが…)に心を惹かれる。
もちろん、若いころに東京生活をして、良い印象を持っていたのも背景にはあるだろう。
また札幌での現状に幾分の不満もあり、先行きも見えていた。
正直、つまらなかったのだ。
ある時期、再度の東京(首都圏)進出を決心する。
「何かを変えなきゃ」と思ったのだ。
約1年、綿密に準備をして、2017年の8月終わりにやってきた。
東京都内で暮らすにはコストも嵩むため、千葉県内に居を構え、案件(仕事)次第では都内へ行きながら、基本的には居を構えている千葉県(主に東葛地区)での仕事で生計を立てています。
その間、新たなルートづくりや人間関係を構築し、それを活かしながら、拡大させながら仕事(生活)する日々です。
とはいっても、札幌の仕事がなくなったわけではなく、ほどほどのバランスを取りながら(ある意味、都合が良いのだけど…)。
そのような生活も、来月末で3年を迎え、圧倒的に首都圏の仕事が多くなりました。
そのため、札幌へ出向く機会も年々減ってしまい、今年はコロナの影響もあり、2月下旬と7月初旬の2回のみ。
今後は9月上旬の予定ですが、コロナの状況次第ではどうなるのか?
札幌に置いたままの住民票も、そろそろ千葉県へ移そうかと考えています。
よく「東京一極集中」の問題点など報道されたりしますが、地方では得られないものが東京(首都圏)にはあると思います。
もちろん各人の価値感もあるので、地方の方が良い(適している)という方も居られるでしょう。
ただ、多くの人が東京(首都圏)に集まるのには、現代社会における優先度の高いものが「ここ」にはあるということでもあるのです。
今回のコロナ禍、また大きな災害(大地震等)の危険性も叫ばれていますが、それでも離れられない魅力があると、私は感じています。
逆説的に言えば、地方(私の場合、北海道・札幌)で、それに勝るものを見つけられなかった。
もっといえば、北海道に適したビジネスモデルやスタンスを構築できなかったのです。そして、つまらなかった。
まだ両親も健在ですから、今のところは良いのですが、何の因果か長男として生を受けたものですから、先々のことも考えねばなりません。
そう遠くない将来を見据えると、「どんなバランスを取っていくのがベターなのか?」思案する日々が続きそうです。
現段階では、ある程度の基盤をこちらで築いて、「こちらに呼び寄せようかなぁ」って思ったりしています。
いずれにしても、地方は必死に頑張らなくては、ずぶずぶと埋没していくでしょう。
人口減少が著しい現代において、税収が見込めなければインフラも脆弱化していきます。
ビジネスでは「人・物・金・情報」と言われますが、それが儘ならない土地は残念ながら落ちぶれていきます。
ある意味、自然の摂理に近い現象ともいえます。
(上記の記事ではないですが)若者だけじゃなく、誰もが都市社会で生活するのが最善な局面に入っているんだと思います。
誰が言ったか、記憶が確かではないですが「21世紀は都市の時代」と唱えた方が居りました。
全くその通りだと思います。
日本においては、首都圏(東京)はその最たる場所です。
なので、この記事のような現象が幅広い世代にわたって伝搬していくだろうと予測します。
コロナの影響やその他の要因で、一過性の動き(人口現象、人口増の鈍化)があるかもしれませんが、根本的には変わらないでしょう。
何より暮らしやすい場所ですし、便利なことは何物にも代えがたいですから。
そして、仕事がたくさんあり、そのボリュームやスピードも満足できるレベル。
叶わないかもしれないけど、夢を追える環境(可能性)も各所に有している。
またOFFにも楽しめる場所も、あちこちにある。
何より多く人が暮らし、その営みが生み出すものが大きい。
それは自らの価値観や人生観に合致するのだから、離れられないよねぇ。
「20代独身の若者たちが東京に集まり続ける理由」https://toyokeizai.net/articles/-/362149
この記事の是非について、ここで語るつもりはない。
自分自身とオーバーラップさせて考えて(振り返って)みた。
札幌の某大学を卒業後、就職したある会社の人事(配属)で、人生初の東京で(社会人)生活をスタートさせた。
今から27年前のことです。
とはいえ、福利厚生で埼玉県内に独身寮があったから、そこで暮らし、平日は都内の勤務先に通う日々でした。
その後、その会社を一身上の都合で退社し、生まれ故郷の札幌へ戻ります。
いくつかの職を転々としながら、それぞれのフィールドでいろんな経験をさせてもらいました。
結果的ではあるが、その経験が活かされ、その後の指針に大きな役割を果たしていくことに。
30代半ばで自営の道へ進み、試行錯誤の連続と(綱渡り的な)試練の連続に悪戦苦闘しながら、どうにか生活をしていた。
そんなこんなで、自営生活が10年になる頃、半ば偶然に首都圏の仕事にも携わるようになり、それまで以上に充実した生活(仕事に対する意欲など)をしている実感がありました。
年齢も40代半ばに差し掛かり、将来(とくに晩年や老後)を考えると「このままでいいのか?」と幾分の不安を持っていたのも事実。
また首都圏での仕事を通じて、仕事に対するやりがいを強く感じていたし、ビジネスパートナー達から「こっち(首都圏、東京)へ来たら?」と促されて(唆されて)もいた。
年々、東京へ出張する機会も増え、その度に心身が充実していたのもあって「こっちに来ようかなぁ…」と日増しに気持ちが傾いていった。
やはり自営業者は仕事が安定しないと、どうにもならない。
そして、先ほど紹介した記事ではないが、多くの人たちとの出会い、またそこで生まれるチャンスの大きさが、北海道(札幌)とは明らかに違うこと(あくまでも自分の場合ですが…)に心を惹かれる。
もちろん、若いころに東京生活をして、良い印象を持っていたのも背景にはあるだろう。
また札幌での現状に幾分の不満もあり、先行きも見えていた。
正直、つまらなかったのだ。
ある時期、再度の東京(首都圏)進出を決心する。
「何かを変えなきゃ」と思ったのだ。
約1年、綿密に準備をして、2017年の8月終わりにやってきた。
東京都内で暮らすにはコストも嵩むため、千葉県内に居を構え、案件(仕事)次第では都内へ行きながら、基本的には居を構えている千葉県(主に東葛地区)での仕事で生計を立てています。
その間、新たなルートづくりや人間関係を構築し、それを活かしながら、拡大させながら仕事(生活)する日々です。
とはいっても、札幌の仕事がなくなったわけではなく、ほどほどのバランスを取りながら(ある意味、都合が良いのだけど…)。
そのような生活も、来月末で3年を迎え、圧倒的に首都圏の仕事が多くなりました。
そのため、札幌へ出向く機会も年々減ってしまい、今年はコロナの影響もあり、2月下旬と7月初旬の2回のみ。
今後は9月上旬の予定ですが、コロナの状況次第ではどうなるのか?
札幌に置いたままの住民票も、そろそろ千葉県へ移そうかと考えています。
よく「東京一極集中」の問題点など報道されたりしますが、地方では得られないものが東京(首都圏)にはあると思います。
もちろん各人の価値感もあるので、地方の方が良い(適している)という方も居られるでしょう。
ただ、多くの人が東京(首都圏)に集まるのには、現代社会における優先度の高いものが「ここ」にはあるということでもあるのです。
今回のコロナ禍、また大きな災害(大地震等)の危険性も叫ばれていますが、それでも離れられない魅力があると、私は感じています。
逆説的に言えば、地方(私の場合、北海道・札幌)で、それに勝るものを見つけられなかった。
もっといえば、北海道に適したビジネスモデルやスタンスを構築できなかったのです。そして、つまらなかった。
まだ両親も健在ですから、今のところは良いのですが、何の因果か長男として生を受けたものですから、先々のことも考えねばなりません。
そう遠くない将来を見据えると、「どんなバランスを取っていくのがベターなのか?」思案する日々が続きそうです。
現段階では、ある程度の基盤をこちらで築いて、「こちらに呼び寄せようかなぁ」って思ったりしています。
いずれにしても、地方は必死に頑張らなくては、ずぶずぶと埋没していくでしょう。
人口減少が著しい現代において、税収が見込めなければインフラも脆弱化していきます。
ビジネスでは「人・物・金・情報」と言われますが、それが儘ならない土地は残念ながら落ちぶれていきます。
ある意味、自然の摂理に近い現象ともいえます。
(上記の記事ではないですが)若者だけじゃなく、誰もが都市社会で生活するのが最善な局面に入っているんだと思います。
誰が言ったか、記憶が確かではないですが「21世紀は都市の時代」と唱えた方が居りました。
全くその通りだと思います。
日本においては、首都圏(東京)はその最たる場所です。
なので、この記事のような現象が幅広い世代にわたって伝搬していくだろうと予測します。
コロナの影響やその他の要因で、一過性の動き(人口現象、人口増の鈍化)があるかもしれませんが、根本的には変わらないでしょう。
何より暮らしやすい場所ですし、便利なことは何物にも代えがたいですから。
そして、仕事がたくさんあり、そのボリュームやスピードも満足できるレベル。
叶わないかもしれないけど、夢を追える環境(可能性)も各所に有している。
またOFFにも楽しめる場所も、あちこちにある。
何より多く人が暮らし、その営みが生み出すものが大きい。
それは自らの価値観や人生観に合致するのだから、離れられないよねぇ。